23日、TBSの「カリスマ白書」を見た。「禁断のタブーをひもとく」という謳い文句ではあるが、「実際どうだったの?」という視聴者からしてみると、少し手前で止まっているような気がしたということは置いといて(^^;)。
第一章は、奥様の沙知代さんの脱税事件で阪神監督辞任に追い込まれた野村監督の話。離婚は考えなかったのか? というタブーをひもといた、というわけですが。
今現在、夫のスケジュール管理を任されている沙知代さん。カレンダーは年末まで真っ黒。「働いてもらわなくちゃ」とサッチーの恐妻ぶりは相変わらず健在――と思わせておいて。
「野村-野球=0」と言い切るノムさん。そして自分のせいで夫から野球を奪ってしまったサッチーは「男-仕事=悲劇」と言い切る。だから彼女は、夫の空いた日程をどんどん埋めるのだ。
もちろん、昨今は女性の社会進出も著しく、仕事がない=悲劇なのは男だけではないけれど。ただ、心意気として「男-仕事=悲劇」の言葉にはとても共感できる。プライドだったり生き様だったりがなくなってしまうという意味だろうから。
だから、サッチーの、酷使ともとれるスケジュール管理は、愛情の裏返し。悪妻と言われるのを覚悟でそんな風にお尻を叩くなんて、普通の奥さんじゃなかなかやりにくい。
長い野球人生の中でゴタゴタがあったとき、サッチーは言ったという。「何とかなるわよ」。そしてノムさんは、その言葉で本当に何とかなりそうな気になったという。確かにあのサッチーに言われたら、そんな気になりそうだ。
でも、その根底にはノムさんのサッチーに対する絶対的な信頼があるのだろうと思った。「自分には野球しかないが、彼女は自分にないものをたくさん持っている」というノムさんの言葉には、「男-仕事=悲劇」を防ぐために動くサッチーと同じように、相手へのリスペクトが感じられるから。
野村家の家具や調度品が、と~っても豪華で、どピンクの広すぎるソファなどにビックリしながらも、「カリスマ白書第一章」、面白かったです。
次回「カリスマ白書第二章 KKコンビ ドラフトの真実」に続く。
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