JFK空港に降り立った際、自国がクーデターで崩壊し、パスポートもビザも無効になったナボルスキー。NYの街に出ることも国に帰ることも出来なくなった彼は、空港で暮らし始めるが……(2004年 監督:スティーブン・スピルバーグ 出演:トム・ハンクス キャサリン・ゼダ・ジョーンズ)
空港を出られなくなったという異常の事態にも、彼は機転と気質で順応していく。
カートを所定の位置に持っていけば25セント稼げると気付き、それを食費に充てたり、トイレをお風呂代わりにしたり
英語がほとんど全く話せなかったのに、本屋で手持ちの本の英語版を探し出して勉強したり
空港内の店に就活したり、自分の職業である建築業を生かしてペンキ塗りをしていたらそこをスカウトされて高給取りになったり……。
とにかくサバイバルぶりが楽しい
その合間に、ダメとわかっていながら出国手続き書類を提出し続ける毎日。
その担当女性職員や、彼女に想いを寄せるフードサービス係の男、清掃員の熟年男性、就活をかけられた店の店員ら。
ナボルスキーは生来の温厚な人柄でそんな人々を味方につけていく
こんな状況でも彼を大切に思う友達が出来ていくところが、アメリカっぽいなあ
そして素敵な女性と恋に落ちたりするところも。
警備の職員を味方につけたのは、同じ国の言葉をしゃべる男が父親の病気の薬を違法に持ち出そうとしたとき。
それを機転でうまく法にひっかからないようさばいたのはお見事なように見えるが、やはりアメリカンな気がした あれ、OKなの? と。
日本じゃ絶対無理だよね
取り次ぎだけで指輪をもらった女性が、結婚をOKするのもアメリカン
この映画を観たのは3度目だけど、初めて観たときは「ターミナル」なのに最後はターミナルを出て行くことにあれ? と違和感を感じた。
でも、観直してみたら特にひっかからなかった。というより、あの結末しかないだろう、と思えた。
どうして感想が変わったのか自分でもよくわからないけど
いろいろ大雑把かな~と思うところはあれど、細かいところは気にしない、というアメリカンな気分で観れば、とてもあったかく楽しめる映画だと思います
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