遊びをせんとや

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こんな人がいた~『俳人・金子兜太その13 兜太語録ほか』

2024年01月10日 | 読書

兜太が写真の言葉を揮毫したのは2015(H27)年 安保関連法案改悪の時
「漢字を使うのが勿体ない」とカタカナで書いた
講演会でも「国会に乗り込みアベを殴って・・・」と聴衆の笑いを誘った
再び戦争を出来る国に・・・そういうアベ政治を心底許せなかったようだ

アベ政治の言葉で思い出した本が ビアス著「悪魔の辞典」
ピアスは米国のジャーナリスト その彼によれば「政治」とは
"主義主張の争いという美名の陰に正体を隠している利害関係の衝突
私の利益のために国事を運営すること"

"アベ政治を許さない"でネット検索してみた
読んで愕然 兜太ならきっと書くだろうな・・・"アホ記事を許さない"

七五調の俳人だけあって 兜太の言葉は短くても直截に心に響く
”幸・不幸とは便宜的な概念 だから幸・不幸にとらわれて悩むことはない”
"素朴な 本能的な 原始的な感覚を研ぎ澄まさないとダメ
倫理とか道徳とか人生観とか全部ナンセンス 信用できない 縛られるな"

"死者はほかの所 別の姿で生きている それを私は「他界説」と名付けた"
"いつ死んでもいい ただ嘘っぱちは言いたくない 本音を並べていたい"
"人類は戦争をやめられない でもやめさせるという意志は捨てられない"

”テレビの政治問題は些細な話ばかり 人間もっと伸び伸びと出来なものか”
"「ありのまま」がいい 「九十歳 どうお考えで?」 放ってけっということ"
兜太は辞世の句を遺さなかった 戦後の川柳作家の辞世の句を褒めている
「おれのひつぎはおれがくぎうつ」

兜太は終の棲家として熊谷の地を定めた
その中の一句 「荻野吟子の 生命(いのち)とありぬ 冬の利根」 
荻野吟子は日本初の女性医師1851(嘉永4)ー1913(T02) 同上PDF参照

 今日はここまで それでは明日またお会いしましょう
[Rosey]

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