バランスのある空間

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体幹を連動する!

2008-09-21 19:05:51 | インポート

昨日講習会で、体幹(簡単に言いますと、首と腕をぬいた上半身です)を連動して、その力をほかの部分(腕や足など)に伝えるというものをやりました。

結構理屈より自分で感じるということが大事なので、難しかったですが体はすごく楽になり、動きも変わりました

「私たちは、腰、脚(足)、腕(手)、胸、首、頭など各部分で何事も説明しようとしますが、これは私たちが(解剖学で)勝手に部分分けをしているに過ぎず、または説明しやすいように区別をしているに過ぎません」ということを養老孟子さんの本で言っておりました。動きやまたは治療でも良く部分で考えることが多々あります(それはそれで必要なことではありますが)。

ここ何年間か体を使う訓練や今回の講習会などをやっていると、その言葉がわかる気がします。体はすべてつながっていて、連動しているということを実感します。そして、腕とか腰とか脚とかの部分の意識ではなく、骨盤から腰・胸・そして頭まで動きの連動ができます(腕や脚なども連動できます)。そういうときは部分の意識より、全体の動きの流れを感じました。

そして呼吸だけでも体は連動しておるのだということがわかりました。

もちろん部分の意識だけもできますが、しかしそれより全体をうまく使ったほうが楽ですし、自然な気がします。無駄な力みがなく動けますね。

ここで重要なのは力みがあると感じられなくなりますね(または感じにくくなります)

私ももっと表面だけの体を見るのではなく、中の部分の意識をしなければと改めて感じさせられました。(中の部分の意識はすごく難しいですし、微妙な感覚です〈意識をするより感じるというほうが良いでしょうか〉)

と書きましたが、講習では感じられないところもあったのも事実で大変でしたまた感じるより意識しようとして力んでしまうこともありました。患者さんに力んじゃダメですよと言っている自分が力むとは、体は単純ではありませんねそしてまだまだですね達人までは(達人は気が早過ぎでした、冗談です