16日、夫と面会しました。私を認めて、目が追い、うっすら笑いました。それは、とても感動的なことでした。
夫は病院や施設では、もう老衰ということになり、みとりの面会をさせてくれます。週に2回、15分ほど。
でも、私は、夫の寿命がもうないとは、どうしても思えません。この頃は、熱が出るたびに、入院します。入退院の時は、かなり長い時間会うことができ、夫の目が私を認め、何かしゃべったりします。そんな風で、今までとはそんなに変わらないのです。
でも、病院や施設では、もう何もしゃべらないし、すぐに熱が出て、食事をすると浮腫ができ、誤嚥性肺炎を起こすので、もうあまり永くないといわれます。
私は夫の命を見ていますが、病院や施設では、仕事として夫を見ています。お互いの気持ちはひどくすれ違っていると思います。
そんな中で、私は、少し混乱してしまい、今は、夫のことに寄り添いたいと思います。それで、ブログを書くのを少し休みたいと思います。
私のブログを訪ねてくださる方々に、少しの間休んで、夫のことを考えて過ごしたいと思うのをお知らせしたいと思い、これを書いています。またいつか落ち着いたら、書くだろうと思います。その時には、またよろしくお願いします。
夫とは、大学の先輩後輩という関係でした。夫と出会って、私は自分を見つけたと思いますし、夫と一緒の日々は楽しくもあり、辛くもあり、でも分かり合いたいと思いながら生きてきました。
私たちは、社会的にあまり行動できなかったので、辛い日々だったと思います。でも、言葉が分かりあえるということが、私には、とても素敵なことだと思えました。
年を取っていくうちに、だんだん、私たちは何も持っていないのだということに気が付き、それでも何かしら誇りを持って生きてきました。そして、一人で生きられる人間になり、矜持を持った人間になりたいと、二人で話し合ったものでした。
そんな風に思いあった人が、だんだんやせて衰えて、言葉を失っていくのをどうしようもなく見てきました。コロナのせいで会うこともできなくなり、こんな人生を送るとは思いませんでした。
今は、夫が生きてきたことを幸せだったと思えればいいと、思っています。私にとっては、夫は、だんだん弱っていきますが、まだまだ命に別状があるとは思えず、夫の生きてきたことをたどっていければ、夫の生き方が見えてくるようになると思うのです。
私の気持ちも混とんとしていて、夫がどんなふうに生きてきたか、ということをたどれば、自分たちの生きてきたことが見えるようになるのではないかと思います。
少しの間、お休みします。皆様もお元気でお過ごしになられますよう願っています。
お二人に少しでも癒しの時がありますように。
それだけを祈っています。
そしてできればご主人様が体調を維持できますように。
なんだか書かずにいられなかったので書きこみましたが、御返事はいりません。ご家族に少しでもいい時間がありますように。
少しの間お休みするとのことなので、思い切って書きます。
15分ほどでも、ご主人と心が通じ合える時間が持ててよかったですね。
いつもご主人の命を見ているというbeautiful-sunsetには、胸がいっぱいになりました。
病院や施設では大勢の中の一人でも、beautiful-sunsetさんにとっては唯一無二の人ですものね。
今はただ、幸せだったことをひとつでも多く思い出して、それらを静かに噛み締めてください。
バラの花を見ると、私はbeautiful-sunsetさんを思い出します。
空さんもお身体大切に、お元気でいてください。
Rayさんも、蒸し暑い季節ですが、お元気でいらしてください。
薔薇の花を見て思い出していただくのは、とても薔薇に悪い気がしますが、これもいざよいさんとの出会いだと思い、ありがとうございます。
いざよいさんも、お身体大切にお元気でいてください。
そうですね 自分の気持ちが 様々なこと、或いは 一つのことで一杯になり表現出来ない時がありますね。私も母を見送ってからはしばらくそのような心の時期がありました。ブログという文章にまとめることが出来ない、まとめることがとても苦痛でした。
beautiful sunset 無理をせず、またブログに書きたく成ればそれでいいんではないですか。
最後におせっかいですが、私は昨年の1月母が誤嚥性肺炎を生じ、病院から出てきたときから以後ずっと自宅で介護し看取ってきました。最後は、母も私ももうどうしてよいのかわからなくなったときに、母は逝きました。 この9か月の間、どれほど施設入所に比べて母が楽だったかはわかりませんが、私にとって今までなかった、持つことの出来なかった母との濃厚な、忘れがたいひと時を過ごすことが出来ました。そして今も私の胸にしっかりと母の思い出があります。
beautiful sunset さんの体調が思わしくないの十分承知してますが、お二人の悔いのない療養をしてください。優しいbeautiful sunsetさん、ご主人の手を握り、身体をさすってあげて、あなたの思いを伝えてあげてください。きっと思い出し、わかってくださるでしょう。
出しゃばり、おせっかいで、ごめんなさい。
こんな文章はは他では書けません。
beautiful sun setさん ではまたいつの日か!
私は、夫と40年以上、お互いに誠実に生きてきましたから、これからも、私の体が壊れるようなことをしたいとは思いません。今の病気になったのも無理をして看病したからだと思います。これからは、心を穏やかにして、夫と一緒の時間を過ごしたいと思っています。
karisonさんも、お身体大切にお元気でお過ごしください。
じつは、きょうの記事をUPするのにとても迷いました。
ブログを書きながら、beautiful-sunsetさんのことが頭に浮かんで仕方がなかったのです。
ご主人が大変な時に、こんな記事を載せていいのだろうか。
特に死を扱ったテーマになると、現在の生活の中で直面している方が必ずいらっしゃいます。
できるだけそれらの方を傷つけないように気をつけたつもりです。
私の文章力不足で負の気持ちになったとしたら、なにとぞご寛恕ください。
私は今、夫の最後の時間をどういう風に形作ってあげられるかを考えています。夫は、自分の力でそれを考えているのかもしれませんが、私は自分が夫にどうかかわっているのかを知りたいのでしょう。今、夫は意識がしっかりしているのかどうかわかりませんので、夫に私を伝えられるかはわかりません。どんなふうに生きて、どんなふうに死ぬのかを、夫と一緒に感じていきたいと思っています。
どうか、いざよいさんは、ご自分のお考えを、誠実に表されていかれますように。読ませていただいて、感動したりしています。私はもう少し、ブログに書くことは控えて、夫のことを考えていきたいと思います。