引っ越しをして
落ち着いたら探そうと思っていたのは
頭痛外来のある病院でした
一番 近いスポクラへ行く途中にある
診療所群が気になっていました
長屋風に 内科・眼科・脳神経外科が並んでいて
メディカルモールという看板があります
駐車場もあるし
何となく興味もあって行ってみました
ドアを開けてみてビックリ
長屋風な外見からは想像もつかない
素敵なラウンジが待合室になっていました
入り口から右側が脳神経外科
左側が眼科
で、 ご夫婦で診ておられるとのこと
そのラウンジは共用となっています
平屋なのですが
天井がなくて太い梁が縦横にめぐらされ
その梁には トトロやネコバス
ディズニーキャラクターの大きなぬいぐるみが置かれています
部屋の中央には観葉植物と
それを囲むドーナツ型のテーブルと4客の椅子
両壁には 深々と座るのによい大きな長椅子
これは頭痛などでぐったりした身体を
預けるのにとても良さそう
但し、 起き上がる時 腹筋が要ります(笑)
そして一番奥には大きな窓
その窓に向かってテーブルがあり
やはり4客の椅子
窓の外には なんと! ウッドデッキ!!!
景色は一面の緑で
木漏れ日が気持ちよさそうな空間
随分 いろんな病院や診療所に行ったけど
こんなに居心地の良い空間は初めてでした
程よい混み方ですが
診察が丁寧なせいか待ち時間は そこそこ…
けど居心地が良いから
皆さん 眠ったり読書したり勉強したりして
なんだか図書館にでもいる感じでした
私はもちろん脳神経外科に行ったのですが
ドクターは開口一番
『私の得意分野の患者さんは
貴女の様に自力で来院はありえないのですが
脳外科ですから頭のことは分かります
出来る範囲で原因追求と治療を考えましょう』
実は4月にもMRI検査はやっているのですが
その病院からの紹介状は頂けなかったので
再びMRI検査となりました
ここのドクターは
脳のアンチエイジングのスペシャリストとのこと
これまでも何度かMRI検査はしたけど
こんな所見はなかったと思うほど
詳しい説明がありました
私は 34歳の時に
発作性上室性頻脈という不整脈の病気を発症しました
心臓は電気信号によって動きます
信号を送る場所が心臓の上の方にあり
その信号を受信する場所が下の方にあります
それにより交互に拍動するわけです
私の心臓には受信する場所が2か所あって
時々 エラーにより2か所同時に受信して
心拍数が160~180になることがありました
人が全力疾走しても 心拍数は140程度とのことですから
それがいかに苦しいか分かると思います
その病気自体は悪性度は低いと説明されていました
が、発作時には血液がまともに送られなくなり
同じ場所で速い速度で叩かれることになります
血液は叩かれると凝固する傾向があり
結果として怖ろしいのは血栓でした
今回のMRI画像に見られたのは
古いホンノ数ミリの傷が三個
それが何を示すかというと
『隠れ脳血栓』とのこと
脳は通常 10%ほどしか使われておらず
幸いにも使われていないエリアで起こった脳血栓なので
当然 自覚症状もなかったわけで
この古傷については全く心配ないとのことでしたが
脳の大切なエリアで起こっていたなら
重篤な状態になった可能性があると言われ青ざめました
やはり不整脈で苦しんでいた時に
このような事態が起こっていたんだと
今更知るなんて・・・
不整脈の方は 2006年に
北海道大学病院で
カテーテル5本を使う当時の先端医療で
治していただきました
今回のMRI画像では
最近の脳の状態も分かり
現在の状態では全く異常がないとのこと
そして 今のきれいな脳を100歳までも維持するには
何が必要かの説明がありました
やはり生活習慣に他なりません
食べたものでしか身体は構成されないのだから
無農薬野菜を選び
添加物を避ける
適度な運動は続ける
そして一番大切なことは
人生に目的を持ってワクワク生きること…だそうです
どんなに医学が進歩しても
人の寿命は分からない
だからいつ終わりが来ても良いように
毎日をワクワク暮らしましょうって
それが脳にとっての最高の環境だそうです
逆に一番良くないことは
ビクビクすることだそうです
で、 肝心の頭痛ですが
これまで通り予防としての葛根湯
やはり漢方は身体への負担が少ないそうです
それと痛くなってから効果を発揮する薬として
これまでの飲み薬ではなく
口の中で溶けて速やかに効くという
ミント味の薬を処方してもらいました
痛くなってからでは
薬を飲んでも吐いてしまう私には
効果が期待できるかも
但し かなり高価でもありました(笑)