イン・コンサート In Concert
【歌・演奏】
デレク&ザ・ドミノス/Derek & The Dominos
【リリース】
1973年1月
【録音】
1970年10月23日~24日
アメリカ合衆国ニューヨーク市 フィルモア・イースト
【エンジニア】
エディー・クレイマー/Eddie Kramer
【レーベル】
RSOレコード
【録音メンバー】
☆デレク&ザ・ドミノス
エリック・クラプトン/Eric Clapton(guitars, lead-vocals)
ボビー・ウィットロック/Bobby Whitlock(piano, organ, vocals)
カール・レイドル/Carl Radle(bass)
ジム・ゴードン/Jim Gordon(drums, percussions)
【収録曲】(☆シングル=①)
side:A
☆① 恋は悲しきもの 9:33
Why Does Love Got to Be So Sad(Eric Clapton, Bobby Whitlock)
*1973年週間シングル・チャート US120位
② ゴット・トゥ・ゲット・ベター・イン・ア・リトル・ホワイル 13:50
Got to Get Better in a Little While(Eric Clapton)
side:B
③ 雨よ降れ 17:46
Let It Rain(Bonnie Bramlett, Eric Clapton)
④ プレゼンス・オブ・ザ・ロード 6:10
Presence of the Lord(Eric Clapton)
side:C
⑤ テル・ザ・トゥルース 11:21
Tell the Truth(Eric Clapton, Bobby Whitlock)
⑥ レッド・ワイン 5:37
Bottle of Red Wine(Bonnie Bramlett, Eric Clapton)
side:D
⑦ ロール・イット・オーヴァー 6:44
Roll It Over(Eric Clapton, Bobby Whitlock)
⑧ ブルース・パワー / 愛の経験 17:30
Blues Power(Eric Clapton, Leon Russell)/ Have You Ever Loved a Woman(Billy Myles)
【チャート】
1973年週間アルバム・チャート アメリカ(ビルボード) 20位 イギリス36位
【メ モ】
デレク&ザ・ドミノスのライヴ・アルバム。
ビルボードのアルバム・チャートで最高20位を記録、RIAA認定のゴールド・アルバムとなった。
1970年10月23~24日の、フィルモア・イーストにおけるライヴが収録されているが、このライヴの時点ではまだ『いとしのレイラ』はリリースされていない。
いとしのレイラ Layla and Other Assorted Love Songs
【歌・演奏】
デレク&ザ・ドミノス/Derek & The Dominos
【リリース】
1970年11月9日(アメリカ)
1970年12月(イギリス)
【録音】
1970年8月28日~10月2日
アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ クライテリア・スタジオ
【プロデューサー】
トム・ダウド/Tom Dowd
デレク&ザ・ドミノス/Derek & The Dominos
【エンジニア】
ロン・アルバート/Ron Albert
チャック・カートパトリック/Chuck Kirkpatrick
ホーウィー・アルバート/Howie Albert
カール・リチャードソン/Karl Richardson
マック・エマーマン/Mac Emmerman
【レーベル】
ポリドール・レコード(イギリス)
アトコ・レコード(アメリカ)
【録音メンバー】
☆デレク&ザ・ドミノス
エリック・クラプトン/Eric Clapton(guitars, vocals)
ボビー・ウィットロック/Bobby Whitlock(organ, piano, vocals, asoustic-guitar⑭)
カール・レイドル/Carl Radle(bass, percussions)
ジム・ゴードン/Jim Gordon(drums, percussions, piano⑬)
☆ゲスト・ミュージシャン
デュアン・オールマン/Duane Allman(guitars)
アルビー・ガルテン/Albhy Galuten(piano④)
【収録曲】(☆シングル=②⑬)
side:A
① アイ・ルックト・アウェイ 3:05
I Looked Away(Eric Clapton, Bobby Whitlock)
☆② ベル・ボトム・ブルース 5:02
Bell Bottom Blues(Eric Clapton)
*1971年週間シングル・チャート US91位
③ キープ・オン・グロウイング 6:21
Keep On Growing(Eric Clapton, Bobby Whitlock)
④ だれも知らない 4:57
Nobody Knows You When You're Down and Out(Jimmy Cox)
side:B
⑤ アイ・アム・ユアーズ 3:34
I Am Yours(Eric Clapton, Nizami)
⑥ エニイデイ 6:35
Anyday(Eric Clapton, Bobby Whitlock)
⑦ ハイウェイへの関門 9:40
Key to the Highway(Charles Segar, Willie Broonzy)
side:C
⑧ テル・ザ・トゥルース 6:39
Tell the Truth(Eric Clapton, Bobby Whitlock)
⑨ 恋は悲しきもの 4:41
Why Does Love Got to Be So Sad?(Eric Clapton, Bobby Whitlock)
⑩ 愛の経験 6:52
Have You Ever Loved a Woman(Billy Myles)
side:D
⑪ リトル・ウィング 5:33
Little Wing(Jimi Hendrix)
⑫ イッツ・トゥー・レイト 3:47
It's Too Late(Chuck Willis)
☆⑬ いとしのレイラ 7:05
Layla(Eric Clapton, Jim Gordon)
*週間シングル・チャート 1971年US51位 1972年US10位
⑭ 庭の木 2:53
Thorn Tree in the Garden(Bobby Whitlock)
【チャート】
1972年週間アルバム・チャート アメリカ(ビルボード) 16位
2011年週間アルバム・チャート イギリス68位
【メ モ】
デレク&ザ・ドミノスのファースト・アルバムにしてラスト・アルバム。
ビルボードのアルバム・チャートで最高16位を記録、RIAA認定のゴールド・アルバムとなった。
デラニー&ボニーやザ・バンドのアルバム『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』から大きな影響を受けたエリック・クラプトンが、ブルースやスワンプなどアメリカのルーツ・ミュージックへの接近を試みた作品である。
⑧「テル・ザ・トゥルース」は、1970年6月にフィル・スペクターのプロデュースによってアップ・テンポで録音され、シングルとして発表したが、これはバンドのスタイルに合わないということで、シングルは販売停止となった。アルバム『いとしのレイラ』にはスロー・テンポのヴァージョンが収録されている。
⑪「リトル・ウィング」はジミ・ヘンドリックスのカヴァーである。ドミノスがこの曲を録音したのは9月9日で、ヘンドリックスが急死したのは9月18日だった。
⑬「いとしのレイラ」は、クラプトンが彼の親友であるジョージ・ハリスン夫人のパティ・ボイドへの恋慕をつのらせて作ったものとして有名。後半のピアノ・メインの部分はジム・ゴードン、そしてクレジットはされていないもののリタ・クーリッジの共作。この部分のピアノはジム・ゴードンが弾いており、それを補う形でボビー・ウィットロックがセカンド・パートを弾いている。