a natural smile

-掲載画像や文章の無断使用・転載はご遠慮願います-

目をそらさないで!!

2007年06月14日 | 環境問題
先日、WWFジャパンから一通の封書が送られてきました。
(私はWWFの会員に入っています)
その内容は、野生動物の違法取引に関する問題でした。
象牙目当てにアフリカ象を殺し、牙がある顔面の部分だけ切断され、胴体が放置されている写真が掲載されていたのですが、これを見て怒りで震えがきそうになりました。(詳しい内容はインターネットでも取り上げられています。こちら
本当は、こういう残酷で悲しい写真は見たくはありません。でも、金儲けのために、こういう残酷な事を平気でする人間を許さないためにも、私達は目をそらしてはいけなのです。
アフリカ象は、密猟などを含めて年間1万2000頭も殺されているそうです。このまま密猟者がアフリカ象を殺し続けていたら、いずれ絶滅してしまいます。
心優しい象がこの地球上からいなくなってしまうなんて、とても悲しい事です。
そして、一つの種が絶滅してしまうと、生態系が崩れ、周り回って私達人間にも影響が出てくるのです。

野生動物が減少に追い込まれた背景には、アフリカ象のように象牙目当て、トラの骨を漢方に使うためなど、色々ありますが、ペットブームも大きな要因でもあります。
現在、日本ではカメやトカゲなど爬虫類の密輸が問題視されています。
野生動物を捕獲して違法に売る人間も悪いですが、それを珍しがって、ありがたがって買う人間はもっと悪いと思います。でも、買う側の人間って、実際自分が現地で捕獲して嫌がって暴れてる動物を無理矢理連れて帰ってきてるわけじゃないから罪の意識ってないんですよね・・・。動物が本当に好きで、ペットとしてすごくかわいがっている人もたくさんいますが、地球規模で考えると、野生動物は飼うべきではないし、買うべきでもありません。

日本も、これまで以上にもっともっと厳しく取り締まってほしいものです。
これ以上、動物に悲しい思いをさせないためにも・・・。