オプラ・ウィンフリー とのインタビューを始め、様々な場所で英国王室やロイヤルファミリーとのエピソードを語ってきたヘンリー王子 とメーガン妃 。王室が人種差別やいじめ、メンタルヘルス の軽視など様々な問題を抱えていると指摘してきたが王室側がこれを面白く思っていないのは明らか。王子と妃が王室を離脱してからロイヤルファミリーとの関係は悪化の一途を辿っている。また王子は今年7月、回顧録を来年出版すると発表。この本は王室内での経験を赤裸々に綴った事実上の暴露本になると見られている。エリザベス女王 が在位70周年を迎える祝いの年にそのような本を出すことに王室スタッフの中からは批判の声が上がっている。
そんな中、新聞「サン」が驚きの証言を入手した。王室関係者によると王子と妃は6月初めに生まれた第2子リリベットをエリザベス女王に会わせたいと申し出た。女王とリリベットはまだ直接対面したことがない。関係者曰く「王子と妃側から連絡してきた。王室では多くの人がその厚かましさにショックを受けている。2人はおそらく本心から女王に会いたいと思っているのだろう。しかしこの1年、2人が女王に対してしてきたことを考えれば驚きだ」。女王のスタッフはまだ返答していないという。またクリスマスには女王の私邸サンドリンガムハウスにロイヤルファミリーが集まるのが恒例だが、関係者によると「招待状を王子と妃に出すのかどうかという問題もすでに話し合われていた」。
ちなみに関係者によると王子と妃はリリベットの洗礼式もウィンザー城の礼拝堂で行いたいと思っているという。関係者曰く「女王はヘンリー王子を今もとてもかわいがっている。またリリベットやアーチーとも会いたいと思っているだろう」。女王が王子の希望を受け入れるのか、続報に注目したい。
24年前、パリでの自動車事故で亡くなったダイアナ妃の命日である8月31日、ヘンリー王子 夫妻について書かれた暴露本「Finding Freedom」の改訂版が発売された。初版は昨年の8月11日に発売されたもので、しばしば夫妻を擁護 しているメーガン妃 の友人、オミッド・スコビーが共同執筆を務めている。 【写真を見る】昨年発売、メーガン妃の友人が共同執筆を務めた暴露本「Finding Freedom」…ダイアナ妃の命日に改訂版がリリース この暴露本は、夫妻からのインタビューではなく、近しい友人など周囲の人からの聞き取りによるものであり、本人たちの承認は得ていないとされているが、納得がいかないことについてはすぐに訴訟に打って出る夫妻が、不都合な事実を書き立てられて納得するはずはない。また発売日も、注目を集めるダイアナ妃の命日に合わせていると考えられる。 「Independent」などによれば、王室離脱後について25ページ分が追加されたニューバージョンには、昨年の初版本から1年間に起きた出来事が綴られており、カリフォルニアでの新生活、オプラ・ウィンフリー のインタビュー、メーガン 妃の流産、フィリップ王配の葬儀に関する英王室との確執などが付け加えられているという。その概要は下記の通り。 1.メーガン妃は、「ウィンフリーのインタビューを受けた結果カタルシスを感じた。痛みを共有することで解放された」と言っていた。 2.ウィンフリーのインタビューを受けてエリザベス女王側が発表した声明にあった「記憶が異なる部分があるにしても、深刻に捉え、家族内で対処します」という内容について、「記憶が異なる部分があるにしても」という文章に納得していないが、完全に責任を取らないやり方に驚きはない。 3.昨年7月、メーガン妃が流産したタイミングで夫妻が病院からでてくるところをパパラッチされた件について、「Daily Mail」は当時その事実を知らずに、「エコを訴える夫妻が乗っていた車は、エコとは真逆のキャデラック エスカレードだった」と報じたが、深い悲しみのなかにいる人間をパパラッチしたことに対して激怒している、といったもの。 ほかには、王室離脱で軍人としての名誉称号を返上されたヘンリー王子が、英国で行われたリメンバランス・デイのために用意した赤いヒナゲシのリースを献花されず落胆したといったもの。 ウィンフリーによるインタビュー内容の信頼性を失わせるため、またメーガン妃を貶めるために、ある特定のメンバーがインタビューの5日前に、ケンジントン宮殿で仕えた側近から、メーガン妃によるいじめの内部告発があったことを、意図的にメディアで報じさせた。これによって、メーガン妃は英王室を離脱したことが正しかったと確信したことや、フィリップ王配の葬儀には出席するつもりだったが(最終的には第2子の出産が近いことからドクターストップがかかった)、一部の王室メンバーが、葬儀を見世物にしないためメーガン妃の欠席を望んでいた、といったものまで情報が追加されている。 また、7月1日の故ダイアナ妃の銅像の除幕式では、ウィリアム王子とヘンリー王子はこのイベントを成功させることに集中しており、ほかの人々への配慮やダイアナ妃の人生に想いをはせていただけだった。フィリップ王配の葬儀で、ヘンリー王子とほかの英王室メンバーとの確執が伝えられたが、葬儀に出席したことで、双方の関係に進展があったことは間違いないといった主張をしており、友人らの証言を通じて、英王室との確執についても印象を和らげたい狙いがあるようだ。 文/JUNKO
8月上旬には、イングランド南西コーンウォールのシリー諸島を訪れていたウィリアム王子一家だが、夏休み最後の3連休に、例年通りスコットランドのバルモラル城を訪問したようだ。 エリザベス女王は、夏休みに毎年バルモラル城で過ごすことが恒例になっており、毎年一族が訪れるものの、昨年はコロナ禍とあって訪問はなし。8月からフィリップ王配と2人で夏休みを過ごしていた。今年は4月にフィリップ王配が亡くなったことで、1人で過ごす初めての夏となった。
4月に亡くなったフィリップ王配画像はThe Royal Family(@theroyalfamily)公式Instagramのスクリーンショット
王室専門家のケイティ・ニコールによれば、「学校が始まる前の最後のバンクホリデーの3連休(8月28日から30日)に、ウィリアム王子一家はバルモラル城を訪問しました。4月にフィリップ王配が亡くなってから子どもたち3人がエリザベス女王と一緒に過ごしたのは初めてなので、特別な時間になったようです。一家は、ウォーキングにサイクリング、女王と子どもたちは、かねてから約束していた乗馬などを楽しんだようです」と「Vanity Fair」などに語っている。 別の関係者の話によれば、「この週末は、エリザベス女王の孫やひ孫が集まるのが恒例で、女王はひ孫のベッドの上にプレゼントを用意しておくのだそうで、コロナ禍でフィリップ王配亡きあと、女王は日常を取り戻しつつある」という。
【写真を見る】家族と夏休みを過ごしたエリザベス女王、ひ孫たちと乗馬を堪能!90歳を超えて馬を乗りこなす昨年の姿写真:SPLASH/アフロ
2019年にはウィリアム王子一家が、格安チケットを使い一般客に交じって飛行機に搭乗する様子などを捉えられ、話題を呼んだ。 翌日の31日のダイアナ妃の命日にはケンジントン宮殿の自宅に戻り、一家でしめやかに亡き母、祖母の死を悼んだとも伝えられている。 文/JUNKO