筋書きのないドラマ、筋書きのあるドラマ

ロッテ戦を中心に、野球を好き勝手な視点から見るブログ

今クールのドラマ

2009-01-29 18:20:34 | ドラマ

☆一押し

「トライアングル」
犯人は一体誰なんだろう? みんなが怪しすぎて予想すら不可能。ただ、これちゃんと新津きよみさんの原作があるわけだけど、この枠前回の「チームバチスタ」みたいに意外な犯人を仕立てようとしてわけわかんなくなったりとかしませんように。

 

☆続けて見てみる

「天地人」
これは今クールだけじゃない1年の大河ドラマなので別格だけど、特別に入選。かなりキャラ設定がいいんじゃないでしょうか。大人気だった前作の篤姫は実は途中挫折したのだけど、今回、北村一輝の内気な殿にぐぐっと肩入れしてます(^^;)

 

☆3回で挫折

「ありふれた奇跡」
昔から山田太一さんのセリフ回しが苦手だった。これは、セリフだけでなく展開もまどろっこしくて疲れた……。全然話が進まないんだもの。加瀬亮の連ドラ初出演、見届けたかったけど。

 

☆見たり見なかったり

「本日も晴れ、異状なし」
坂口憲二のお巡りさん姿がハマりすぎ。臥体がいいと制服が似合う似合う! でも、離島物は「Dr.コトー」で充分な気がする。

 

★一度でやめた

「ヴォイス」
監察医ものというと、大好きだった10年くらい前の「きらきらひかる」とどうしても比べてしまう(脚本は井上由美子さん)。あれはキャラクターも強烈でストーリーも秀逸、素晴らしすぎた。この「ヴォイス」も頑張ってはいると思うが、今ひとつ監察ネタと彼らのドラマがかみ合っていない気がして……比べてもしかたないのだけど。
意外だったのが泉谷しげる。漁師がぴったりと思っていたら、こんな役も似合うのね(^^;)

「銭ゲバ」
松ケンくんの演技に大注目している私としては必見……と思ったのだけど、苦手な暴力シーンの連発で敢えなくノックアウト。それとどうもキャラ設定が古い感じがすると思ったら、かなり昔(1970年)のマンガが原作なのね。

 

★食わず嫌い
ジャニ枠、野島伸司さん、イケメン大量出演ドラマ、は今回パスしました。


年末、「ROOKIES」に浸る

2009-01-06 17:35:47 | ドラマ

昨年末、どこの局もこぞって当たったドラマを一挙まとめて再放送していた。大掃除で忙しいし、どこか安易な感じがして、見るつもりはなかったのだけれども。

野球が好きでドラマが好き。なので「ROOKIES」の本放送のときは、楽しみに見始めた。が、第1話で挫折した。

市原隼人くんを始め、イケメンと言われる若手がこぞって出てきて、というのがもう飽きたパターン。しかもありがちな不良。しかも熱血教師の青春。しかもケンカがリアルで痛そう……。

そして第1話は2時間という長さのスペシャル編だったので、やたらと間延び。いい加減、初回とか最終話とかを無駄に延長するのは止めたらいいのに。中身はほとんど1時間ものの濃さなんだから、薄くなるだけでしょ。
とイヤになって見なくなってしまったのだ。

でも評判がよかったようなので、再度トライ。とりあえず流しっぱなしにして掃除とか料理とかの片手間に、ながら見

で、はまってしまった(^^;)

ケンカシーンやガラの悪さの描写が少しキツかったけど(暴力シーンがどうも苦手)、なくしてしまった夢を取り戻し、甲子園を真剣に目指していく彼らの熱さに惹き込まれてしまった。気に入らないとすぐに暴力沙汰だった彼らが、チームのために時に自分が退くようにまでなる。それがチームプレイだとわかるようになる。

よかったね、立ち直って……と、この手の青春ドラマの安心感にたどり着く。

まあ、「ごくせん」? 「クローズZERO」? もしくは「スクールウォーズ」(古っ)? あるいはそれら全部を足したようなドラマ、って感じ。はまってみて悪くはなかった。野球シーンも、上地雄輔くんがピッチャーしたりして迫力あったし(余談だが、上地くんはこういう悪役を演る方が面白いと思ったな~。本人そのものの善人ばかりじゃ役者としてつまんないんじゃない?)。

5月に続編が映画になるらしいが。見ようか見まいか、考え中

 


「しゃばけシリーズ」で早乙女太一に一目惚れ

2008-12-03 18:26:33 | ドラマ

先週のフジ土曜プレミアムで「しゃばけシリーズ」第二弾の「うそうそ」が放送された。原作は読みたいと思いつつ未読の畠中恵さんの小説。

花のお江戸で廻船・薬種問屋を営む大店の若旦那、一太郎は病弱だが心優しい若者だ。妖(あやかし=妖怪)が見える力を持ち、いつも仁吉と佐助の二人に守られ、両親からも過分な愛情を受けている。今回は丈夫になりたいと箱根へ湯治の旅に出るが、その道中に騒ぎに巻き込まれる

第一弾がとても面白かったので、今回も楽しみにしていた。江戸時代ならではのお化け、風習や言葉遣いや主従関係などが興味深く、優しさや信頼が根底にある人間模様が心地いい。

主役の手越祐也くんは、「箱入り息子」のイメージはぴったりなのだが、正直2時間の出ずっぱりを見るのは少々しんどかった。けれど脇がガッチリ固められていて、第二弾も楽しめた

しっかり女将の真矢みきさん、「屏風のぞき」という浮世絵風の妖怪の宮迫博之さん、流れ者の升毅さん、用心棒の谷原章介さん、高杉亘さんなど素敵。それに見所の一つである様々な種類の妖は、特殊メイクだったりCGだったりするのだろうが、これが笑えたり可愛かったりで楽しい。

特によかったのが、というより一押しなのが「流し目王子」の早乙女太一くん いやあ、きれいなんだな、この「鈴彦姫」という妖。第一弾で、「このハスキーボイスの女優、見たことないけど誰だろう?」とエンドクレジットを見たら、男の子じゃないですか この時初めて彼の存在を知った。女形が本職の彼。きれいなはずだぁ。もう一目惚れ、と言ってもいいくらい気になる役者さんになった。

この第二弾では、その「鈴彦姫」と男旅芸人「鈴ノ助」との二役。鈴ノ助は頼りがいがありそうなさばけた男前。岸部一徳さん演じる旦那が思わず何度もすがりついてしまったのも、わかるわかる。なのにその男前な感じもどこか色っぽいのだ

太一くん、バラエティなどでも最近よく見かけるが、素顔は普通の男の子という感じの気さくなトークだった。北野たけしさんに役者として目をつけられ、「座頭市」や「TAKESHIS’」にも出ているそう。去年の紅白歌合戦では、歌っている坂本冬美さんよりも後ろで舞っていた太一くんの美しさに目がいってしまったっけ。

まだ17歳。今後がとっても楽しみです。


今クールのドラマ

2008-10-31 18:30:06 | ドラマ

☆一押し

「チーム・バチスタの栄光」
先が気になる。実は映画で見たので犯人を知っているのだが、それでも続きが見たくなる。特に仲村トオルがいい。映画の阿部ちゃんがあまりに似合いすぎだったので他の人ではどうかと思ったが、威圧的で厚かましい官僚の仲村さん、おかしすぎる。

☆続けて見てみる

「流星の絆」
原作との比較が面白いので続けて見ようかなと思う。

「スクラップ・ティーチャー」
ジャニーズのアイドルドラマなんだけど、これが意外と面白い。学校における問題点も結構突っ込んでいて、「古畑中学生」の山田涼介くん演じるキャラが楽しい。録画する場合は、野球中継の延長にご注意。

「夢をかなえるゾウ」
これ、大穴。バカバカしくも響いてくる人生の指南書ってところでしょうか。原作に忠実なのは小栗旬主演だった2時間ドラマ。この原作本もお勧め。

☆いつ挫折するか

「風のガーデン」
緒形拳見たさに見ているが、テーマが重すぎて辛い。出てくる人物もキャラがどうも好きになれなくて、苦しいところ。

☆見たり見なかったり

「七瀬ふたたび」
昔、多岐川由美主演でやったとき、大ハマリした。けど、今見ていてもストーリーが同じなのか変わっているのか全然思い出せない。まあ見ても見なくてもいいか、という感じ。

★一度でやめた

「イノセント・ラヴ」
浅野妙子さんの脚本は見応えがあるのでチェックした。登場人物それぞれにクセがありそうでハマれそうな気もしたのだが、ゆずの北川くんが登場すると覚めてしまうのだ。一生懸命だし、イメージが合うということもわかるのだけど、ちょっと荷が重すぎたかも。残念……。

「小児救命」
取材の完璧さが売りだけあって、小児科の問題点や医師の苦労などのクローズアップは見応えがあるけれど、物語としては今ひとつ。主人公の女医に、感情移入ができないせいかな。

「セレブと貧乏太郎」
思ったよりは面白かったけど、上地雄輔の主役ということ以外あまり目玉がなく、特に先も気にならないので見ても見なくても。

★食わず嫌い
その他、最初から見る気出ず。主演が苦手だったり、テーマにあまり興味がなかったり。面白いと評判になったら、再放送を録画して見ます。


東野圭吾「流星の絆」 by クドカン

2008-10-28 16:17:56 | ドラマ

大好きな東野圭吾さんの小説のドラマ化。

放映前に、滑り込みで図書館の予約が間に合った。実に半年待ち。今や東野圭吾ものを急いで読みたければ、買うしかない。でも、基本的に文庫しか買わないと決めているので、頑張って待ちました。

読み終えてからドラマのキャストを見たけれど、長男功一役は二宮和也で違和感はなし。ただ、私のイメージでは、次男の泰輔は森山未来、妹のシーは沢尻エリカ、でした。でも、錦戸・戸田のお二人もなかなか面白いと思う。

で、第二回まで見た感想は、クドカンテイストてんこ盛り~

ちょっとやりすぎかな~と思うところもあるが、全体的にはポイントを押さえていると思うし、伏線もしっかり入っている。原作にないギャグ感が強い割には、切なさややり切れなさも出ている。今まで東野原作のドラマ、「テレビに椅子ぶん投げたろか!」というようなものもあったが、今回はかなりいいんじゃないでしょうか。

原作では功一兄ちゃんはもっとニヒルでクールな頭脳派という感じ。弟は器用に七色変化に変装できる実行派。妹は男を簡単に手玉に取る悪女タイプ。けど、ニノくんの兄ちゃんは普段はバカにされるキャラ、という二面性が、かわいげがあっていい

そして、テレビだからなのかも知れないけれど、復讐はちゃんとその相手をターゲットとするという風に設定が変わっている。その姿勢も悪くない。

(以下、多少ネタバレ)
今後は、要潤演じる戸神行成に、男扱いは手慣れていたはずのシーが惹かれていくのが、復讐の番狂わせになるはず……。でもあの人、そんなに魅力的になるかしら~、とちょっと心配だったりする。

原作を読んだ方、犯人を言いたくてウズウズしてないでしょうか。私は読んでいる途中に立てた予想が見事に外れたので、余計にウズウズ……。

あと、このドラマを見るとハヤシライスが食べたくなる。タイアップでハウスからレトルトが売り出されているそうだけど、先週しっかり外で食べて来ちゃいました。