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英国ロイヤルズの着こなしには常に世界中から注目が集まる。古くからのしきたりやマナーなど、たくさんの決まりごとがある「ロイヤルスタイル」だが、そのなかで最大限に自分らしさをアピールして楽しむ姿に憧れを抱く。「英国ロイヤルズ」がファッションを通じて見せる、生き方や意志、今の気分、遊び心を読み解いてみたい。
2023-24年冬、最旬のトレンドカラーに浮上した赤は、英国ロイヤルズにとっては定番色だ。華やかに見せたいとき、強さをまといたいとき、女性ならではの美しさを強調したいとき。彼女たちは意志を持って、半ば戦略的に赤を選び、公務に臨んでいる。その一方で、オフの日のさりげない赤の効かせ方もとびきり楽しい。もしや、英国ロイヤルズはトレンドカラー、赤の達人? そんな気持ちで選びぬいた12スタイルからヒントを見つけてほしい。
個人的には、ダイアナの赤い着こなしの中で1番好き。とびきり華やかなフォルムは80年代特有のものだとしても、よく見てください、小脇に抱えたクラッチバッグやパンプスはもちろん、ストッキングまで赤で統一している!! ふくらはぎ下からつま先を透け感のある赤にするところに、ダイアナのファッション感度の高さが見て取れる。ここまで徹底して赤で統一しているから、襟と袖の白がより一層映えているのもポイント。
ロイヤル・ハンプシャー連隊とのディナーに、英国王室御用達のテーラー「ギーヴス&ホークス」の赤いジャケットで登場。ドレスではなく、ミリタリーのユニフォームをそのまま取り入れたようなマニッシュなスタイルを選ぶ遊び心と攻めの姿勢が、ダイアナらしい。
チャンピオン・チルドレン・オブ・ザ・イヤーの授賞式に出席したダイアナ。
英国ロイヤルとしてブリティッシュチェックを身にまとうときも、赤を選ぶことが多い。
ウエストをシェイプした赤のジャケットは品の良さと力強さの両方を演出できるアイテム。それ以外のアイテムを黒でまとめて、主役の赤をぐっと目立たせているのもさすが。
このスタイルの「攻め」ポイントは、厳密に言うと赤ではなくてピンクの使い方。赤のシングルボタンジャケットを公務で着る場合、中に着るブラウスは白が定番のはずだが、ダイアナはピンク。しかもドット柄&ボウタイ。
個性がぶつかり合うアイテムをここまでさらりと着こなせてしまうセンスに脱帽だ。
カナダ訪問中、歓迎会に現れたキャサリン。胸元のカッティングやウエストからの切り替えが美しい、「プリーン バイ ソーントン ブレガッジー」のドレスで勝負! ビジューブローチとイヤリングできらめきをプラスする装いもキャサリンらしさが出ている。ダイアナと違い、さすがにストッキングはベージュでおとなしめ。
コロナ禍で働く医療従事者らへ感謝を伝える“サンキューツアー” 中の1枚。
コートは「アレキサンダー・マックイーン」、スカートとマフラーは「エミリア ウィックステッド」、ロンドンブランド尽くしで、さすがの優等生っぷり。
無地の赤と黒だけならパワフルになりすぎるが、チェック柄を差し込むことで少し柔らかく優しく仕上げている。マフラーとスカートをセットアップにしているのも面白い。
アウター、そして柄モノで赤を取り入れることが多いから、この「キャサリン・ウォーカー」の千鳥格子柄の膝丈コートはお気に入りのアイテムだと推測される。
この日はラグビーの試合観戦だから、自然光の入るスタジアムで映える赤、そして、親しみやすい赤を狙ったはず。
これぞ、正しい赤の使い方! というのが伝わる写真。
周りはほぼ黒のダークトーンの装いの中、キャサリンは真っ赤でシンプルなコートを着用。しかも、ジャケットは「ザラ」ではないかと推測されている。
ちょっと意地悪な言い方をするなら「あざとい」が、何が悪いの? ということで、目立ち方も美しさもピカイチ。
王室一家でのクリスマス礼拝では、この日のイベントに最適な赤のコートをチョイス。コートのボタンも赤、ちらりと見えるスカートも赤、そして、「フルトン」の傘まで赤! ちなみに、洋服と傘の色を合わせることはエリザベス女王の十八番とも呼べるスタイリングだ。
えんじ色に近い落ち着きのある赤のケープは、身頃にたっぷりとボリュームを持たせたフォルムが愛らしい。ちょこんと小さく出された手や足元の抜け感も、エリザベス女王のかわいらしさを引き立てている。
少しカジュアルな場での公務や、ウィンザー城で過ごすオフの日のエリザベス女王の着こなしのファンなのだが、この日の赤のブラウス×スカーフも秀逸。さり気なく巻いた柄スカーフの色彩の方が少し濃くて、落ち着きがあるというのが品よく仕上がるポイント。イヤリングと時計、ベルトのバックルにゴールドを忍ばせているのもいい味に。
渡部かおり/編集者・ライター
編集プロダクションFW(フォワード)主宰。さまざまなファッションメディアでディレクションと執筆を担当するほか、広告のビジュアル制作、企業のブランディングも手がける。自他ともに認めるロンドン好き。近著は『英国ロイヤルスタイル』。
https://www.instagram.com/fwpress/.
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先日、ハリー王子とメーガン妃はケンジントン宮殿のウィリアム王子とキャサリン妃から離れて別の新体制をスタートさせる計画を発表した。
この思い切った変更により、サセックス公夫妻は自分のためのスタッフを持ち、バッキンガム宮殿にオフィスを構えて、バッキンガム宮殿のコミュニケーションチームの一部としてエリザベス女王のコミュニケーション長官に報告するという形になる。
これで、ウィリアム王子は今後ハリー王子のスタッフとは仕事をしないことになるが、それでもウィリアム王子は、ハリー王子とメーガン妃が自分たちの新体制を始めるにあたって適切なチーム作りができるようサポートしたという。
王室記者のエミリー・アンドリュースとオーミッド・スコビーがポッドキャスト『On Heir』最新回で今回の分裂について議論している。
「サセックス公爵夫妻のチームの多くは、ヨーク公(女王の次男でユージェニー王女などの父)やエドワード王子(女王の三男)、アン王女(女王の長女)と共有されます」と、スコビー。
「(バッキンガム宮殿にある)総合的なオフィスの各所で働いている同じコミュニケーションスタッフを、彼らも共有するということです。自分たち専用のエグゼクティブチームのようなものは持ちません」
「私が理解している限りでは、彼らのチーム作りの予算はそれほど潤沢ではなく、実はウィリアム王子が介入して、ハリー王子のチーム作りにもう少し予算を拠出してくれるよう奮闘したのです。
ウィリアム王子はそれがハリー王子にとってどういう意味を持つか、彼がどれだけのことを達成したいと思っているのか、そしてハリー王子とメーガン妃がロイヤルファミリーのイメージやブランド、将来にどれほど重要かということがわかっていますからね」
この最新回の冒頭でアンドリュースは、「バッキンガム宮殿のオフィスの資金源は3つに分かれています。
ダッチー・オブ・コーンウォール(注:コーンウォール公領=王位継承者で国王の長男に与えられる私有領)からプリンス・オブ・ウェールズ(チャールズ皇太子)が私的に出す資金、そして女王の私的な収入源であるダッチー・オブ・ランカスターからの資金、それから、王室助成金といってロイヤルファミリーのメンバーのために使うお金として税金から女王に支払われるお金で、コミュニケーションチームはここから賄われます」と、指摘していた。
彼女はまた、「チャールズ皇太子とエリザベス女王はサセックス公爵夫妻に新体制を持ってほしくなかった、というのが私たちの理解です。
実際、どこからかお金を出さなくてはいけないわけですから、彼らが独自の体制を持つなんてできるはずがありません」
スコビーは、「ハリー王子は直接の王位継承者ではないし、独自の体制を持つことが許されるのは直接の王位継承者だけ」と、彼も他の王室記者も明確にわかっていたという。
ハリー王子は所詮は王位継承順第6位であり、ウィリアム王子の子供たちや将来孫ができればその孫たちより、継承順位はどんどん下になっていくのだ。
ハリー王子とメーガン妃の新体制は今春のうちには正式に設立されるが、それまではケンジントン宮殿が引き続きサポートする。
しかし、夫妻はすでに、元ヒラリー・クリントンの2016年大統領選キャンペーンのシニアアドバイザーだったサラ・レイサムが、コミュニケーションのトップになると発表している。
一方、ウィリアム王子、キャサリン妃、ハリー王子、メーガン妃のコミュニケーション長官を数年間にわたって務めていたジェイソン・クナフが、ケンブリッジ公爵夫妻のシニアアドバイザーに任命され、ケンブリッジ公爵夫妻とサセックス公爵夫妻のコミュニケーション長官代理として知られていたクリスチャン・ジョーンズが、ウィリアム王子とキャサリン妃のコミュニケーション長官に就任することになっている。
Translation: Mitsuko Kanno From Harper's BAZAAR.com
Netflixの人気ドラマ『ザ・クラウン』最終シーズンでは、ウィリアム王子とキャサリン妃の交際がどのように始まったのかが描かれている。2人を演じたエド・マクベイとメグ・ベラミーによって、セント・アンドリューズ大学でのロマンスや、その他の交際歴について掘り下げられているのだ。
『ザ・クラウン』では、2人の元恋人が1人ずつ登場するが、実際には、ウィリアム王子はキャサリン妃と付き合う前に複数の女性と交際していた(ウィリアム王子の元恋人として登場するローラは、これらの女性を混ぜ合わせた人物像だと考えられている)。本記事では、ウィリアム王子と噂になった元恋人や交際遍歴を、おおまかな年代順に紹介する。
Translation: Tomoko Takahashi From TOWN&COUNTRY