Blogアトリエ陶夢 <夢宇窯>

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陶芸用具づくり その2(茶こしポンス)

2020年05月08日 | アトリエ陶夢
急須用の茶こしポンスづくり



 急須作りで必要なものは、茶葉の排出を止める茶こしの穴あけ。
ここで必要なものは、穴あけ道具、ポンスです。
この原型は、北海道の陶芸家、橋本忍さんの制作です。
ユーチューブで紹介していたものを、参考に少し改良?
このポンスの特徴は、ポンスに詰まった粘土を押し出す仕組みです。
ボールペンを押し出す仕組みの応用です。
 では、順を追って紹介します。

 

 左から、材料、二本の太さの違う3mm(ポンス役)と2mmの(ピストン役)のパイプ(ステンレスor 真鍮など)
 使用したものは、外径3.1×内径2.5  と外径2.1×内径1.5  
 出来上がりまでの4過程です。
 
まずは、所定の長さにパイプカット。



パイプカッターでポンスの長さ、60mmとピストン側90mmにカット。バイス(万力)があれば固定されて作業しやすい。



不要ボールペンの中に使用しているスプリングを取り出し、ポンス側とスプリングのハンダ付け
同様に、ピストン側とスプリングをハンダ付けする。
注意点は、ピストン側とポンス側の押し出しのバランスと位置止めです。

 

3過程目が終了です。
後は、にぎり部分の補修と押し出し部分の補強です。
ボールペンのにぎり材などを利用、パテを詰めて固定。



完成です。

 


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