治る力、癒しの旅

自発的治癒の探求、考察、実践でホリスティックな健康を!
~私が感銘・共感できる代替医療の備忘録~

側頭葉てんかんと熱性けいれんの関連

2012-09-27 15:53:00 | ■現代医学(最新研究など)

■2012年7月17日 日経

 薬で発作を抑えにくい難治性てんかんの多くを占める「側頭葉てんかん」は、子供のころに風邪やインフルエンザの発熱で起こるけいれん(熱性けいれん)によって脳に興奮しやすい神経回路が形成されるのが原因だとする研究結果を、東京大のチームが15日付の米医学誌ネイチャーメディシン電子版に発表した。

 これまで、側頭葉てんかんと熱性けいれんの関連は指摘されてきたが、因果関係や仕組みははっきり分かっていなかった。チームは新たなてんかん予防法につながる可能性があるとしている。
 
 
 チームはネズミの仲間のラットの脳の一部で、海馬と呼ばれる部位を切り取って観察。脳の神経細胞はできた場所から成長に伴って移動するが、生後約10日に熱性けいれんを発症させたラットでは、成長過程の未熟な神経細胞が、できた場所の近くにとどまってしまうことを発見した。こうして残った細胞が興奮しやすい異常な神経回路を作り、てんかん発作を起こしやすくしていた。

 さらに、未熟な神経細胞が興奮しなくなる薬と投与すると、てんかん発作を予防できる事をラットの実験で確かめた。

 チームの池谷裕准教授によると、乳幼児の熱性けいれんの治療で使われる薬の中には未熟な神経細胞を興奮させる可能性があるものがある。池谷准教授は「未熟な神経細胞が興奮すると、本来とは別の場所に細胞がとどまる原因になり、将来のてんかんの危険性が高まる恐れがある」と指摘している。

*側頭葉てんかん:成人に発症することが多い


☆ポイント

・脳の神経細胞はできた場所から成長に伴って移動する

・熱性けいれんを発症させたラットでは、成長過程の未熟な神経細胞ができた場所近くにとどまってしまう

・とどまってしまった未熟な細胞が興奮しやすい異常な神経回路を作りてんかん発作を起こしやすくしていた

・乳幼児の熱性けいれんの治療で使われる薬の中には未熟な神経細胞を興奮させる可能性があるものがある

・未熟な神経細胞が興奮すると本来とは別の場所に細胞がとどまる原因になり、将来のてんかんの危険性が高まる

・未熟な神経細胞が興奮しなくなる薬を投与すると、てんかん発作を予防できる


☆メモ

熱性けいれんによっててんかん発作の回路が作られるわけですが、難治性てんかんになるかどうかは、乳幼児の熱性けいれんの治療薬の使用の有無が一つの原因だという事なんですね。その薬が何なのかはわかりませんが、乳幼児に熱性けいれんの薬を使用する時には、副作用をしっかり確認する必要がありますね。

 


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鉄分過剰と健康の関係

2012-09-27 14:26:28 | ■ガンについて

■2012年8月4日 日経

 アスベスト(石綿)によって中皮腫を発症する過程で、体内で鉄が過剰な状態になっていることを名古屋大大学院医学系研究科の豊国伸哉教授(生体反応病理学)らの研究チームがラットを使った実験で発見、4日に英病理学会誌電子版に発表した。

 中皮腫の治療法は確立されておらず、早期発見でなければ治療は難しいというが、豊国教授は「将来的には、鉄を何らかの方法で取り除く事で、予防法の開発が期待できる」と話している。

 鉄は成人1人の体内に4グラムほどあり、うち60%は赤血球で酸素を運ぶ役割があるタンパク質「へモグロビン」の構成成分だが、量が過剰になるとがん細胞や細菌などを攻撃する「活性酸素」を発生する化学反応の触媒になるという。




☆メモ

上記の記事の後、8月30日の時事通信に「がんの要因は過剰鉄分か」という見出しで、同じく豊国伸哉教授の研究の記事が掲載されています。

やはり鉄分過剰と重い病気には深い関係がありそうです。

当ブログで以前取り上げましたので、ご興味のある方は読んでみてください。

 

 

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