シリア騒乱と修羅の世界情勢

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ヘンリー王子のネットフリックス新作が配信スタート またもや王室批判展開

2023年08月31日 | 国際社会

ヘンリー王子(ロイター)

2023年8月30日 18:33


 ヘンリー王子の5部構成のネットフリックス・ドキュメンタリー「ハート・オブ・インヴィクタス」が、英国時間30日午前8時から配信が開始され、ヘンリー王子はインタビュー形式で過去のトラウマを語り、またもや王室批判を展開した。英各メディアが報じた。


 同作品は王子が主催する負傷軍人らのための国際スポーツイベント「インヴィクタス・ゲームス」の競技者、主催者の生きざまと人間ドラマを描いたもので、ヘンリー王子の長いインタビューも収録されている。

 ヘンリー王子は自身の心的外傷後ストレス障害について長々と語り、2013年に2度目のアフガニスタンでの軍事奉仕から帰国後(精神的な)支援ネットワークがなかったと主張し、戦地におけるトラウマは「決して議論されなかった」と主張して、微妙に王室を批判した。

 同時に王子は1997年8月、12歳の時にパリで亡くなった母ダイアナ妃のトラウマが今でも残っていることに気づいていないとも語った。

 さらにはは08年に最初のアフガニスタンへの軍事派遣から戻った際にも「私にとって最大の困難は、周りに助けてくれる人が誰もいなかったことだ。私には、実際に何が起こっているのかを特定するためのサポート体制、ネットワーク、専門家のアドバイスがなかった」とも付け加えている。

「残念ながら、私たちと同じように、あなたが初めて治療を考えるのは、胎児の姿勢で床に横たわっているときであり、おそらく以前にこのようなことに対処しておけばよかったと思うときです。そしてそれが私が本当に変えたいことなのです」と、戦争から戻った後に適切な処置がなかったことを再度告発した。

 だが同様の内容はすでに1月に刊行された回顧録「スペア」の中でも触れられており、トラウマ、依存症、ストレス、小児発達を専門とするハンガリー系カナダ人医師ガボール・マテ博士との対談した模様が収録されている。それだけに内容に新鮮味はなかったようだ。

 しかしまたもや王室を批判したことで新たな展開も予想される。まずは視聴者や評論家からどんな反応が集まるかに注目だ。

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「ハート・オブ・インビクタス -負傷戦士と不屈の魂-」 の配信がスタート、過去の発言との矛盾点も指摘されている。


2023/08/30


ヘンリー王子(Prince Henry)WPA PoolGetty Images


ヘンリー王子とメーガン妃が手がけたドキュメンタリー「ハート・オブ・インビクタス -負傷戦士と不屈の魂-」の配信がNetflixで始まった。

タイトルからもわかるようにこの作品はヘンリー王子が立ち上げた負傷した兵士のためのスポーツイベント、インビクタスがテーマ。選手たちがスポーツを通して心と体を癒していく姿を追っている。


作品にはヘンリー王子も本人登場している。インビクタスを立ち上げた理由やそれまでの道のりについて語ったが、自分のメンタルヘルス問題にも言及。

その中で改めてロイヤルファミリーを批判した。王子はアフガニスタンでの戦闘を経験しているが、ダイアナ元妃の死から自分が立ち直っていないことに従軍経験がきっかけで気がついたと話している。

「12歳のときに母親を亡くしたトラウマのせいで、それからずっと感情がなく泣くことも感じることもできなかった。でもその最中はそれがわかっていなかった」

「28歳のときある出来事があって初めて、最初の泡が出てきた。そして突然、誰かが揺らしたように泡が消えた。そこからはカオスだった」。

感情が爆発してしまい、それを止められなかったという。「行く先々で感情が壁一面に飛び散った。一体これをどう封じ込めたらいいのだろうと思った」。



ダイアナ元妃(Diana, Princess of Wales)、ヘンリー王子(Prince Henry)、ウィリアム王子(Prince William)Anwar HusseinGetty Images


28歳のときの出来事とはアフガニスタンからの帰国。王子は当時を振り返り、こう語っている。

「最大の苦しみは周囲に本当の意味で助けてくれる人がいなかったこと。支えてくれる体制もネットワークも、実際に私に何が起きているのかを見極めるための専門家のアドバイスもなかった」。ロイヤルファミリーも王室も助けてくれなかったと話した。


2013年の王子たち。ヘンリー王子(Prince Henry)、ウィリアム皇太子(William, Prince of Wales)Chris JacksonGetty Images


ちなみに王子は2017年にもあるポッドキャストで当時を回想している。

王子はそのときもアフガニスタンから帰ってきたとき初めて、それまでの苦しみや苛立ちを口にできたと話していた。気になるのは「私個人のことを言えば、兄が大きな支えになってくれた」という発言。

ポッドキャストではこう話していた。「兄は私に『この状態はよくない。何の影響も受けていないと考えるのは普通じゃない。君は誰かとこのことを話さなくてはいけない』と言い続けてくれたんだ」。

今回のドキュメンタリーとの矛盾点が早速指摘されている。

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最近イギリスを訪れたドリー・パートンが、冗談まじりで皇太子妃とのエピソードを披露した。


2023/08/29


ドリー・パートン(Dolly Parton)Theo WargoGetty Images


60年以上のキャリアを誇り、アメリカを代表するカントリーシンガーとして知られるドリー・パートン。女優としても活躍、映画『9時から5時まで』などに出演している。最近ではマイリー・サイラスのゴッドマザーとしてニュースに名前が出てくることも。

その彼女がイギリスのラジオ局「BBCラジオ2」に出演、ロイヤルとのお茶のチャンスを断ったことを明かした。


司会者にロンドンを観光する時間はあるかと聞かれたドリー。スタッフがスケジュールを詰め込んでしまったため難しいと答えつつ「今回、ケイトからお茶に招待された。それなのに行けなくてとても悔しい」と告白した。

ケイトとはキャサリン皇太子妃のことである。「招待してくれるなんてとても優しくて素敵なこと。でも断らざるを得なかった。彼女は私のアルバムのプロモーションはしてくれないから」。もちろんこれは冗談。

今回の彼女がイギリスに来たのは11月にリリースするニューアルバム『Rockstar』の宣伝のため。それ以外のことをする時間をスタッフは与えてくれなかったと笑いながら答えた。


キャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)Tim Clayton - CorbisGetty Images


今回お茶は実現しなかったけれど、ドリーは英国王室と縁が深い。

1977年にはエリザベス女王のシルバージュビリーの祝賀式典でパフォーマンスを披露している。ドリーは女王と対面するとき、カーテシーと呼ばれるあの独特のお辞儀がうまくできるか不安だったという。

ウェブサイト「インサイダー」のインタビューで「お辞儀を失敗するのが死ぬほど怖かった」と語っていたことがある。でも同時に「カーテシーのようにいろいろやらなくてはいけないことがあったけれど、女王がそんなことを気にしていないのがわかった。

それはただ女王がやらなくてはならないこと。誰かが間違えたとしても問題ないの」とコメント、女王が細かいマナー違反やミスに寛容だったと示唆した。


「女王はとても温かくて優しい人だった。会えただけで素晴らしかった」とも。ドリーは昨年9月に女王が亡くなったとき、SNSに追悼メッセージも投稿している。


皇太子妃とのお茶についてドリーは「近いうちに実現させるつもり。きっと素敵なものになるはず!」とも。2人の対面シーンが見られるのを楽しみにしたい。

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