フィンランドいろいろオーロラ

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皇帝とディナー

2009年10月05日 | Weblog
トゥルク城内国王の広間にて開かれたディナーパーティーで食事を楽しんできた。このディナーパーティーは、フィンランドがスウェーデン王国から、ロシア帝国へ併合されて今年で200年目にあたる年であり、当時のロシア皇帝(アレクサンドル1世)とスウェーデン王太子。カール14世ヨハン(後にスウェーデン王・ノルウェー王になる)との晩餐会を再現したディナーパーティー。
       
食事の前にいろいろ儀式があり、ロシア皇帝のスピーチ、カールヨハン太子のスピーチ後皆でシャンペングラスを持ち、スコール(乾杯)して食事。
このディナーパーティー19時から始まり終わったのが23時20分。4時間半かかった。食事は7コース。もちろん食事の合間にフランス語。スウェーデン語。フィンランド語での説明とか儀式が行われ、フランス語でのシャンソン、ロシア語のオペラ、スウェーデン語でのコーラスなどを聞きながら食事が進められて行くので、4時間以上かかった食事も飽きる事はなく楽しく食事が出来た。
       
始めは、いろいろ行われる儀式を笑って見ていたが、食事が進むにつれだんだん彼らの演技を笑えなくなり、自分がまるで19世紀初頭のトゥルク城の中に居るような錯覚にとらわれ、食事は最高!今までフィンランドで食べた食事の中では一番美味しかった。残念なのは車で行ったので酒を飲めなかったが、最初のグラスシャンペンは飲む事が出来たのでよしとする。

この食事会フランス語が使われるが、これはスウェーデンのカール14世ヨハン王太子はフランス人であり、ナポレオンの下にいた元帥(名はベルナドッテ)後に国王になる。

このカールヨハン、ナポレオンに伝えた言葉は・・・
スウェーデン王太子となって将来国王となる以上、自分はスウェーデンの為に
戦う。政治においては友情(友愛)も憎悪も存在しません。そこには運命の神が
命じた祖国に対する義務しか存在しません。と言ってナポレオンと戦ったカールヨハン。

今の日本の政治家で祖国(国)の為に と言う言葉を使う政治家はいるのだろうか?
祖国民の為にでは無く、他国民の為の政治を行う としか思えないような政治家が
多い日本の政治家とは大違い。。。

そう~そう~このトゥルク城でのディナーパーティーは、まだやってます。




コメント
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