昨日は、二階座敷での尺八と三味線の風流な時間を楽しませて頂いた。
閉じこもりの私は、申し込み期限の直前までためらった末に、勇気をふるって申し込んだのだ。バイクで行ける距離は願ってもないチャンスだったから・・。
初めて生で聞く尺八は、知っていると思っていたものとはまったく違った。
それは飄々と心の中を通り抜けてゆくような心地よい音色で、思わず目を閉じてゆったりと受け入れて、ああ・・私はこの音をずっと昔に聞いていた・・と思っていた。
三味線はなんと強い楽器なのだろうと感じた。その音色は情感が豊かで、人の苦悩や喜びが宿っているように思えた。
それは、猫や犬の皮がつかわれていることと繋がっているのではないか・・と後で気付いた。
アダムが罪を犯してエデンを追放されるときに、神様が着せてくださった毛皮の衣を思い出させる。命という代価を支払われなければならないものは、木や竹で作られているものとは確かに違っているのだと・・。
でも、なんとも魅力的な音であった。きっと大きなホールで聴くと違ってしまうだろう・・、これはとても贅沢だけれど、お座敷で近しく強い響きを聴くものなのだろう。
トルコのめずらしい楽器や歌も聴かせてくださった。たぶん・・その家のご夫婦と思うけれど忙しくもてなしつつ、ふっと楽器を持ってきて豊かに歌い奏でておられた。その自然体が感じ良くて・・、心に鍬がいれらてちょっとやわらかくされたみたいだ。
ふふふ・・勇気を出して出掛けて良かった!
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