ROCKSTARS

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『大地と海の歌』(ハンブル・パイ)

2024-10-05 10:29:33 | albums

大地と海の歌 Humble Pie

【歌・演奏】
  ハンブル・パイ/Humble Pie

【リリース】
  1970年7月

【録  音】
  1970年 オリンピック・スタジオ(イングランド ロンドン)

【プロデューサー】
  グリン・ジョンズ/Glyn Johns

【エンジニア】
  グリン・ジョンズ/Glyn Johns 

【レーベル】
  A&M レコード/A&M Records

【収  録  曲】
  side:A
   ① リヴ・ウィズ・ミー 7:55
     Live with Me(Humble Pie)
   ② オンリー・ア・ローチ 2:49
     Only a Roach(Jerry Shirley)
   ③ スネイク・ルンバ 2:51
     One Eyed Trouser Snake Rumba(Humble Pie)
   ④ 大地と海の歌 6:18
     Earth and Water Song(Peter Frampton)
  side:B
   ⑤ アイム・レディー 4:59
     I'm Ready(Humble Pie words by Willie Dixon)
   ⑥ スキントのテーマ 5:43
     Theme from Skint (See You Later Liquidator)(Steve Marriott)
   ⑦ レッド・ライト・ママ、レッド・ホット! 6:16
     Red Light Mama, Red Hot! (Humble Pie words by Steve Marriott)
   ⑧ スウィート・ヴァイン 5:46
     Sucking on the Sweet Vine(Greg Ridley)
     
【録音メンバー】
 ◆ハンブル・パイ
  スティーヴ・マリオット/Steve Marriott(vocals①②③⑤⑥⑦, guitar①③⑤⑥⑦, piano②, electric-piano①④⑧, organ④, drums⑥, harmonica⑦)
  ピーター・フランプトン/Peter Frampton(vocals①②③④⑤⑥⑦, guitars②③④⑤⑥⑦⑧, organ①)
  グレッグ・リドリー/Greg Ridley(bass①~⑧, guitar⑧, vocals①②③⑤⑥⑦⑧)
  ジェリー・シャーリー/Jerry Shirley(drums①③④⑤⑦⑧, piano⑥, percussions②⑥⑦, vocals②)
 ◆ゲスト・ミュージシャン
  B. J. コール/B. J. Cole(pedal steel guitar②⑥⑧)
  ウィリー・ウィルソン/Willie Wilson(drums②)

【チャート】
  1970年週間アルバム・チャート 圏外

【メ  モ】
  ハンブル・パイのサード・アルバム。
  イミディエイト・レコードの倒産にともない、本作よりA&Mレコードからリリースされている。

  プロデューサーのグリン・ジョンズは、スティーヴ・マリオットとピーター・フランプトンのふたりの特長をしっかりと出すため、ヴォーカルはマリオット、ギターはフランプトン、と役割をはっきりさせて制作した。

  ジャケットに使用されたイラストは、日本の木版画に影響を受けた作家として知られるオーブリー・ビアズリーの「The Stomach Dance」。「サロメ」の挿絵として描いたものである。そのためこのアルバムは、ファンからは「ビアズリー・アルバム」と呼ばれることが多い。

 1970年夏に先行シングル「ビッグ・ブラック・ドッグ」がリリースされているが、②「オンリー・ア・ローチ」はそのB面にカップリングされている。これは大麻への賛歌で、珍しくジェリー・シャーリーがリード・ヴォーカルを取っている。


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ショットガン・エクスプレス

2024-10-05 02:09:40 | band

ショットガン・エクスプレス Shotgun Express


【活動期間】
  1966年~1967年

【メンバー】
  ロッド・スチュワート/Rod Stewart(vocal)
  ベリル・マースデン/Beryl Marsden(vocal)
  ピーター・グリーン/Peter Green(guitar)
  ジョン・ムーアズヘッド/John Moorshead(guitar)
  フィル・ソーヤー/Phil Sawyer(guitar)
  ピーター・バーデンス/Peter Bardens(Keyboards)
  デイヴ・アンブローズ/Dave Ambrose(bass)
  ミック・フリートウッド/Mick Fleetwood(drums)


【バンドの歴史】
 「ショットガン・エクスプレス」は、1966年5月にロンドンで結成されたR&Bバンドで、ピーター・バーデンスが結成したインストゥルメンタル・R&Bバンド「ピーター・B's」が母体である。短命に終わったが、後年有名になるロック・ミュージシャンが数多く在籍していたことで知られている。


 ピーター・バーデンス率いる「ピーター・B's」の1966年4月時点のメンバーは、ピーター・バーデンス(keyboard)、ピーター・グリーン(guitar)、デイヴ・アンブローズ(bass)、ミック・フリートウッド(drums)であった。
 ヴォーカリストを加えて可能性を追求を試みることにしたピーター・B'sは、スティームパケットを脱退して間もないロッド・スチュワートと、リヴァプールのクラブなどで活躍していたベリル・マースデンのふたりのヴォーカリストを迎えた。6人編成となったバンドは、再出発へ向けて「ショットガン・エクスプレス」と改名した。
 ショットガン・エクスプレスはリズム&ブルースを音楽の基盤とし、ロンドンのクラブなどで演奏していたが、グリーンがジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズに加わるため1966年7月に脱退する。後任として加入したのは元ザ・パイレーツのジョン・ムーアズヘッドである。
 同年10月にはコロムビアからデビュー・シングル「I Could Feel The Whole World Turn Around」をリリースしたが、成功は得られなかった。
 同年12月、ムーアズヘッドが脱退し、後任としてフィル・ソーヤーが加入。


 スチュワートが1967年2月に脱退してジェフ・ベック・グループに参加すると、その後間もなくしてショットガン・エクスプレスは解散した。
 解散後、フリートウッドはジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズに加入してグリーンと再会する。
 バーデンスは「ラヴ・アフェア」に、アンブローズはごく短期間「ジェフ・ベック・グループ」に参加したのち「ブライアン・オーガー&ザ・トリニティ」に、ソーヤーは「スペンサー・デイヴィス・グループ」に、マースデンは「ザ・シー・トリニティ」にそれぞれ加入している。
 なお、バーデンスは1971年に「キャメル」を、フリートウッドとグリーンは1967年に「フリートウッド・マック」を結成している。またアンブローズはのちEMIレコードのA&R部門に在籍して辣腕をふるい、セックス・ピストルズやデュラン・デュラン、ケイト・ブッシュ、ペット・ショップ・ボーイズなどを発掘、契約を交わしている。



左から ロッド・スチュワート、ベリル・マースデン、ピーター・バーデンス


【ディスコグラフィ】
 <シングル>
  1966年 I Could Feel The Whole World Turn Around
  1967年 Funny 'Cos Neither Could I

【メンバー変遷】
#1 1966.5~1966.7
    ロッド・スチュワート/Rod Stewart(vocal)ex. Steampacket
    ベリル・マースデン/Beryl Marsden(vocal)
    ピーター・グリーン/Peter Green(guitar)ex. The Peter B's →John Mayall & the Bluesbreakers
    ピーター・バーデンス/Peter Bardens(Keyboards)ex. The Peter B's
    デイヴ・アンブローズ/Dave Ambrose(bass)ex. The Peter B's
    ミック・フリートウッド/Mick Fleetwood(drums)ex. The Peter B's

#2 1966.7~1966.12
    ロッド・スチュワート/Rod Stewart(vocal)
    ベリル・マースデン/Beryl Marsden(vocal)
    ジョン・ムーアズヘッド/John Moorshead(guitar)ex. The Pirates →Julie Covey & The Machine
    ピーター・バーデンス/Peter Bardens(Keyboards)
    デイヴ・アンブローズ/Dave Ambrose(bass)
    ミック・フリートウッド/Mick Fleetwood(drums)

#3 1966.12~1967.2
    ロッド・スチュワート/Rod Stewart(vocal)→Jeff Beck Group
    ベリル・マースデン/Beryl Marsden(vocal)→The She Trinity
    フィル・ソーヤー/Phil Sawyer(guitar)ex. Fleur De Lys →Spencer Davis Group
    ピーター・バーデンス/Peter Bardens(Keyboards)→Love Affair
    デイヴ・アンブローズ/Dave Ambrose(bass)→Jeff Beck Group
    ミック・フリートウッド/Mick Fleetwood(drums)→John Mayall & the Bluesbreakers


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