予報通りの雨で寒い東京
口に入るものについて
とても神経質なわたし
注:それ以外についてはずさんです(苦笑)
料理するときも髪の毛は落ちないようにまとめ
手はすり減るほど洗います
それ位なので
今回のコロナについては
神経質を通り越して殆どパラノイア
ニュースを見るたびにマジに具合が悪くなるので
テレビもラジオもニュースの時間帯は付けないことにしました
見る番組は撮りためた録画番組のみ
もう・・・
ホントに・・・
コロナのバカ~
脱ニュースで世の中の流れから離れた私は
俄然 元気になって
今日も午前中は吟味しつつ断捨離
現役世代はトキメキだけでガンガン捨てても大丈夫だけど
年金生活者は我武者羅な断捨離はできません
それでも今日も40リッター1袋分を処分
少しずつ家の中がスッキリしてきました
雨の中 お届け物を運んできた宅配のお兄さん
『今すぐ 冷蔵庫に入れてください』
『早く! 早く!』って・・・
なんだかやたらと煽られて
あんまり慌ててお届け物を門扉に
思い切りぶつけてしまいました
良く見ると 要冷蔵の他に
取り扱い注意!
・
・
・
やばい・・・
表書きには『いちご』の表示
娘が帰宅して開けてみると
箱の中に桐箱が!
門扉にぶつけたけど大丈夫そうな位
パッキンも詰まっていました
さて
そのイチゴ
超ビックリなサイズと香り~
手の平よりも一回り大きい
下に置いてあるのは私のスマホなので
いかに大きいか分かるかと。
しかも
このイチゴは某一流デパートメントのもの
食べるのが楽しみ~
桐箱入りのフルーツには思い出があります
私がまだ新入社員だった頃の事
入院していた祖母のお見舞いに行くのに
何か果物を…と思って
銀座・千疋屋で大きくて香りのよい桃を見ていました
店員さんがやってきたので
値段もきかずに 桃をお願いします!
お見舞いなので数は少なくていいのですが…と。
店員さんが持ってきたのは桐の箱でした
もしかして
これって
私には身の程知らずかも・・・と心の声
桐の箱には
銀座千疋屋と刻印
いや~な予感はありましたよ、はい。
当時の私のお給料は6万そこそこ
その中から家に3万円入れて
アメリカ留学に向けて貯金もしていた私
そして桃二つのお値段は 1,500円でした
当時なら1,500円あれば夏の新しいサンダルが買える値段(´;ω;`)
私にとっては身を削るようなお見舞いでした
が!
その桃は高齢だった祖母が
その長い人生で食べた桃の中で
ダントツに美味しかったそうです
その翌年
私は念願のアメリカ留学をかなえ
留学中に祖母は亡くなりました
帰国した私に叔母たちが言ったこと
『おばあちゃん、亡くなるまで
あなたが持って行った桃の話をしていたのよ。
私たちも千疋屋で走りのフルーツを調達したけど
あなたの桃に勝るものはなかったのよ。
きっと安月給のあなたには痛い出費だったかもしれないけど
決して高い買い物ではなかったよ』
桐の箱に入った高級フルーツを見るたびに
凛として美しかった祖母を思い出します
実際に美味しかったのでしょうが
それよりも、豊かな娘たちではなく
就職したばかりの孫の私が選んだものだから
それほどまでに喜んでくれたのでしょう
高いなぁ…なんて思っちゃったこと、ごめんね、おばあちゃん