息子が行方不明になり、発見の知らせを警察から受けて会いに行くとそれは見知らぬ少年だった。ロス警察の保身のために、次々と非道な目に遭わされる母は……。これは真実の物語だという。
「ミリオンダラー・ベイビー」。「ミスティック・リバー」。実はイーストウッド監督の映画はちょっと苦手意識があった ラストにあまりに救いがないように思えて、毎度観た後落ち込んでしまったから。
が、この「チェンジリング」は違った。トーンはやはり重くて暗くて怖さがあるが、最後に希望の光が見える。おかげで「母は強し」と気兼ねなく思うことが出来た。
何と言っても、アンジョリーナ・ジョリーがステキだった。どんな理不尽な目にあっても、凛として気品があって強くて美しい。息子への愛情が強く強く伝わってくる。あのお母さんなら、最後に聞かされる息子の勇気ある行動も納得。
個人的には、「見つかりました」の知らせにうれし泣きする彼女の姿にもらい泣き まだ最初の方だったのに早々とやられました。
1920年代に、現実にあった話だというから恐ろしい。警察とか偉い方々の、保身から来るやりたい放題というのは、世界共通であり得ることなのね。天誅を受けたらしいのはよかったです。
でも実際には子供は見つからなかったということなのか……。哀しいですが、それでもあのラストの持ってきかたはあの主人公にピッタリでした。彼女の未来が報われますように、と願わずにいられませんでした。
そうそう、「ミリオンダラー・ベイビー」「ミスティック・リバー」は
確か、ドヨ~ンとした気分を背負って劇場を後にした記憶が・・・
でもこちらはそういう意味では良かったですね。
ラストに希望の光が!(そう感じました)
信じ難い様な数々のエピソードが実話とは本当に驚愕です。
残酷で重たい内容ながら、重厚でズシリと心に響く素晴らしい作品でした。
さすがですね~イーストウッド!
アンジーの渾身の演技にも終始惹き込まれてしまいました。
佐藤浩市さんじゃないけど(笑)やはり映画は救いのある結末がいいですね^^
そうなんですよ、最近救いのある結末じゃないと観た後が大変で(^^;)
でもこれが実話とは、本当に怒りが収まりませんよね。母アンジーに、味方がたくさん出来ていくのに救われました。
そして腐敗した警察の中でも汚れてない刑事がいた――あの犯人を捕まえた人。
残酷な中にも、いくつも光明があった見応えのある映画でした。
この事件を直ぐに見抜き手を差し伸べてきた牧師と
子を取り戻したい母親が
理不尽極まる正義を何処かに置き忘れたロス市警と戦う。
最初から負けるわけにはいかない戦いに
こちらも力が入りました。
生涯の彼女の希望、、いつか会えると思うから頑張って生きられたのでしょうね。
素敵な優しいタイトルでした♪
この戦いは、本当に負けるわけにはいかないし、そうなってほしくなかった。
だから、様々な協力者の登場や、希望の見えるラストに、とても救われました。
海外の映画は、なぜか主人公の名前だけ、というものが多い中、このタイトルは意味深長でとても素晴らしかったと思いました。
とても完成度の高い素晴らしい作品でしたね。
アンジーの演技はもちろん、脇の役者さんもとても良かったと思います(憎らしい警察も犯人も上手かったですよね!)
脚本にも無駄がなく、二転三転ストーリーに引き込まれました。
でも、、、子どものいる身としては、やっぱり観ていて辛い作品でした。
希望のあるラストも、その希望が儚いだけに切なくって、、、クリスティンがその後の人生で少しでも幸せになってくれるといいですね。
本当にレベルの高い作品でした。でも、二度三度観る気になるかというと、ちょっとつらい映画です。
最も憎まれ役の警察のあの人……、実はこの映画の中で一番気になってたりします。憎らしいのが上手すぎて、役者さんとして今後注目したくなりました。
どうもありがとうございます。
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