ナチュラル・ガス Natural Gas
【活動期間】
1975年~1976年
【メンバー】
ジョーイ・モランド/Joey Molland(guitar, vocals)
レス・ニコル/Les Nichol(guitar, vocals)
ピーター・ウッド/Peter Wood(Keyboards)
マーク・クラーク/Mark Clarke(bass, vocals)
ジェリー・シャーリー/Jerry Shirley(drums)
【バンドの歴史】
1974年末にバッドフィンガーを離脱したジョーイ・モランド(guitar, vocals)、1975年に解散したハンブル・パイのジェリー・シャーリー(drums)、1974年に解散したテンペストのマーク・クラーク(bass)、元サザーランド・ブラザーズ&クイーヴァーで,、アル・スチュワートのサポートも務めていたピーター・ウッド(keyboard)の4人が、新たにバンドを結成するべく1975年に集結。シャーリーの発案でバンド名を「ナチュラル・ガス」とし、活動を開始する。
モランドが在籍していたバッドフィンガーがアップル・レコードに所属していたことから、結成当初はアップルのスタッフだったマル・エヴァンスがプロデュースを担当していたが、ナチュラル・ガスがプライヴェート・ストックと契約すると、レーベルの意向によってフェリックス・パパラルディがプロデューサーに迎えられた。
新たなスーパー・グループの誕生として話題となったナチュラル・ガスは、こうして1976年にファースト・アルバム「ナチュラル・ガス」を発表する。申し分のないキャリアを持つ4人が制作したこの作品は、メロディーを大事にした良質のハード・ポップ・アルバムだったが、期待に反してセールスは振るわなかった。
アルバム発表後、ハンブル・パイ時代にシャーリーとバンドメイトだったピーター・フランプトンの全米ツアーにフロント・アクトとして参加。フランプトンは当時日の出の勢いだったこともあり、ツアーは成功裡に終わったが、その後ポップ志向のモランドとハードなサウンドを志向する他の3人の間に音楽的な見解の相違が生じたことに加え、バンドはロサンゼルスに戻りたいモランドとニューヨークに残りたい他の3人に分かれてしまい、モランドは脱退する。1976年末に後任としてレス・ニコルが加入したが、バンドは間もなく解散した。
解散後、モランドは1979年にトム・エヴァンスとともに「バッドフィンガー」名義でアルバム「エアウェイヴス」を発表。
クラークは1977年5月に「レインボー」へ加入。
シャーリーは、ウッド、ニコルとともに結成した「マグネット」を経てハンブル・パイの再結成に参加。
ウッドは「マグネット」を経てジェス・ローデンと「リヴィッツ」を結成した。なおウッドがアル・スチュワートと共作した「イヤー・オブ・ザ・キャット」は、1976年に全米8位の大ヒットを記録している。
【ディスコグラフィ】(☆=ライヴ・アルバム)
1976年 ナチュラル・ガス/Natural Gas
☆2018年 Live from the Vault ※録音1976年8月17日
【メンバー変遷】
#1 1975~1976
ジョーイ・モランド(guitar, vocals) ex. Badfinger →Badfinger
ピーター・ウッド(Keyboards) ex. Southerland Brothers & Quiver
マーク・クラーク(bass, vocals) ex. Tempest
ジェリー・シャーリー(drums) ex. Humble Pie
#2 1976
レス・ニコル(guitar, vocals) ex. Leo Sayer →Magnet
ピーター・ウッド(Keyboards) →Magnet
マーク・クラーク(bass, vocals)→Rainbow
ジェリー・シャーリー(drums)→Magnet
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