Keep on smiling ... 明日も笑顔で

波乱万丈の歳月を経て
尚、落ち着けないシニアの日々

長男の入院

2020-03-27 20:07:20 | Ma Famille (家族)

 

桜が咲いて

ちょっと写真を撮りに行こうかなぁ

なんて暢気なことを考えていたら

長男からラインが。

 

職場で動けなくなって

病院に搬送されて

入院したから

 

は?

何?

コロナ?

 

取り敢えず指定された病院の

面会時間を確かめて

娘と向かった

 

めっちゃ新しいきれいな大学病院

広い院内に入院棟を見つけて

受付をする

この時期だから

家族のみ面会可能

タグを受け取って病棟へ

 

タグのバーコードがないと

病棟へは入れないセキュリティの良さ

受付で書いた紙(名前と関係と電話番号記載)を

ナースステーションに提出して体温を測る

体温計を手渡されたアルコール綿で拭いて返す

これでやっと病室を案内してもらえる

 

長男は仕事中に突然 激しいめまいに襲われて

歩くことはおろか立っていられなくなったそうだ

左目が痛くて耐え難い頭痛がすると。

 

ひょっとして脳に問題が起きたのか・・・

悪い予想しかしない

職場からいきなり入院になり

着の身着のままだったので

独り者の息子の家から着替えを運び

必要そうなものを用意した

私自身が何度も入院しているので

その辺は慣れていた

 

その日から検査に次ぐ検査で

今日になってやっと分かったのは

目の奥の神経に問題があり

極めて耳に近いところだから三半規管に影響し

それにより激しい眩暈と頭痛が起こったとのこと。

 

しかも何年にも及ぶ激務で

心臓が弱っていることも分かった

 

そもそも私の家系は心臓に欠陥がある

父は脈がとぶタイプの不整脈だった

下の妹は胎内にいるときから

心臓欠陥を指摘されていて

生後8時間で亡くなっている

兄も父と同じタイプの不整脈

私は逆のタイプで 発作性上室性頻脈だった

過去形なのは カテーテルアブレーション術を受けたから

今のところ再発はないけど時々不安になる

 

長男は月曜日に造影剤を入れての検査になる

私も過去に重度の慢性腎炎になり

造影剤での検査をしたことがある

私はアレルギー反応は起こさなかったけど

息子はどうだろう・・・

私と一番体質が似ているから大丈夫かな

 

三十代も半ばを過ぎたから

ここでガッチリ検査をしてもらえば

今後が安心かもしれない

結果が出るまではプラス思考でいたい

 

何があるか分からないのが人生

そんなことは百も承知だったけど

自分のことならともかく

若い子供たちに何かあるって思ってもいなかった

足元をすくわれた思い・・・

 

そんな最中に小池都知事の会見

病院へのお見舞いは家族一人に限られ

病棟ではなく受付で検温することになった

無症状の感染者もいるというのに

検温だけで良いのかなぁ・・・

私だって電車で病院へ行くわけだから

どこかで感染する可能性はある

一通りの必需品は届けたし

息子の家にあった腐りそうなものは処分して

ついでに掃除もしておいたので

今日から月曜日までは取り敢えず自宅待機

さっきラインがあって

なんとか売店までは歩けるようになったとのこと

私が行けなくても何とかなりそうだ

 

病気はコロナだけじゃないから

ホントに医療崩壊なんか起こしてはいけない

 

病院の帰りに立ち寄ったスーパーには

主だったものは何も無かった・・・

気持ちは分からないではない

でも

呆れた・・・

通りかかった桜の名所で

一瞬だけ車を降りて桜を眺めた

ここの桜は去年も一昨年も満喫したから

今年は自粛して 3分間のお花見になった

 

世界的な危機にあっても

個人的な心配事を抱えていても

桜は美しく咲いていた