ROCKSTARS

all about my favorite Rocks.

『オグデンズ・ナット・ゴーン・フレイク』(スモール・フェイセス)

2025-01-22 10:34:52 | albums

オグデンズ・ナット・ゴーン・フレイク Ogdens' Nut Gone Flake

【歌・演奏】
  スモール・フェイセス/Small Faces

【リリース】
  1968年5月24日

【録  音】
  1967年10月21日~1968年4月3日 
  オリンピック・スタジオ(イングランド ロンドン)
  トライデント・スタジオ(イングランド ロンドン)
  
【プロデューサー】
  ロニー・レーン/Ronnie Lane
  スティーヴ・マリオット/Steve Marriott

【エンジニア】
  グリン・ジョンズ/Glyn Johns

【レーベル】
  イミディエイト/Immediate Records

【収  録  曲】(☆=シングル ②⑥⑪)
  side : A
   ① オグデンズ・ナット・ゴーン・フレイク 2:26
     Ogdens' Nut Gone Flake(Steve Marriott, Ronnie Lane, Ian McLagan, Kenney Jones)
  ☆② アフターグロウ 3:31
     Afterglow(Steve Marriott, Ronnie Lane)※single title「Afterglow of Your Love」
     *1969年3月7日リリース 1969年シングル・チャート UK36位, オーストラリア95位, オランダ19位 
   ③ ロング・アゴーズ・アンド・ワールズ・アパート 2:35
     Long Agos and Words Apart(Ian McLagan)
   ④ レーヌ 4:29
     Rene(Steve Marriott, Ronnie Lane)
   ⑤ ソング・オブ・ア・ベイカー 3:15
     Song of a Baker(Steve Marriott, Ronnie Lane)
  ☆⑥ レイジー・サンデイ 3:05
     Lazy Sunday(Steve Marriott, Ronnie Lane)
     *1968年4月5日リリース 1968年シングル・チャート UK2位, US114位, オーストラリア5位, カナダ42位, ドイツ2位, オランダ1位, ノルウェイ7位
  side : B <titled:Happiness Stan>
   ⑦ ハピネス・スタン 2:35
     Happiness Stan(Steve Marriott, Ronnie Lane)
   ⑧ ローリン・オーヴァー 2:50
     Rollin' Over(Steve Marriott, Ronnie Lane)
   ⑨ ザ・ハングリー・イントゥルーダー 2:15
     The Hungry Intruder(Steve Marriott, Ronnie Lane, Ian McLagan)
   ⑩ ザ・ジャーニー 4:12
     The Journey(Steve Marriott, Ronnie Lane, Ian McLagan, Kenney Jones)
  ☆⑪ マッド・ジョン 2:48
     Mad John(Steve Marriott, Ronnie Lane)
     *1969年リリース 1968年シングル・チャート オーストラリア84位
   ⑫ ハッピーデイズトイタウン 4:17
     HappyDaysToyTown(Steve Marriott, Ronnie Lane, Ian McLagan, Kenney Jones)
        
【録音メンバー】
 ◆スモール・フェイセス
   スティーヴ・マリオット/Steve Marriott(guitars, bass⑩, piano⑦, organ①, harmonica, lead-vocals⑨⑫, backing & harmony-vocals)
   イアン・マクレガン/Ian McLagan(piano, organ, harpsichord, mellotron, electric-guitar③, bass③, lead-vocals③, backing & harmony-vocals)
   ロニー・レーン/Ronnie Lane(bass, uplight-bass⑪, electric-guitar⑩, lead-vocal⑤⑩, backing & harmony-vocals)
   ケニー・ジョーンズ/Kenney Jones(drums, percussions)
 ◆ゲスト・ミュージシャン
   P. P. アーノルド/P. P. Arnold(backing-vocals)
   ビリー・ニコルズ/Billy Nicholls(backing-vocals)
   リン・ドブソン/Lyn Dobson(flute)

【チャート】
  1968年週間アルバム・チャート  イギリス1位 アメリカ(ビルボード)159位 フィンランド5位 西ドイツ6位 ノルウェイ13位

【メ  モ】
 ・スモール・フェイセス4枚目のアルバム。バンド唯一のコンセプト・アルバムである。1969年に解散するスモール・フェイセスの、最後のアルバム。

 ・アルバム・タイトルと特徴的なパッケージ・デザインは、1899年からリバプールで製造されている缶タバコのブランド「オグデンズ・ナット・ブラウン・フレーク」のパロディである。
 
 ・1968年5月24日にリリースされた本作は、1968年6月29日に全英アルバム・チャート1位になると、8月3日まで6週間連続でそのポジションを維持した。

 ・レコードのB面は、「ハピネス・スタン」というタイトルが付いた組曲で、コメディアンのスタンリー・アンウィンによるナレーションと、それに連動した6曲で構成されている。そのコンセプトは、「ハピネス・スタン」という少年が夜空の半月を見て、「失われた」と勘違いした半分を探すというオリジナルの物語に基づいいる。この物語は、1968年1月のオーストラリアとニュージーランドのツアー後に行われたテムズ川のボート旅行中にバンドが思いついたもので、「ハピネス・スタン」の名はロニー・レーンの兄スタンリーにちなんでいる。

 ・①「オグデンズ・ナット・ゴーン・フレイク」は、1965年のシングル「I've Got Mine」をインストゥルメンタルとしてリメイクしたもの。弦楽セクションが起用されているが、その指揮者デヴィッド・マッカラム・シニアは、俳優デヴィッド・マッカラムの父である。


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『セヴン・セパレート・フールズ』(スリー・ドッグ・ナイト)

2025-01-21 11:57:49 | albums

セヴン・セパレート・フールズ Seven Separate Fools

【歌・演奏】
  スリー・ドッグ・ナイト/Three Dog Night

【リリース】
  1972年7月

【録  音】
  1972年
  アメリカン・レコーディング・カンパニー(アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス スタジオ・シティ)
  
【プロデューサー】
  リチャード・ポドラー/Richard Podolor

【エンジニア】
  ビル・クーパー/Bill Cooper

【レーベル】
  ダンヒル/Dunhill Records(US)

【収  録  曲】(☆=シングル ①④)
  side : A
  ☆① ブラック・アンド・ホワイト(黒と白) 3:51
     Black and White(David I. Arkin, Earl Robinson)
     *1972年シングル・チャート US1位, カナダ1位, ニュージーランド1位, オーストリア8位
   ② マイ・オールド・ケンタッキー・ホーム 3:08
     My Old Kentucky Home (Turpentine and Dandelion Wine)(Randy Newman)
   ③ 朝のプレリュード 2:04
     Prelude to Morning(Jimmy Greenspoon)
  ☆④ ピース・オブ・エイプリル 4:10
     Peaces of April(Dave Loggins)
     *1973年シングル・チャート US19位, カナダ13位
   ⑤ ある愛のすべて 3:06
     Going in Circles(Jaiananda, Ted Myers)
   ⑥ 絆(きずな) 5:14
     Chained(Russ Ballard)
  side : B
   ⑦ タルサに帰ろう 3:41
     Tulsa Turnaround(Larry Collins, Alex Harvey)
   ⑧ イン・ベッド 3:58
     In Bed(Tom Baird, Lynn Henderson, Wes Henderson)
   ⑨ フリーダム・フォー・ザ・スタリオン 3:41
     Freedom for the Stallion(Allen Toussaint)
   ⑩ いたずら書き 3:17
     The Writing's on the Wall(Domenic Troiano)
   ⑪ ミッドナイト・ランナウェイ 5:28
     Midnight Runaway(Gary Itri)
        
【録音メンバー】
 ◆スリー・ドッグ・ナイト
   コリー・ウェルズ/Cory Wells(lead-vocals②⑤⑦⑧⑨, background-vocals)
   チャック・ネグロン/Chuck Negron(lead-vocals④⑤⑥⑨⑪, background-vocals)
   ダニー・ハットン/Danny Hutton(lead-vocals①⑤⑥⑧⑨⑩, background-vocals)
   マイケル・オールサップ/Michael Allsup(guitars)
   ジミー・グリーンスプーン/Jimmy Greenspoon(keyboards)
   ジョー・シェルミー/Joe Schermie(bass)
   フロイド・スニード/Floyd Sneed(drums)
 ◆ゲスト・ミュージシャン
   パトリック・サリヴァン/Patrick Sullivan(cello④)
   ゲイリー・イットリ/Gary Itri(acoustic-guitar⑪)

【チャート】
  1972年週間アルバム・チャート  アメリカ(ビルボード)6位 カナダ7位 オーストラリア21位

【メ  モ】
 ・スリー・ドッグ・ナイト通算8枚目(スタジオ録音としては6枚目)のアルバム。RIAAゴールド・ディスク・アルバムに認定された。
  ビルボードのアルバム・チャートで最高6位を記録しているが、これはバンド史上最高位である。

 ・①「ブラック・アンド・ホワイト」はビルボード・シングル・チャート1位となったが、これはバンド史上3曲目。
 


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『ハーモニー』(スリー・ドッグ・ナイト)

2025-01-21 02:24:57 | albums

ハーモニー Harmony

【歌・演奏】
  スリー・ドッグ・ナイト/Three Dog Night

【リリース】
  1971年9月30日

【録  音】
  1971年
  アメリカン・レコーディング・カンパニー(アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス スタジオ・シティ)
  
【プロデューサー】
  リチャード・ポドラー/Richard Podolor

【エンジニア】
  ビル・クーパー/Bill Cooper

【レーベル】
  ダンヒル/Dunhill Records(US)

【収  録  曲】(☆=シングル ①③⑨)
  side : A
  ☆① ネヴァー・ビーン・トゥ・スペイン 3:43
     Never Been to Spain(Hoyt Axton)
     *1972年シングル・チャート US5位, カナダ3位, ニュージーランド12位, オーストラリア34位
   ② マイ・インパーソナル・ライフ 4:22
     My Impersonal Life(Terry Furlong)
  ☆③ アン・オールド・ファッションド・ラヴ・ソング 3:21
     An Old Fashioned Love Song(Paul Williams)
     *1971年シングル・チャート US4位, カナダ2位, ニュージーランド3位, オーストラリア34位
   ④ ネヴァー・ドリームド・ユード・リーヴ・イン・サマー 3:41
     Never Dreamed You'd Leave in Summer(Stevie Wonder, Syreeta Wright)
   ⑤ ジャム 3:47
     Jam(Three Dog Night)
  side : B
   ⑥ ユー 3:00
     You(Jeffrey Bowen, Jack Goga, Ivy Jo Hunter)
   ⑦ ナイト・イン・ザ・シティ 3:13
     Night in the City(Joni Mitchell)
   ⑧ マーダー・イン・マイ・ハート・フォー・ザ・ジャッジ 3:36
     Murder in My Heart for the Judge(Jerry Miller, Don Stevenson)
  ☆⑨ ザ・ファミリー・オブ・マン 3:28
     The Family of Man(Jack Conrad, Paul Williams)
     *1972年シングル・チャート US12位, カナダ5位, 西ドイツ38位, オーストラリア60位
   ⑩ ミステイクス・アンド・イリュージョンズ~ピース・オブ・マインド 3:03
     Intro:Poem:Mistake and Illusions(Poem by Paula Negron)~ Peace of Mind(Nick Woods)
        
【録音メンバー】
 ◆スリー・ドッグ・ナイト
   コリー・ウェルズ/Cory Wells(lead-vocals①⑧⑨, background-vocals)
   チャック・ネグロン/Chuck Negron(lead-vocals③④⑥⑨, background-vocals)
   ダニー・ハットン/Danny Hutton(lead-vocals②⑦⑨, background-vocals)
   マイケル・オールサップ/Michael Allsup(guitars)
   ジミー・グリーンスプーン/Jimmy Greenspoon(keyboards)
   ジョー・シェルミー/Joe Schermie(bass)
   フロイド・スニード/Floyd Sneed(drums)

【チャート】
  1971年週間アルバム・チャート  アメリカ(ビルボード)8位 カナダ11位 オーストラリア32位
  1972年年間アルバム・チャート  アメリカ(ビルボード)57位

【メ  モ】
 ・スリー・ドッグ・ナイト通算7枚目のアルバム。スタジオ録音としては5枚目である。RIAAゴールド・ディスク・アルバムに認定された。
 


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『ゼア・アー・バット・フォー・スモール・フェイセス』(スモールフェイセス)

2025-01-20 12:36:35 | albums

ゼア・アー・バット・フォー・スモール・フェイセス There Are But four Small Faces

【歌・演奏】
  スモール・フェイセス/Small Faces

【リリース】
  1968年2月24日

【録  音】
  1966年10月~1967年11月 
  オリンピック・スタジオ(イングランド ロンドン)
  
【プロデューサー】
  ロニー・レーン/Ronnie Lane
  スティーヴ・マリオット/Steve Marriott

【レーベル】
  コロンビア/Columbia Records (US)
  イミディエイト/Immediate Records (UK)

【収  録  曲】(☆=シングル ①⑦⑩)
  side : A
  ☆① イチクー・パーク 2:44
     Itchycoo Park(Steve Marriott, Ronnie Lane)
     *1967年8月4日リリース(US) 1967年シングル・チャート US(ビルボード)16位, UK3位, カナダ1位, ニュージーランド1位, オーストラリア2位
   ② トーク・トゥ・ユー 2:05
     Talk to You(Steve Marriott, Ronnie Lane)    
   ③ アップ・ザ・ウドゥン・ヒルズ・トゥ・ベドフォードシャー 2:00
     Up the Wooden Hills to Bedfordshire(Ian McLagan)
   ④ マイ・ウェイ・オブ・ギヴィング 1:52
     My Way of Giving(Steve Marriott, Ronnie Lane)
   ⑤ アイム・オンリー・ドリーミング 2:21
     I'm Only Dreaming(Steve Marriott, Ronnie Lane)
   ⑥ アイ・フィール・マッチ・ベター 3:55
     I Feel Much Better(Steve Marriott, Ronnie Lane, Ian McLagam)
  side : B
  ☆⑦ ティン・ソルジャー 3:16
     Tin Soldier(Steve Marriott, Ronnie Lane)
     *1967年12月2日リリース(US) 1968年シングル・チャートUK9位, US(ビルボード)73位, オーストラリア3位, ニュージーランド3位, オランダ4位
   ⑧ ゲット・ユアセルフ・トゥゲザー 2:17
     Get Yourself Together(Steve Marriott, Ronnie Lane)
   ⑨ ショウ・ミー・ザ・ウェイ 2:05
     Show Me the Way(Steve Marriott, Ronnie Lane)
  ☆⑩ ヒア・カムズ・ザ・ナイス 2:54
     Here Comes the Nice(Steve Marriott, Ronnie Lane)
     *1967年6月2日リリース(US) 1967年シングル・チャート UK12位, 西ドイツ24位, オランフダ28位
   ⑪ グリーン・サークルズ 2:34
     Green Circles(Steve Marriott, Ronnie Lane, Michael O'Sullivan)
   ⑫ ハヴ・ユー・エヴァー・シーン・ミー 2:15
     (Tell Me) Have You Ever Seen Me?(Steve Marriott, Ronnie Lane)
        
【録音メンバー】
 ◆スモール・フェイセス
   スティーヴ・マリオット/Steve Marriott(guitars, piano⑨, lead-vocals①②④⑤⑥⑦⑧⑩⑪⑫, backing & harmony-vocals)
   イアン・マクレガン/Ian McLagan(keyboards, guitar③, bass③⑨, lead-vocals③, backing & harmony-vocals)
   ロニー・レーン/Ronnie Lane(bass, lead-vocal⑥⑨⑩⑪, backing & harmony-vocals)
   ケニー・ジョーンズ/Kenney Jones(drums, percussions)

【チャート】
  1968年週間アルバム・チャート  アメリカ(ビルボード)178位

【メ  モ】
 ・スモール・フェイセスにとって、初めてアメリカでリリースされたアルバム。前年リリースされた「スモール・フェイセス」(イミディエイト盤)の修正ヴァ-ジョン(アメリカ編集)アルバムであり、北米でリリースされたスモール・フェイセス唯一のアルバムである。

 ・リリース当初はチャート入りしていなかったが、シングル「イチクー・パーク」が1968年1月にビルボードのトップ20に入ったのちに短期間チャート入りした。結果的に、アルバム・チャートには3週ランク・インし、1968年3月には最高178位を記録した。


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ゴードン・ハスケル

2025-01-20 10:55:18 | vocal

ゴードン・ハスケル Gordon Haskell


 【出生名】
   ゴードン・ハスケル・ヒオニデス/Gordon Haskell Hionides

 【パート】

   ヴォーカル、ベース、ギター

 【生没年月日】
   1946年4月27日~2020年10月15日(74歳没)

 【出生地】
   イングランド ドーセット州ボーンマス

 【経 歴】
   ザ・リーグ・オブ・ジェントルメン/The League of Gentlemen(1964~1965)
   ザ・ダウランズ/The Dowlands(1965)
   フルール・ド・リス/The Fleur de Lys(1965~1968)
   ザ・フラワーポット・メン/The Flowerpot Men(1968)
   キューピッズ・インスピレーション/Cupid's Inspiration(1968~1969)
   キング・クリムゾン/King Crimson(1970)
   ブリン・ハワース・バンド/Bryn Haworth Band(1976)
   ジョー/Joe(1976~1977)
   グラフィティ-ハウス・バンド/Grafiti-House Band(1977)※「Joe」の変名バンド
   クリフ・リチャード・バンド/Cliff Richard Band(1977)
   

 ゴードン・ハスケルは、イングランド出身のヴォーカリスト、ベーシスト。
 キング・クリムゾンの2代目ヴォーカリストとして知られている。

 ハスケルは、1946年4月27日にイングランドのドーセット州ボーンマスの産科病院で生まれた。
 学校の友人であるロバート・フリップからギターやコード理論を教わり、1961年6月にフリップ(guitar)、ティノ・リチニオ(vocal, guitar)、グレアム・ウェイル(drums)とともに「ザ・レイヴンズ」 (The Ravens)を結成し、ベースとヴォーカルを担当する。ザ・レイヴンズは、同年9月にウィンボーンにあるウェスト・ムーア・ユース・クラブの教会で初めてライヴを行うなど地元で多少のステージに立ったが、1962年8月に解散する。

 1964年3月、セミプロ活動を続けていたフリップ、ハスケル、リチニオが再び集まり、スタンリー・レヴィ(drums)とレグ・マシューズ(vocal)を加えて「ザ・リーグ・オブ・ジェントルメン」を結成する。このローカル・バンドは、おもにビートルズ、ロイ・オービソン、フォー・シーズンズなどの当時のヒット曲をレパートリーとしていた。彼らは「地元ドーセット州ボーンマスを拠点とするバンド」として地方紙に取り上げられたこともあり、ハスケルにとってこれが本格的なプロとしての活動の始まりだった。
 しかし1965年夏にフリップが進学のため脱退する。後任としてデイヴ・アンソニー(vocal)を迎えて活動を続けたが、結局レコード・デビューすることなくバンドは1965年11月に解散した

 ザ・リーグ・オブ・ジェントルメン解散後のハスケルは警察の職員として働き始めたが、わずか一日で辞めたという。そしてハスケルと同じボーンマス出身のバンド、「ザ・ダウランズ」のツアーにメンバーとして参加した。このバンドには、1963年まではマイケル・ジャイルズピーター・ジャイルズの兄弟が在籍していたことで知られる。
 ザ・ダウランズのツアーの途中、ファンから「フルール・ド・リス(サイケデリック系のビート・バンド)がベーシストを探している」と聞かされたハスケルは、バンドにコンタクトを取って1965年12月に加入する。
 ハスケルはロンドンに出て、リンゴ・スター所有の邸宅に1966年中頃から8ヶ月間ほど住む。この時アニマルズのメンバーや、アニマルズのチャス・チャンドラーがアメリカから連れて来たジミ・ヘンドリックスとも同居している。

 1966年3月、フルール・ド・リスはセカンド・シングル「サークルズ」をリリース。これがハスケルのレコード・デビューである。
 「サークルズ」は、ザ・フーが1966年3月に発表したシングル「恋のピンチ・ヒッター」のB面に収録されていたものだが、セールスは振るわなかった。
 1967年からフルール・ド・リスのマネージャーとなったフランク・フェンターは、スタックス・レコードの欧州担当英国部門の責任者だった。この繋がりによって、ハスケルはシャロン・タンディ、ウェイグッド・エリス、ジョン・ブロムリーなどさまざまなミュージシャンのバック・バンドやセッションに参加するようになる。またこの頃ウィリアム・Eという歌手に「レイジー・ライフ」という曲を提供したが、この曲は南アフリカのシングル・チャートで最高2位を記録するヒットとなった。なおこの曲は、ハスケルが単独で他の歌手に提供した初めての曲である。

 1968年4月、ハスケルはフルール・ド・リスを脱退し、「ザ・フラワー・ポット・メン」を経て、同年10月「キューピッズ・インスピレーション」にツアー・メンバーとして参加する。
 ハスケルは作曲にも力を注いでおり、書き貯めたオリジナル曲はこの当時50曲以上あったと言われている。そのオリジナル曲をマネージャーと一緒に売り込んでいたところ、それがキューピッズ・インスピレーションのプロデューサーであるジミー・ダンカンの目にとまった。そしてダンカンの協力を得て、1969年9月にイギリスCBSよりファースト・ソロ・アルバム「セイル・イン・マイ・ボート」をリリースした。



 1969年は旧友のフリップがキング・クリムゾンを結成した年でもあるが、ハスケルはその当時からたびたびクリムゾンのリハーサルに訪れていた。
 1970年春、キング・クリムゾンからグレッグ・レイク(bass, vocal)が脱退すると、フリップからの要請でクリムゾンのセカンド・アルバム「ポセイドンのめざめ」のレコーディングに参加し、「ケイデンスとカスケイド」でヴォーカルを担当した。この頃のハスケルはリスペクトするオーティス・レディングやブッカーT & MG'sなどが在籍しているアトランティック・レコードに所属しており、それに満足していたので、「ケイデンスとカスケイド」を歌ったのは、単なる小遣い稼ぎのつもりだったという。しかしヴォーカリストを探していたフリップに誘われると、そのままベーシスト兼ヴォーカリストとして正式にクリムゾンに加入した。
 この年夏、クリムゾンはサード・アルバム「リザード」を録音。しかしハスケルは、アルバム制作終了後に行われたツアー用リハーサルで「歌のキーを自分に合わせて下げてほしい」という頼みをフリップに断られると、「自分が確信を持てない曲は歌いたくない」と言ってそのままあっさりとバンドから脱退してしまう。脱退の根底にはフリップとの音楽性の相違があり、ハスケルはのちに「キング・クリムゾンを好きだと思ったことは一度もない。私は「リザード」の録音中ずっと、クリムゾンの一部でいることが苦痛だった」「クリムゾンに一時期在籍してはいたが、自分の人生の中では何の転機にもならなかった」などと語っている。
 脱退後、ちょうどイギリスを訪れていたアトランティック・レコード会長のアーメット・アーティガンに会う機会を得る。その面接の席上、ギターの弾き語りで6曲歌ったところ、アーティガンはハスケルをとても気に入り、契約を交わすことに成功した。


キング・クリムゾン1970年9月 左からメル・コリンズ、ピート・シンフィールド、ロバート・フリップ、アンディ・マッカロック(後右)、ゴードン・ハスケル(前右)

 1971年夏、セカンド・アルバム「歳時記」を制作する。このアルバムはAORの香り漂うフォーク・ロックという趣があり、元ダウランズで同じドーセット州出身の旧友アラン・バリー(guitar)、元モーグル・スラッシュのジョン・ウェットン(bass)、同じく元モーグル・スラッシュのビル・アトキンソン(ビル・ハリソン、drums)らが録音に参加している。このアルバムは、セールス面では振るわなかったが、ファンのあいだでは好評を得ている。
 
 1972年11月、ロンドンのレインボウ・シアターで、ウィッシュボーン・アッシュやマウンテンなどと共演したが、1972年にはソロ・シンガーとしての活動にピリオドをうち、その後はおもにセッション・ベーシストとして活動を続ける。
 1974年には、スタックリッジと短期間セッションしている。正式加入には至らなかったが、スタックリッジは4枚目のアルバム「Extravaganza」でハスケルの曲「Worms」を「No One's More Important Than the Earthworm」と改題して取り上げている。
 しかし精神的疲労が蓄積していたハスケルはそれ以降一時期行方をくらます。

 その後、フルール・ド・リスでバンド・メイトだったブリン・ハワース(guitar)のバック・バンドのベーシストを務め、ハワースのファースト・ソロ・アルバム「レット・ザ・デイズ・ゴー・バイ」(1974年発表)の録音に参加。
 1976年には、ブリン・ハワース・バンドで知り合った加藤ヒロシ(guitar)、ジム・ラッセル(drums)とロック・トリオ「ジョー」を結成する。このバンドはディスコ・ミュージックの影響が強い作品を制作し、1977年にはシングル「How I Can Resist」を発表。(このシングルにはメル・コリンズも参加している)
 1977年、山口百恵のロンドン制作アルバム「GOLDEN FLIGHT」にジョーのメンバーらと参加。同年6月には、村岡実(尺八)のアルバム制作のため初来日。この時、レコーディングの合間に加藤ヒロシの故郷である関西で唯一の日本公演を行っている。
 この年、知人の紹介でクリフ・リチャード・バンドのツアー・バンドに約3ヵ月加わっている。

 1979年、RCAと2年間のソングライター契約を結び、サード・アルバムを制作する。この時のレコーディング・セッションからシングル盤を4枚リリースしたが、当時吹き荒れていたはパンク・ロックやニュー・ウェイヴの嵐のあおりを受けてアルバム自体はテスト盤止まりとなった。お蔵入りしたこの音源は、1997年になって「Serve at Room Temperature」のタイトルで発表されている。
 1984年以降は弾き語りでヨーロッパ各地の酒場を巡る。1989年には「Wilderness Records」を設立、ツアーも精力的に行った。1990年には11年ぶり通算4作目のソロ・アルバム「ハンブルドン・ヒル」を発表。



 2001年、クリスマス・ソングとしてシングル「How Wonderful You Are」をリリースしたところこれに火がつき、全英シングル・チャート2位の大ヒットを記録。翌2002年春に発表した通算9作目のアルバム「Harry's Barも全英アルバム・チャート2位まで上昇している。
 2006年、自伝「The Road to Harry's Bar:Forty Years on the Potholed Path to Stardom」を出版。
 2007年、ドーセット州の自宅から、家族とともにギリシャのスコペロスに移住する
 2015年初頭、5年ぶりのシングル「I'm letting everybody know」を発表。この年は年末から久しぶりにイギリス・ツアーを行なっている。
 2016年末に転居してイギリスに帰国。
 2020年1月24日、10年ぶりにアルバム「The Cat Who's Got The Cream」を発表したが、同年10月18日に「10月15日に癌との闘病の末に死去した」と報じられた。74歳だった。


【ディスコグラフィ】(☆=ライヴ・アルバム ★=コンピレーションアルバム)

 <ソロ・アルバム>
  1969年 セイル・イン・マイ・ボート/Sail In My Boat
  1971年 歳時記/It Is and It Isn't ルクセンブルグ8位
  1979年 サード/Serve at Room Temperature ※LPはテスト盤のみ、1997年CDにて正式発売
  1990年 ハンブルドン・ヒル/Hambledon Hill
  1992年 ドライヴ・ユー・クレイジー/It's Just a Plot to Drive You Crazy
  1994年 Voiceprint Radio Sessions ※ミニアルバム
  1996年 Butterfly in China
  2000年 オール・イン・シーム・オヴ・シングス/All In The Scheme Of Things
  2001年 Look Out
  2002年 Harry's Bar UK2位 ポーランド5位
  2002年 Shadows On The Wall UK44位 ポーランド8位
 ★2002年 All My Life UK154位
 ★2002年 The Collection:18 of His Finest Songs
 ★2002年 The Right Time:A Collection
  2003年 Look Out
 ★2003年 How Wonderful You Are (The Best Of) ポーランド15位
  2004年 The Lady Wants To Know ポーランド14位
 ☆2008年 Gordon Haskell w Szczecinie Live! ※ポーランド盤のみ
 ☆2008年 The Road To Harry's Bar, All Hits Live
  2010年 One Day Soon
  2020年 The Cat Who’s Got The Cream

 <ソロ・シングル>
  1969年 Boat Trip / Time Only Knows
  1970年 Oo La Di Doo Da Day / Born To Be Together
  1972年 Sitting By The Fire ※アメリカ盤のみ
  1979年 People Don't Care / Silhouettes
  1980年 I Need Your Love So Much / Living In The Attic
  1980年 Castles In The Sky / My Baby
  1981年 5-10-15 / Whisky
  1990年 Hambledon Hill / Mystical Allusion
  1991年 The Right Time
  1996年 More Yin Than Yang
  2001年 How Wonderful You Are / A Little Help From You UK2位 ポーランド1位
  2002年 There Goes My Heart Again UK133位
  2002年 All the Time in the World ポーランド15位
  2003年 The Music Played ※「Gordon Haskell & Maarit」名義。シングルはドイツ盤のみ。
  2003年 Whole Wide World ポーランド38位
  2004年 The Lady Wants To Know / Tell Me All About It (Edit)
  2005年 All in the Scheme of Things ※「Kasia Skrzynecka & Gordon Haskell」名義
  2006年 Everybody Wants To Go To Heaven
  2008年 Take My Breath Away
  2010年 Forevermore
  2013年 My Bike
  2015年 I'm letting everybody know
  2016年 W Rio ※with Pitor Salata
  2018年 It's Me and You and Them and Us
  2019年 I'm Still Mad About You ハンガリー19位
  2019年 How Wonderful You Are 2019
  2020年 I'm Still Trying to Figure Out

 <キング・クリムゾン>
  1970年 ポセイドンのめざめ/ In the Wake of Poseidon UK4位 US31位
  1970年 リザード/Lizard UK26位 US113位

 <フルール・ド・リス>
 ★1996年 Les Fleurs De Lys
 ★1997年 Reflections ※1965~1969年にリリースされたバンド関連のシングル集
  2013年 ユーヴ・ゴット・トゥ・アーン・イット/You've Got To Earn It ※未発表曲を含む

 <レコーディング・セッション>(◎=シングル)
 ◎1967年 Lazy Life(ウィリアム・E) ※初シングルA面提供楽曲
 ◎1967年 Reflections Of Charles Brown(Rupert's People)※UK20位、豪13位。バンドはフルール・ド・リスの変名。
 ◎1967年 Stay With Me(Sharon Tandy)※UKではB面の「Hold On」をA面にして1968年に再発。
  1968年 Tribute To A King(Donnie Elbert)
  1969年 Sing(John Bromley)
  1969年 Yesterday Has Gone(Cupid's Inspiration)※同名シングルではなくアルバムのみ。
  1974年 Let The Days Go By(Bryn Haworth)
  1976年 Love Song For The Earth(Garth Hewitt)
 ◎1976年 ファンキー・アップ・ダウン(イースト・サイド・シャッフル)※日本のみ発売のディスコシングル。メル・コリンズ(sax)参加。
  1977年 GOLDEN FLIGHT(山口百恵)
 ◎1977年 How Can I Resist(Joe)※シングル両面ともハスケル作品。メル・コリンズ(sax)参加。
  1977年 The Golden Twist Party(Graffiti-House Band)※Joeの変名バンドによるツイストカバー集。
  1978年 メモリーズ・オブ・チヨ(村岡実グループ with Joe)
  1991年 オフェーリアズ・シャドウ/Ophelia's Shadow(トーヤ・ウィルコックス)※1曲目イントロ部分のキーボードのみ参加。


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スティーヴ・マリオッツ・オール・スターズ

2025-01-14 13:10:57 | band

                 左からボブ・ウエストン、ミッキー・フィン、スティーヴ・マリオット、グレッグ・リドリー、イアン・ウォーレス

スティーヴ・マリオッツ・オール・スターズ 
Steve Marriott's All Stars



【活動期間】
  1975年~1976年

【メンバー】
 <Vocal>
  スティーヴ・マリオット/Steve Marriott(guitars, vocals)在籍1975~1976
 <Guitar>
  ミッキー・フィン/Micky Finn(guitars) 在籍1975~1976
  ボブ・ウエストン/Bob Weston(guitar) 在籍1975
  デイヴ・"クレム"・クレムソン(guitar)/Dave Clem Clempson(guitar)在籍1976
 <Keyboard>
  デモン・ブッチャー/Damon Butcher(keyboard)在籍1976
 <Bass>
  ニック・サウス/Nick South(bass) 在籍1975
  グレッグ・リドリー/Greg Ridley(bass) 在籍1975~1976
 <Drums>
  イアン・ウォーレス/Ian Wallace(drums) 在籍1975~1976
 <Chorus>
  ザ・ブラックベリーズ/The Blackberrys(chorus) 在籍1975~1976
 

【バンドの歴史】
 「スティーヴ・マリオッツ・オール・スターズ」は、スティーヴ・マリオットハンブル・パイ解散後に結成したバンドである。

 マリオットはハンブル・パイのフロント・マンとして活躍していたが、1975年にハンブル・パイが解散するとソロ活動を開始した。
 そして、ソロ・アルバム「マリオット」の制作に取りかかりながら、1975年7月に自己のバンド「スティーヴ・マリオッツ・オール・スターズ」を結成。
 このバンドはマリオットのほか、元ヘヴィ・メタル・キッズのミッキー・フィン(guitar)、元フリートウッド・マックのボブ・ウエストン(guitar)、元キング・クリムゾンのイアン・ウォーレス(drums)、元エリスのニック・サウス(bass)の5人に、ハンブル・パイのレコーディングにも参加していたザ・ブラックベリーズ(chorus)を加えたもので、マリオットのバック・バンド的性格が強かった。
 結成の翌月にサウスが脱退するが、すぐにマリオットのハンブル・パイ時代のバンド・メイトであるグレッグ・リドリー(bass)が加入する。

 1975年限りでウエストンが脱退したが、後任としてやはりハンブル・パイ時代のバンド・メイトである名手クレム・クレムソンが加わった。
 バンドは積極的にライブを行い、1976年3月にはサウンドにより厚みを持たせるためにキーボード奏者のデモン・ブッチャーを加える。
 同年5月にマリオットのソロ・アルバムがリリースされる。
 この年、スモール・フェイセスの曲「イチクー・パーク」がリバイバル・ヒットしたことをきっかけに、スモール・フェイセスが再結成、マリオットもこれに参加することになったため、オール・スターズは解散した

 解散後、クレムソンとブッチャーは「ラフ・ダイアモンド」の結成に参加し、リドリーとフィンは「ザ・フォールン・エンジェルス」を結成した。

 マリオットの死後、未発表のセッション音源が発掘され、1995年に「Clear Through the Night」のタイトルで発表された。この未発表セッションがソロ・アルバム「マリオット」の制作につながるのである。


【ディスコグラフィ】(☆=ライヴ・アルバム ★=コンピレーション・アルバム)
 <アルバム>
  1995年 Clear Through the Night 

【メンバー変遷】
#1  1975
   スティーヴ・マリオット(vocal, guitar)
   ミッキー・フィン(guitar)
   ボブ・ウエストン(guitar)
   ニック・サウス(bass)
   イアン・ウォーレス(drums)
   ザ・ブラックベリーズ(chorus)

#2  1975
   スティーヴ・マリオット(vocal, guitar)
   ミッキー・フィン(guitar)
   ボブ・ウエストン(guitar)
   グレッグ・リドリー(bass)
   イアン・ウォーレス(drums)
   ザ・ブラックベリーズ(chorus)

#3 1976
   スティーヴ・マリオット(vocal, guitar)
   ミッキー・フィン(guitar)
   デイヴ・クレムソン(guitar)
   グレッグ・リドリー(bass)
   イアン・ウォーレス(drums)
   ザ・ブラックベリーズ(chorus)  

#4  1976
   スティーヴ・マリオット(vocal, guitar)
   ミッキー・フィン(guitar)
   デイヴ・クレムソン(guitar)
   デモン・ブッチャー(keyboard)
   グレッグ・リドリー(bass)
   イアン・ウォーレス(drums)
   ザ・ブラックベリーズ(chorus)


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『ポセイドンのめざめ』(キング・クリムゾン)

2025-01-14 01:33:42 | albums

ポセイドンのめざめ In the Wake of Poseidon


【歌・演奏】
  キング・クリムゾン/King Crimson

【リリース】
  1970年5月15日


【録音】
  1970年1月~4月 ウェセックス・サウンド・スタジオ(イングランド ロンドン)
  

【プロデューサー】
  ロバート・フリップ/Robert Fripp & ピート・シンフィールド/Pete sinfield

【エンジニア】
  ロビン・トンプソン/Robin Thompson

【レーベル】
  アイランド/Island Records(UK, Europe)
  アトランティック/Atlantic Records(US)
  フィリップス/Philips Records(Australia)
  ヴァーティゴ/Vertigo Records(New Zealand)

【収録曲】(☆シングル=⑥)
 side : A
  ① 平和 / 序章 0:51
    Peace - A Beginning(Robert Fripp, Pete Sinfield)
  ② 冷たい街の情景(インクルーディング:トレッドミル42番街) 7:57
    Pictures of a City (including 42nd at Treadmill)(Robert Fripp, Pete Sinfield)
  ③ ケイデンスとカスケイド 4:35
    Cadence and Cascade(Robert Fripp, Pete Sinfield)
  ④ ポセイドンのめざめ(インクルーディング:リブラのテーマ) 8:24
    In the Wake of Poseidon (including Libra's Theme)(Robert Fripp, Pete Sinfield)
 side : B
  ⑤ 平和 / テーマ 1:15
    Peace - A Theme(Robert Fripp)
 ☆⑥ キャット・フード 4:52
    Cat Food(Robert Fripp, Ian McDonald, Pete Sinfield)
    *1970年3月13日リリース
  ⑦ デヴィルズ・トライアングル 11:30
    Devil's Triangle
     (a)  マーデイ・モーン 3:47
       Merday Morn(Robert Fripp, Ian McDonald)
     (b) ハンド・オブ・セイロン 4:01
       Hand of Sceiron(Robert Fripp)
     (c) ガーデン・オブ・ワーム 3:45
       Garden of Worm(Robert Fripp)
   ⑧ 平和 / 終章 1:54
     Peace - An End(Robert Fripp, Pete Sinfield)

【録音メンバー】
 <キング・クリムゾン>
   ロバート・フリップ/Robert Fripp(guitars, mellotron②④⑦, celesta③, electric-piano⑦, devices, production)
   グレッグ・レイク/Greg Lake(vocals①②④⑥⑧)
   ゴードン・ハスケル/Gordon Haskell(vocals③)
   マイケル・ジャイルズ/Michael Giles(drums②③④⑥⑦)
   メル・コリンズ/Mel Collins(alto-sax②, bariton-sax②, flute③)
   ピート・シンフィールド/Pete sinfield(words, production)
 <ゲスト・ミュージシャン>
   ピーター・ジャイルズ/Peter Giles(bass②③④⑥⑦)
   キース・ティペット/Keith Tippett(piano③⑥⑦)

【チャート】
 1970年週間アルバム・チャート  イギリス4位 アメリカ(ビルボード)31位 カナダ28位 オーストラリア17位

【メ  モ】
 ・キング・クリムゾンのセカンド・アルバム。全英アルバム・チャート4位を記録したが、これはキング・クリムゾンの全アルバム中最高位である。

 ・このアルバムは、リリース当初は「ファースト・アルバム『クリムゾン・キングの宮殿』を上回る出来栄え」と賞賛されたが、のちにはその構成が「クリムゾン・キングの宮殿」と大きく似通っていることが問題視された。

 ・「クリムゾン・キングの宮殿」発表後、イアン・マクドナルドマイケル・ジャイルズグレッグ・レイクが脱退したため、ロバート・フリップはこのアルバムを制作するにあたり、メンバーを探すところから取りかかった。ヴォーカリストは当時無名だったエルトン・ジョンが起用される予定だったが、フリップのイメージと合わず、ひとまずグレッグ・レイクが務めた。レイクが新バンド結成のためキース・エマーソンと合流すると、ゴードン・ハスケルが後任のヴォーカリストを務めた。ハスケルは、かつて「リーグ・オブ・ジェントルメン」時代にフリップとバンド・メイトだった。ベースには、「読譜ができる」という理由で、レイクの前任者だったピーター・ジャイルズが起用された。ドラムスには新メンバーとしてアンディ・マカロックが内定していたが、クリムゾン加入以前の未消化の予定をこなす必要があったため、その代わりとしてフリップの要請でマイケル・ジャイルズがドラムを担当することになった。そのほかメル・コリンズ、キース・ティペットが参加している。

 ・②「冷たい街の情景」のアルバム発表時の邦題は「踏み車の42番目」である。この曲は、すでに1969年には「ア・マン、ア・シティ」のタイトルでオリジナル・メンバーによって演奏されていた。

 ・③「ケイデンスとカスケイド」は、ピート・シンフィールドが書いた詞にイアン・マクドナルドが曲をつけていたが、マクドナルドが脱退したためフリップが新たに曲をつけ、グレッグ・レイクのガイド・ヴォーカルで録音したが、本録音前にレイクが脱退したため、新加入のゴードン・ハスケルが代わりに歌った。

 ・⑦「デヴィルズ・トライアングル」の原曲は、イギリスの作曲家グスターヴ・ホルストの組曲「惑星」の第1曲「火星、戦争をもたらすもの」。ホルストの遺族からタイトルの使用が許可されなかったため、シンフィールドがタイトルを付けた。「デヴィルズ・トライアングル」とは、船舶や飛行機の事故や行方不明事件が多発することで有名なフロリダ沖の海域「バミューダ・トライアングル」になぞらえたものである。

 ・原題「In the Wake of Poseidon」の正しい訳は「ポセイドンの跡を追って」である。「ポセイドンのめざめ」は、wakeを「目覚める」の名詞である
としたことが原因の誤訳。


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『甘い誘惑』(スウィート)

2025-01-11 10:38:41 | albums

甘い誘惑 Give Us A Wink

【歌・演奏】
  スウィート/Sweet

【リリース】
  1976年2月16日

【録  音】
  1975年
  ミュージックランド・スタジオ
  エアー・スタジオ(イングランド ロンドン)「The Lies in Your Eyes」
  オーディオ・インターナショナル・スタジオ(イングランド ロンドン)「Action」
  
【プロデューサー】
  スウィート/Sweet

【エンジニア】
  ルイス・オースティン/Louis Austin(RCA盤①②③④⑥⑦)
  マック/Reinhold Mack(RCA盤②③④⑤⑥⑦⑧)
  ニック・ライアン/Nick Ryan(RCA盤⑤)

【レーベル】
  RCA/RCA Records(ヨーロッパ、オーストラリア)
  キャピトル/Capitol Records(アメリカ、カナダ、日本)

【収  録  曲】(☆=シングル)
 <RCA盤(ヨーロッパ)>
  side : A
  ☆① 恋はだましあい 3:48
     The Lies in Your Eyes(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
     *1976年1月リリース UK35位 オーストラリア14位 オーストリア17位 ドイツ5位 ニュージーランド9位 スウェーデン6位
   ② ゴキブリ野郎 4:51
     Cockroach(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ③ キープ・イット・イン 5:00
     Keep It In(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
  ☆④ 7月4日 4:24
     4th of July(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
     *1976年リリース(オーストラリアのみ)
  side : B
  ☆⑤ アクション 3:44
     Action(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
     *1975年7月リリース(UK) UK15位 US20位 オーストラリア4位 オーストリア3位 カナダ5位 ドイツ2位 アイルランド7位 ニュージーランド5位 ノルウェイ2位 スウェーデン2位
   ⑥ 昨日の雨 5:16
     Yesterday's Rain(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ⑦ 白ねずみ 4:58
     White Mice(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ⑧ 恋の特効薬 7:17
     Healer(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)

 <キャピトル盤(アメリカ・カナダ)>
  side : A
  ☆① アクション 3:44
     Action(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ② 昨日の雨 5:16
     Yesterday's Rain(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ③ 白ねずみ 4:57
     White Mice(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ④ 恋の特効薬 7:16
     Healer(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
  side : B
  ☆⑤ 恋はだましあい 3:44
     The Lies in Your Eyes(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ⑥ ゴキブリ野郎 4:49
     Cockroach(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ⑦ 星あかりの女 3:10
     Lady Starlight 7:17(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ⑧ キープ・イット・イン 5:00
     Keep It In(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
  ☆⑨ 7月4日 4:24
     4th of July(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)

 <キャピトル盤(日本)>
  side : A
  ☆① アクション 3:44
     Action(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ② 昨日の雨 5:16
     Yesterday's Rain(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ③ 白ねずみ 4:57
     White Mice(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ④ 恋の特効薬 7:16
     Healer(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
  side : B
   ⑤ フォックス・オン・ザ・ラン 3:24
     Fox on the Run(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
  ☆⑥ 恋はだましあい 3:44
     The Lies in Your Eyes(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ⑦ ゴキブリ野郎 4:49
     Cockroach(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ⑧ 星あかりの女 3:10
     Lady Starlight 7:17(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ⑨ キープ・イット・イン 5:00
     Keep It In(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
  ☆⑩ 7月4日 4:24
     4th of July(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)  

【録音メンバー】
 ◆スウィート
   ブライアン・コノリー/Brian Connolly(lead-vocals, string-machine)
   アンディ・スコット/Andy Scott(guitars, synthesizer, cello, vocals)
   スティーヴ・プリースト/Steve Priest(bass, vocals, cello)
   ミック・タッカー/Mick Tucker(drums, percussions, celli, vocals)
 ◆ゲスト・ミュージシャン
   トレヴァー・グリフィン/Trevor Griffin(piano「4th of July」)

【チャート】
  1976年週間アルバム・チャート  アメリカ(ビルボード)27位 日本(オリコン)37位 カナダ11位 オーストラリア17位 
                  スウェーデン3位 ドイツ9位 ノルウェイ15位
  1976年年間アルバム・チャート  ドイツ49位

【メ  モ】
 ・スウィートの4枚目のスタジオ・アルバム。全曲バンドのメンバーによって書かれ、バンド自身がプロデュースした初の作品である。
 ・アメリカではビルボード27位まで上昇したが、母国イギリスではチャート入りしなかった。


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『ライヴ・アンド・ベスト』(スウィート)

2025-01-10 16:12:15 | albums

ライヴ・アンド・ベスト
  Strung Up(ヨーロッパにおけるタイトル) 
  Anthology(キャピトルの日本リリース盤タイトル)


【歌・演奏】
  スウィート/Sweet

【リリース】
  1975年11月

【録  音】
  1973年~1975年
  
【プロデューサー】
  スウィート/Sweet ⑧⑨
  フィル・ウェインマン/Phil Wainman ⑩⑫⑰
  マイク・チャップマン & ニッキー・チン/Mike Chapman & Nicky Chinn ⑪⑭⑯
  マイク・チャップマン, ニッキー・チン & フィル・ウェインマン/Mike Chapman, Nicky Chinn & Phil Wainman ⑬⑮

【エンジニア】
  ピーター・コールマン/Peter Coleman

【レーベル】
  RCA/RCA Records(ヨーロッパ)
  キャピトル/Capitol Record(日本)

【収  録  曲】(☆=シングル①⑦)
  Disc1 Live Album(1973年12月21日 ロンドン レインボウ・シアター)
   side : A
   ① ヘルレイザー 3:51
     Hellraiser(Nicky Chinn, Mike Chapman)
   ② バーニング/サムワン・エルス・ウィル 5:41
     Burning/Someone Else Will(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ③ ロックンロール・ディスグレイス 4:08
     Rock 'n' Roll Disgrace(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ④ 恋の大募集 2:52
     Need a Lot of Lovin'(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   side : B
   ⑤ ロング・オールライト 8:06
     Done Me Wrong Alright(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ⑥ 愛してくれていいんだよ 3:10
     You're Not Wrong for Lovin' Me(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ⑦ 黄金の腕を持った男 7:50
     The Man with the Golden Arm(Elmer Bernstein, Sylvia Fine)

  Disc2 Studio Album(Anthology)
   side : A
   ⑧ アクション 3:35
     Action(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ⑨ フォックス・オン・ザ・ラン 3:22
     Fox on the Run(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ⑩ セット・ミー・フリー 3:56
     Set Me Free(Andy Scott)
   ⑪ ミス・ディミーナ 3:26
     Miss Demeanour(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ⑫ ロックン・ロールに恋狂い 4:00
     Ballroom Blitz(Nicky Chinn, Mike Chapman)
   side : B
   ⑬ バーン・オン・ザ・フレイム 3:34
     Burn on the Flame(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ⑭ ソリッド・ゴールド・ブラス 5:27
     Solid Gold Brass(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ⑮ 初恋の16才 3:58
     The Six Teens(Nicky Chinn, Mike Chapman)
   ⑯ アイ・ワナ・ビー・コミッテッド 4:01
     I Wanna Be Committed(Nicky Chinn, Mike Chapman)
   ⑰ ブロックバスター 3:12
     Blockbuster(Nicky Chinn, Mike Chapman)
        
【録音メンバー】
 ◆スウィート
   ブライアン・コノリー/Brian Connolly(lead-vocals)
   アンディ・スコット/Andy Scott(guitars, synthesizer, lead-vocals, backing-vocals)
   スティーヴ・プリースト/Steve Priest(bass, lead-vocals, backing-vocals)
   ミック・タッカー/Mick Tucker(drums, percussions, backing-vocals)

【チャート】
  1975年週間アルバム・チャート  オーストラリア10位 オーストリア10位 スウェーデン4位 ドイツ17位 ノルウェイ12位 

【メ  モ】
 ・スウィートが1975年に発表したダブル・アルバム。Disc 1には1973年12月21日にロンドンのレインボウ・シアターで行われたコンサートのなかから7曲が収録されている。Disc 2には、1973年から1975年のあいだに録音された曲のなかから10曲が選ばれており、そのうち⑪「ミス・ディミーナ」、⑬「バーン・オン・ザ・フレイム」、⑯「アイ・ワナ・ビー・コミッテッド」は初めてアルバムに収録した曲である。(「アイ・ワナ・ビー・コミッテッド」は新曲)
 ・⑧「アクション」は新たなミックスが施されており、シングルやアルバム「甘い誘惑」に収録されているヴァージョンとはエンディング部分が異なる。
 ・このアルバムはもともとアメリカではリリースされていない。
 ・日本ではキャピトル・レコードから「Anthology」(邦題「ライヴ・アンド・ベスト」というタイトルでリリースされた。
 ・イタリアでは2枚組ではなく、「Strung Up」(1975年リリース)と「Live in England」(1976年リリース)のふたつのアルバムとしてリリースされた。


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『荒廃の街角』(スウィート)

2025-01-10 01:51:26 | albums

荒廃の街角 Desolation Boulevard
 ※旧邦題「危険なブールヴァード」

【歌・演奏】
  スウィート/Sweet

【チャート】
  1975年週間アルバム・チャート  アメリカ(ビルボード)25位 カナダ5位 オーストラリア13位 ニュージーランド17位
                  スウェーデン2位 ドイツ9位 フィンランド9位 ノルウェイ17位 
  1975年年間アルバム・チャート  ドイツ19位

【メ  モ】
 ・スウィートの3枚目のスタジオ・アルバム。彼らがアメリカでキャピトルに移籍した後の、初のアルバムになる。スウィートのアメリカにおける最大のヒット作であり、バンド史上唯一RIAAからゴールデ・ディスクに認定されたアルバムである。
 ・このアルバムからバンドもプロデュースに関わっている。シングル「フォックス・オン・ザ・ラン」はバンドが手がけた最初のヒット曲であり、1972年の「リトル・ウィリー」に次ぐ2枚目のゴールド・ディスクを獲得している。
 ・「フォックス・オン・ザ・ラン」はRCA盤、キャピトル盤の両方に収録されているが、RCA盤がオリジナル録音で、キャピトル盤はシングル・ヴァージョンである。
 ・キャピトル盤に収録されている「ロックン・ロールに恋狂い」は、本作のリリースに先立って1975年6月にシングルとしてリリースされたが、イギリスでは1973年9月14日にリリースされており、UKチャート2位、オーストラリア・カナダ・ドイツ・アイルランドでチャート1位を獲得している。

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<イギリス盤>



【リリース】
  1974年11月15日

【録  音】
  1973年~1974年
  オーディオ・インターナショナル・スタジオ(イングランド ロンドン)
  
【プロデューサー】
  マイケル・チャップマン/Michael Chapman
  ニッキー・チン/Nicky Chinn

【エンジニア】
  ピーター・コールマン/Peter Coleman

【レーベル】
  RCA/RCA Records

【収  録  曲】(☆=シングル①③⑦)
  side : A
  ☆① 初恋の16才 4:02
     The Six Teens(Michael Chapman, Nicky Chinn)
     *1974年7月5日リリース UK9位 オーストラリア48位 オーストリア9位 ドイツ4位 アイルランド15位 ニュージーランド10位 ノルウェイ7位 スウェーデン11位
   ② ソリッド・ゴールド・ブラス 5:33
     Solid Gold Brass(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
  ☆③ ターン・イット・ダウン 3:30
     Turn It Down(Michael Chapman, Nicky Chinn)
     *1974年11月1日リリース UK41位 オーストリア14位 ドイツ4位 ノルウェイ4位 スウェーデン10位
   ④ メデューサ 4:45
     Medussa(Andy Scott)
   ⑤ 星あかりの女 3:12
     Lady Starlight(Andy Scott)
  side : B
   ⑥ 黄金の腕を持った男 8:27
     The Man with the Golden Arm(Elmer Bernstein, Sylvia Fine)
  ☆⑦ フォックス・オン・ザ・ラン 4:47
     Fox on the Run(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
     *1975年3月7日リリース UK2位 US5位 オーストラリア1位 オーストリア3位 カナダ2位 ドイツ1位 アイルランド2位 ニュージーランド2位 ノルウェイ2位 スウェーデン6位
   ⑧ ブレイクダウン 3:06
     Breakdown(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
   ⑨ マイ・ジェネレーション 3:59
     My Generation(Pete Townshend)

【録音メンバー】
 ◆スウィート
   ブライアン・コノリー/Brian Connolly(lead-vocals①②③④⑦⑧)
   アンディ・スコット/Andy Scott(guitars, synthesizer, lead-vocals⑤⑥, backing-vocals)
   スティーヴ・プリースト/Steve Priest(bass, lead-vocals⑨, backing-vocals)
   ミック・タッカー/Mick Tucker(drums, percussions, backing-vocals)

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<アメリカ盤>



【リリース】
  1975年7月

【録  音】
  1973年~1975年
  オーディオ・インターナショナル・スタジオ(イングランド ロンドン)①②③④⑤⑥⑧⑨⑩
  キングスウェイ・スタジオ(イングランド ロンドン)⑦
  
【プロデューサー】
  フィル・ウェインマン/Phil Wainman ①③④⑥⑧⑨
  フィル・ウェインマン、マイク・チャップマン、ニッキー・チン/Phil Wainman, Mike Chapman, Nicky Chinn ②
  マイク・チャップマン、ニッキー・チン/Mike Chapman, Nicky Chinn ⑤⑩
  スウィート/Sweet ⑦

【エンジニア】
  ピーター・コールマン/Peter Coleman

【レーベル】
  キャピトル/Capitol Records

【収  録  曲】(☆=シングル①⑦)
  side : A
  ☆① ロックン・ロールに恋狂い 4:00
     Ballroom Blitz(Michael Chapman, Nicky Chinn)
     *1975年6月リリース US5位 カナダ1位
   ② 初恋の16才 4:04
     The Six Teens(Michael Chapman, Nicky Chinn)
   ③ ノー・ユー・ドント 4:36
     No You Don't(Michael Chapman, Nicky Chinn)
   ④ A.C.D.C. 3:28
     A.C.D.C.(Michael Chapman, Nicky Chinn)
   ⑤ アイ・ワナ・ビー・コミッテッド 3:14
     I Wanna Be Committed(Michael Chapman, Nicky Chinn)
  side : B
   ⑥ スウィート F. A. 6:16
     Sweet F. A.(Andy Scott, Mick Tucker, Brian Connolly, Steve Priest)
  ☆⑦ フォックス・オン・ザ・ラン 3:28
     Fox on the Run(Andy Scott, Mick Tucker, Brian Connolly, Steve Priest)
     *1975年11月リリース UK2位 US5位 オーストラリア1位 オーストリア3位 カナダ2位 ドイツ1位 アイルランド2位 ニュージーランド2位 ノルウェイ2位 スウェーデン6位
   ⑧ セット・ミー・フリー 3:59
     Set Me Free(Andy Scott)
   ⑨ イン・トゥ・ナイト 4:25
     In to Night(Andy Scott)
   ⑩ ソリッド・ゴールド・ブラス 5:35
     Solid Gold Brass(Brian Connolly, Steve Priest, Andy Scott, Mick Tucker)
        
【録音メンバー】
 ◆スウィート
   ブライアン・コノリー/Brian Connolly(lead-vocals①②④⑤⑥⑦⑧⑩)
   アンディ・スコット/Andy Scott(guitars, synthesizer, lead-vocals⑨, backing-vocals)
   スティーヴ・プリースト/Steve Priest(bass, lead-vocals③, backing-vocals)
   ミック・タッカー/Mick Tucker(drums, percussions, backing-vocals)


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