「・・・・・お使いにならない、オーディオ、壊れた冷蔵庫、テレビ、オートバイ等ございましたら・・・」
と優しい声が外から聞えて来た
夫と私は、思わず目を合わせた
「アッ! エッ? それって引き取ってくれるのかしら?
家には(って言うか・・会社に持って行ってある)壊れたビデオデッキ、帰国したバニラーネからは「いらな~い」と言われたテレビ、冷蔵庫、洗濯機 など 処理に困ったものがいくつもある
市からの“お知らせ”では これらの処分には“手間” “隙” “掛かり”が必要らしく手つかずのままにしてある
それをこの優しい声のお方が引き取ってくださるらしい
早速反応を示した私に
夫がひと言
「この人達、本当にこんな物を引き取ってくれるのかな?」
「だって、引き取ってくれるって言ってる」
「本当にいいのかなぁ こんなもん」
「いい って言ってるけど」
「だって こんなもの引き取っても困るでしょ?」
「親切な人じゃないの?」
「女性の優しい声だけど、こんな重たい物運べないし・・いかついお兄さんだったりして」
ゆっくり進んでいる車を見れば、確かに男性の頭が見えた
「ホントだ 男の人だ」
「でしょ~ こんなもん持ってきて って怒るかも」
「ホントのゴミじゃん これじゃ困るよ って?」
「本物のゴミをよこすな~ ってね」
「うん、確かにね・・・」
「やっぱり、面倒でも自分で運んで捨てようか」
「うん そうね そうしましょ」
という訳で、使えないが電化製品がいくつもある会社です アハハ
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