双極性障害と歩む

主婦として、母として、の毎日を、つづっています。

どんぐり。

2022-12-09 09:20:18 | 双極性障害とともに。

私の暮らす市では

公園管理事務所で手続きをすると、

通帳を作ってもらえる。


なにの??

「どんぐり貯金」の通帳。


この通帳、

おもちゃではなくてね。

金融機関の

< ほんまもん > のような通帳。


どんぐりを集めて、

この通帳と一緒に

管理事務所に

< 預ける >

なら、

窓口の方が、

確認下さり、

記帳下さる。


私も

お友だち母子たちと、

手続きに行った。

< 名義 >は、

子どもたち。


このどんぐりは

大切に発芽させて、

植樹に使われるとのこと。


どんぐりの季節になると、

お友だちと

拾いに行った。


毎年に、ではなくて

一年おきにどんぐりがなる、

そんな木があることを

図鑑で調べたりもした。


袋を手に、

お友だち母子たちと

拾った。


娘と二人でも拾った。


実家に帰った間は

父が

それはそれは嬉しそうに拾っては

娘のもつ袋に入れて歩いた。

こんな姿の父を

初めて見た。

嬉しく見た。


子どもたち、

あっと言う間に、

1000個は軽く超えたどんぐりを

通帳を持ち届けに行った。  


娘は、

数年かけて、

3000円ちゃう(笑)

3000個を越した。


ワンコとの散歩道。

たくさんのどんぐりが落ちている。

そんなどんぐりを見ながら、

「あの通帳は

どこに行ったんかな?」

そんなことを思っている私。


そして、

あの嬉しい父の姿を思い出す。


娘は

大切な家族の時間を

与えてくれながら

育った。