C60のおと (多摩親父)

東京多摩地区を根城にする、多摩親父のロード記。大阪赴任中にC60に出会う。時々ローカルネタ、旅行記、グルメ記事。

はじめてのワイヤー交換。しかも、ハンドル内蔵。そしてFD交換。

2019年01月13日 16時43分39秒 | ロードバイク

昨年の9月の話。もう4ヶ月も前の話になります。なかなか大手術だったので、ブログかくのも大変で放置し続けてました。;-p

多摩CRから奥多摩湖経由で大菩薩峠を超え、甲府まで行ってきた時に、突然フロントのギアチェンジが劇重になり、ワイヤーが切れるんじゃないかぐらいの力で変速する羽目になりました。思えばロードを買ってから3年半、10,000km近く走ってますから、ぼちぼちワイヤーも寿命かと思います。ワイヤーを変えることにしました。

昨年春にケーブル内蔵式の3TのErgonovaにハンドルを交換した際には、ワイヤーをハンドルの外に出してごまかしてました。というのも、ワイヤーをハンドルの中を通すには一旦前後のディレイラー、ブレーキからケーブルを抜かなければならず、そうするとフレーム内を通っているケーブルを一旦抜いて再度通すという超面倒な作業をしなければいけなかったので、その元気が出なかったためです。

今回は、ワイヤー交換に合わせて、ワイヤーをハンドル内に通すというチャレンジ、フレームに通すというチャレンジをやることにしました。そして、せっかくFDのワイヤーをつけかえるので、この際、前から気になっていたFDのアルテ化(FD-R8000)もすることにしました。

サァどうなることか。。。。結論から言うと、ワイヤーの方は思ったほど苦労しなかったのですが、FD-R8000の付け替えは自分史上最苦労の作業になり、最後はギブアップでした。

これだけ色々作業を行うとなると、正直どこから手をつけて良いかわからないので、初めて綿密に計画を立てて進めました。内装式のワイヤーは抜いたら最後、入れられなくなる可能性もあります。なので、ワイヤーを抜くところから慎重に始めます。

ワイヤーは一番安いので十分と言うネット書き込みもあったのですが、折角変えるんで、ちょっとでもスムースになるようにPTFEのコーティングしてある奴を購入。あと、ワイヤーカッターも購入!

ワイヤーを抜く時に、簡単に元に戻せるように、糸をワイヤーにつけてワイヤーを通す時のガイドとして引っ張る作戦にしたので、ダイソーで瞬間接着剤も購入。

 

前置きはここまでにして、作業に入ります。

とりあえず、バーテープを外してみました。

次にはFDとRDからワイヤーを外して、ワイヤーを抜きます。

ワイヤーがフレームを通っているので、どんな感じになっているのか下から覗いてみました。

ちょっと見手強そうですが、実は写真上部の二本のワイヤーが出ている部分は、繋がっている空間になっているので、ダウンチューブの方はケーブルを通せば下に届くという簡単な作りになっていました。なので、こちらは無造作にやっても問題なしです(私のバイクの場合)。

さて、リアブレーキのワイヤーが通るトップチューブの方ですが、こっちはダウンチューブのようには行かなそうなので接着剤の出番です。

まず、ワイヤの端っこに糸を接着剤でくっつけます。下の写真はシートポスト側の写真で、ケーブル引き抜き前です。接着剤が乾いて固定されていることを確認します。外れると大トラブルが予想されるので慎重に行います。

それをトップチューブ前方からソロソロと引っ張ります。下の写真でいうと、アウターケーブルの方に引っ張ってます。

そして、ついに糸がトップチューブを抜けた瞬間です。↓

この糸がケーブルを通す時のガイドになってくれます。

後の作業になりますが、新しいケーブルを入れるときは、ワイヤーの先にこの糸をくっつけて、シートポスト側から引っ張ってあげればOKです。思惑通りすんなりいけました!

とりあえず、ケーブルが抜けたのでSTIの方の作業になります。ブレーキのタイコ↓。外して同じように入れればOKです。特に苦労はありません。

次にシフターのタイコ↓。ちなみにSTIは105です。シフターのタイコはシフトがどこにあるかでタイコの位置が変わってきます(当然ですが)。

ワイヤーを抜くまでは、ハンドルはステムにマウントしたまま作業してましたが、ハンドルの中を通す作業が難航しそうなので思い切って外して作業します。まずはSTIに新しいワイヤのタイコを適切な位置につけてワイヤを通す作業をします。

ハンドルについていたガイドチューブを取ってあったので、一旦それをハンドル内部に通します。

つぎに、このガイドチューブの中にワイヤーを通し、ガイドチューブを抜きます。

そしてアウターをこのケーブルに沿って通してあげます。この時のコツは先に細いシフターのアウターを通してあげることです。あとで太いブレーキのアウターを通してあげると、邪魔な細いアウターを押しのけて出てきます。はじめ、太いアウターを先に通して細いアウターを後から通そうとしたら、細いアウターは太いアウターを押しのける力がなく穴から出てきませんでした。隙間から出て来るかと思ったのですが、ハンドルの穴のスペースに余裕がないため、そう簡単には行かなかったようです。アウター通過後の写真は残念ながらありません。

これで、ワイヤーがハンドルを通ったので前と同じくらいの長さにアウターを切って、ワイヤーを張り巡らせていきます。気をつけるのは前に書いたトップチューブを通す時に糸を使ったくらいでしょうか。ここまでは思いの外順調でした。

次にFDの交換です。

FD-R8000を用意しました。ついにアルテ化です。

そして、泥沼が待っています。これまで使っていた105は構造がわかりやすかったのですが、FD-R8000は構造がわかりにくいのでいろんな角度から見てみました。(下から見た図↓)

やっぱりわかりにくい。。。。けど、わかった気になって作業に入ります。

赤いシールがガイドになっていて、マウントする場所が大体わかります。マウントして見ます。

なんか楽チン。この後、FDを固定するためにシートチューブに向かってボルトを押し出すのですが、シートチューブを傷つけないようにシートチューブにつける金具がついていました。念のため使って見たのですが、接着力が弱くてずれてしまいます。諦めて使うのをやめました。なんとか以前から使っていた固定金具の上にボルトが固定されていたのでよしとします。

次にワイヤを固定します。頭の銀色の大きいネジでワイヤを止めるのですが、ネジを回すとワイヤの位置がずれるので、なかなかうまくいきません。さらに微調整は下の写真のアーレンキーを入れているネジで行うのですが、これも調整するたびにギアをインナーに戻してあげないとけないとか(逆だったかも?)超面倒です。

 

マニュアル通りにやってもうまく行かず、いろいろネットで情報を集めてきてようやくなんとか形になりました。が、わずかにチェーンがFDに擦る音がするので微調整を繰り返します。これがなかなかうまく行きません。

何度もなんども調整を繰り返していたのですが、週末を4日ほど浪費した後、どうしてもうまく行かずサイクルベースあさひさんに持ち込む羽目になりました。見てもらったところ、やらかしてしまってたようです。ネジが(ネジ穴ではなく)バカになってしまってたようです。あとはプロにお任せです。部品を取り寄せる必要があるとのことで、しばし入院です。(涙)

結局、1ヶ月以上の時間をかけてようやく完了した大手術。もうFDは触りたくないです(笑)。

完成形のハンドル周り。多少すっきりしたはずだけど、大きな差はない気が。。。。

 

P.S.

書き忘れましたが、チェーンがFDにこすらないようにする調整も大変です。小さいネジをいじります。実はこのネジもかなりいじっているので、バカになっていないか心配です。

 

 

 

 



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