[2022年6月7日20時5分]
映画「エリザベス 女王陛下の微笑み」の公開イベントに出席したデーブ・スペクター(左)英国王室のジャーナリスト多賀幹子さん
即位70年を迎えた英国のエリザベス女王のドキュメンタリー映画「エリザベス 女王陛下の微笑み」(17日公開)の公開イベントが7日、都内で行われ、デーブ・スペクターと英国王室のジャーナリスト多賀幹子さんがトークショーを行った。
ユニオンジャック柄のジャケットに王冠をかぶって登場したデーブは「ここまでやらせて。芸人じゃないんだから。このジャケットはネットで買いました」としたものの、映画については「宣伝するのが楽しくなる作品です。大抵の映画は内容がわかりますが、この作品は見ないとわからない。編集センスがいいし、ドキュメンタリーに興味ある人も見て欲しい」。多賀さんは「女王は肩苦しくて、怖いイメージがあるかもしれませんが、おもしろくて、楽しくて、おちゃめな方。人間力があり、4人の母でもあり、ワーキングマザーのパイオニアです。そんな女王のファッションから長寿の秘訣(ひけつ)までわかる作品です」と話した。
2人は、先週末に行われた、女王の在位70年を記念する祝賀行事プラチナジュビリーについてもトークした。
多賀さんは女王について「英国そのもの。切っても切り離せない存在、団結の象徴です。スコットランドは独立したいのですが、女王がいるから、一緒の国でいたいと思っています」。デーブも「英国の象徴ですね。英国そのもの。王室反対の人もいますが、英国がまとまれるのは女王がいるからこそです」。
プラチナジュビリーでは、ウィリアム王子とヘンリー王子の仲直りが期待されたが、かなわなかったという。デーブは「(ヘンリー王子は)やっかいな人と結婚しましたね。王室離脱はいいとして、アメリカで悪口を言いすぎたし、やりすぎ。今回帰国しましたが、冷たくされ、ブーイングもされました」。さらに「娘のリリベットちゃんを女王に会わせたが、女王は写真を撮ることを禁止しました。王族もヘンリー王子と話すと、アメリカで何を話されるかわからないから、会話も少なかった。冷たくされたので、ヘンリー王子は最終日のパレードの前に帰国してしまいました」と暴露した。
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日刊スポーツ2022年06月08日11時00分
エリザベス女王(2021年8月撮影)
エリザベス英女王(96)が、ヘンリー王子とメーガン妃の長女でひ孫のリリベットちゃん(1)と初対面した際に2ショット写真を撮らせることを拒否したと英テレグラム紙が報じた。
2020年に英王室を離脱して米カリフォルニア州に移住した夫妻は、2日から4日間にわたって開催された即位70周年を祝う祝賀行事「プラチナジュビリー」に参加するため、離脱後初めて一家そろって帰国していた。
米国生まれのリリベットちゃんにとっては今回が初めての英国訪問で、2日に行われた式典「トゥルーピング・ザ・カラー」後にウィンザー城で女王と初対面したことが報じられていた。
報道によると、夫妻は女王との面会に写真家を同行することを希望していたというが、あくまでプライベートな面会であるため、これを認めなかったという。
一方で、夫妻が撮影した写真を米国のテレビで使用することを懸念したことが理由だとも伝えられており、女王の愛称にちなんで命名したリリベットちゃんとの初対面の様子が夫妻によって米メディアに流出することを快く思わなかった可能性がある。
バッキンガム宮殿は、この件に関してコメントはしていない。
リリベットちゃんは滞在中の4日に1歳の誕生日を迎え、夫妻の邸宅フロッグモア・コテージの裏庭で誕生日パーティーを開催したことが公表されている。
女王が出席する可能性も取りざたされていたが、実際に出席したかどうかは分かっていない。
1歳の誕生日を記念し、誕生日会に招待された夫妻の友人の写真家が撮影したリリベットちゃんの近影やメーガン妃に抱っこされる写真が公開され、「ヘンリー王子にそっくりだ」とネットで話題になっていた。
離脱後に米国のテレビインタビューで王室批判を繰り広げたことから王室内での夫妻への風当たりは強く、帰国中も周囲から冷たくあしらわれたことが伝えられており、沿道に集まった人々からブーイングを浴びる一幕もあった。
そのためか、夫妻は5日に行われた最終日のパレードを待たず早々に帰国の途に就いたことが明らかになっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)
よろず~ニュース2022年06月08日08時20分
エリザベス女王とチャールズ皇太子(左)
英国のエリザベス女王(96)が、在位70周年を祝う「プラチナ・ジュビリー」に深く感動したという。同祝典の最終日にバッキンガム宮殿のバルコニーに姿を見せた女王、運動能力の問題のため全てのイベントへの出席は叶わなかったものの、感謝の声明を発表している。
「皆さんの女王としての70年をどう迎えるかということについてのガイドブックはありません。初めてのことですから。しかし私のプラチナ・ジュビリーを祝おうとたくさんの人々が、外に繰り出してくれたことに恐縮な思いと同時に深く感動しています」
「それぞれのイベントに直接参加することはできませんでしたが、私の心は皆さんと共にあります。そして、私の能力を最大限に使い、家族に支えられながら、皆さんへ奉仕し続ける所存です」「ここ数日顕著となった優しさ、喜び、親和に励まされました。この一新された連帯感がこれから長い間続くことを願っています」「この幸せな祝賀でのお祝いの言葉、皆さんがしてくれた全ての事に心から感謝します」
息子であるチャールズ皇太子は5日にロンドンで開催されたイベント「ビッグ・ジュビリー・ランチ」にカミラ夫人と共に参加。「月曜日になったら、私たちはまた言い争いを始めるのでしょうか?私たちはそうならないようにしましょう」と呼び掛けていた。
(BANG Media International/よろず〜ニュース)
AERA dot.2022年06月08日08時00分
エリザベス女王を囲むロイヤルファミリー。プラチナ・ジュビリーの今年はいっそう注目が高まる/2018年7月10日、ロンドン(photo gettyimages)
エリザベス女王の即位70年に沸く英国で存在感を増すヘンリー王子夫妻。米政界入りを探ったり、英王室批判を繰り広げたりと、波瀾万丈な「メーガン劇場」が続いている。AERA 2022年6月13日号の記事を紹介する。
* * *
ヘンリー王子の妻、メーガン(40)さんの生い立ちに重なる部分もある、ネットフリックスで制作予定だったアニメーションシリーズ「パール」の制作中止に加えてメーガンさんを不快にしたのは、英王室作家ティナ・ブラウン氏の新刊『パレス白書:ウィンザー朝の内幕〜真実と混乱』(日本語版未発売)が明かした内容だった。本には王子夫妻が2018年にオーストラリアを訪問した際、メーガンさんが常に嫌悪感を抱いていたとの記述があった。「公務って的外れ」と言い放ち、シドニーのオペラハウスに集まった大勢の人たちに「いったい何が目的かしら。理解できない」と見下すかのようなコメントをしたという。
ネガティブな描写にイメージ悪化を懸念したメーガンさんは、スタッフに「戦わないといけない」ともちかけた。ダメージコントロールの最善策として、米国の有名司会者、オプラ・ウィンフリーさんのインタビュー第2弾を企画した。昨年3月に彼女の質問を受けた時、世界中から反響があった。王室内の人種差別をほのめかしたり、自殺を考えるほど苦しんだのに王室は何もしてくれなかったと打ち明けたりした。すでにウィンフリーさんに打診済みとされるが、返答に関する報道はまだない。
そんなメーガンさんが心弾む思いをしたのは、バイデン米大統領(79)の妹バレリー・バイデン・オーエンズさん(76)の発言だ。彼女が4月に出版した自伝に関するテレビ出演をした際、メーガンさんの政界進出を前向きに捉えた言葉が出た。
彼女はデラウェア州で高校教師をしていたが、バイデン氏が交通事故で妻と娘を失ったことで辞職、兄一家との同居を決めた。兄の2人の子どもを支え、選挙活動ではキャンペーンマネジャーを務めた。番組の中でオーエンズさんが「メーガンさんを民主党は歓迎します。きっとよい大統領候補になると思います」と言った。たとえ社交辞令だとしても、かねて大統領への夢を持つメーガンさんには心強いことだった。
■実父に白いバラもなし
メーガンさんはオバマ元米大統領の再選に貢献した女性を雇い、有給の育児休暇制度の創設を求めて議員たちにロビー活動をするなど、政界への道を絶えず探ってきた。王子と結婚後も米国籍を手放さなかったのは、将来の大統領選出馬を見据えての行動だったのかもしれない。
さらに王子一家は、ネットフリックスのカメラをカリフォルニア州サンタバーバラ郊外にある自宅に入れて、生活ぶりを撮影させるといわれている。米国のお騒がせファミリー、カーダシアン家のライフスタイルをまねた作品を目指すのだろうか。
5月24日にはテキサス州で児童19人と教員2人が銃乱射事件の犠牲になった。するとメーガンさんは早くも2日後には現場に姿を現した。子どもたちの名前が記された十字架に白バラを手向け、ボランティアにサンドイッチなどを配ると、感謝の声が上がった。ただ「予告なし」のはずなのに多くのカメラマンに囲まれ、ベストアングルの写真が出回った。ネットフリックスのカメラクルーがいたかどうかについては、不明とされる。
その少し前に父のトーマス・マークルさん(77)が脳梗塞(こうそく)でメキシコから緊急搬送され、自宅から車で約2時間の病院に入った。5日後に退院したが、重い後遺症が残る。「父親には白バラはないのか」との批判が出たが、今のところメーガンさんからは電話もメールもないという。
インタビューや書籍で王室批判をする。その一方で、王室行事に参加してロイヤルメンバーを強調する。英王族であるとしながら、米大統領を視野に入れる。プライバシーが何より大切と訴えながら、家庭内の日常生活を公開する。思いやりにあふれた優しい人間を自称するが、実父の緊急入院には知らんぷり。メーガンさんには、矛盾を矛盾とは捉えない強さがあるのかもしれない。メーガン劇場は、これからも波瀾(はらん)万丈だ。(ジャーナリスト・多賀幹子)
※AERA 2022年6月13日号より抜粋
>>記事の前編はこちら/メーガン妃の自伝ともなるアニメが制作中止 160億の契約金でネトフリが求めるのは「英王室の暴露もの」
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ヘンリー王子の妻、メーガン(40)さんの生い立ちに重なる部分もある、ネットフリックスで制作予定だったアニメーションシリーズ「パール」の制作中止に加えてメーガンさんを不快にしたのは、英王室作家ティナ・ブラウン氏の新刊『パレス白書:ウィンザー朝の内幕〜真実と混乱』(日本語版未発売)が明かした内容だった。本には王子夫妻が2018年にオーストラリアを訪問した際、メーガンさんが常に嫌悪感を抱いていたとの記述があった。「公務って的外れ」と言い放ち、シドニーのオペラハウスに集まった大勢の人たちに「いったい何が目的かしら。理解できない」と見下すかのようなコメントをしたという。
ネガティブな描写にイメージ悪化を懸念したメーガンさんは、スタッフに「戦わないといけない」ともちかけた。ダメージコントロールの最善策として、米国の有名司会者、オプラ・ウィンフリーさんのインタビュー第2弾を企画した。昨年3月に彼女の質問を受けた時、世界中から反響があった。王室内の人種差別をほのめかしたり、自殺を考えるほど苦しんだのに王室は何もしてくれなかったと打ち明けたりした。すでにウィンフリーさんに打診済みとされるが、返答に関する報道はまだない。
そんなメーガンさんが心弾む思いをしたのは、バイデン米大統領(79)の妹バレリー・バイデン・オーエンズさん(76)の発言だ。彼女が4月に出版した自伝に関するテレビ出演をした際、メーガンさんの政界進出を前向きに捉えた言葉が出た。
彼女はデラウェア州で高校教師をしていたが、バイデン氏が交通事故で妻と娘を失ったことで辞職、兄一家との同居を決めた。兄の2人の子どもを支え、選挙活動ではキャンペーンマネジャーを務めた。番組の中でオーエンズさんが「メーガンさんを民主党は歓迎します。きっとよい大統領候補になると思います」と言った。たとえ社交辞令だとしても、かねて大統領への夢を持つメーガンさんには心強いことだった。
■実父に白いバラもなし
メーガンさんはオバマ元米大統領の再選に貢献した女性を雇い、有給の育児休暇制度の創設を求めて議員たちにロビー活動をするなど、政界への道を絶えず探ってきた。王子と結婚後も米国籍を手放さなかったのは、将来の大統領選出馬を見据えての行動だったのかもしれない。
さらに王子一家は、ネットフリックスのカメラをカリフォルニア州サンタバーバラ郊外にある自宅に入れて、生活ぶりを撮影させるといわれている。米国のお騒がせファミリー、カーダシアン家のライフスタイルをまねた作品を目指すのだろうか。
5月24日にはテキサス州で児童19人と教員2人が銃乱射事件の犠牲になった。するとメーガンさんは早くも2日後には現場に姿を現した。子どもたちの名前が記された十字架に白バラを手向け、ボランティアにサンドイッチなどを配ると、感謝の声が上がった。ただ「予告なし」のはずなのに多くのカメラマンに囲まれ、ベストアングルの写真が出回った。ネットフリックスのカメラクルーがいたかどうかについては、不明とされる。
その少し前に父のトーマス・マークルさん(77)が脳梗塞(こうそく)でメキシコから緊急搬送され、自宅から車で約2時間の病院に入った。5日後に退院したが、重い後遺症が残る。「父親には白バラはないのか」との批判が出たが、今のところメーガンさんからは電話もメールもないという。
インタビューや書籍で王室批判をする。その一方で、王室行事に参加してロイヤルメンバーを強調する。英王族であるとしながら、米大統領を視野に入れる。プライバシーが何より大切と訴えながら、家庭内の日常生活を公開する。思いやりにあふれた優しい人間を自称するが、実父の緊急入院には知らんぷり。メーガンさんには、矛盾を矛盾とは捉えない強さがあるのかもしれない。メーガン劇場は、これからも波瀾(はらん)万丈だ。(ジャーナリスト・多賀幹子)
※AERA 2022年6月13日号より抜粋
>>記事の前編はこちら/メーガン妃の自伝ともなるアニメが制作中止 160億の契約金でネトフリが求めるのは「英王室の暴露もの」
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日刊スポーツ2022年06月07日20時05分
映画「エリザベス 女王陛下の微笑み」の公開イベントに出席したデーブ・スペクター(左)英国王室のジャーナリスト多賀幹子さん
即位70年を迎えた英国のエリザベス女王のドキュメンタリー映画「エリザベス 女王陛下の微笑み」(17日公開)の公開イベントが7日、都内で行われ、デーブ・スペクターと英国王室のジャーナリスト多賀幹子さんがトークショーを行った。
ユニオンジャック柄のジャケットに王冠をかぶって登場したデーブは「ここまでやらせて。芸人じゃないんだから。このジャケットはネットで買いました」としたものの、映画については「宣伝するのが楽しくなる作品です。大抵の映画は内容がわかりますが、この作品は見ないとわからない。編集センスがいいし、ドキュメンタリーに興味ある人も見て欲しい」。多賀さんは「女王は肩苦しくて、怖いイメージがあるかもしれませんが、おもしろくて、楽しくて、おちゃめな方。人間力があり、4人の母でもあり、ワーキングマザーのパイオニアです。そんな女王のファッションから長寿の秘訣(ひけつ)までわかる作品です」と話した。
2人は、先週末に行われた、女王の在位70年を記念する祝賀行事プラチナジュビリーについてもトークした。
多賀さんは女王について「英国そのもの。切っても切り離せない存在、団結の象徴です。スコットランドは独立したいのですが、女王がいるから、一緒の国でいたいと思っています」。デーブも「英国の象徴ですね。英国そのもの。王室反対の人もいますが、英国がまとまれるのは女王がいるからこそです」。
プラチナジュビリーでは、ウィリアム王子とヘンリー王子の仲直りが期待されたが、かなわなかったという。デーブは「(ヘンリー王子は)やっかいな人と結婚しましたね。王室離脱はいいとして、アメリカで悪口を言いすぎたし、やりすぎ。今回帰国しましたが、冷たくされ、ブーイングもされました」。さらに「娘のリリベットちゃんを女王に会わせたが、女王は写真を撮ることを禁止しました。王族もヘンリー王子と話すと、アメリカで何を話されるかわからないから、会話も少なかった。冷たくされたので、ヘンリー王子は最終日のパレードの前に帰国してしまいました」と暴露した。
- ヘンリー王子
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