若いころは、病気に縁のない生活を送っていました。
ところが、50代で乳がんが見つかり、抗がん剤、手術、放射線治療を受けて、10年の経過観察をして、完治したといわれました。
60代になって、チャーグ・ストラウス症候群(好酸球性多発血管炎性肉芽腫症)にかかりました。
これは、喘息の人に起こる血管炎です。小さいサイズの血管に炎症が起きて、末梢神経障害の起こる難病です。
少ない病気なので、最初は何の病気か分からず、わからないままだと、命にかかわったかもしれません。
治療は、ステロイドを飲むこと、でも、私は、ステロイドがあまり合わなくて、免疫抑制剤を合わせて飲むようになりました。
それ以外にもたくさんの薬を飲んでいます。病気と薬の副作用で、いろいろな症状が出て、あまり元気ではありません。
股関節を骨折したり、エコノミック症候群になり心臓の手術をしたり、今まで生きているのが不思議なほどです。
今は、乳がんや心臓は、あまり心配ではありません。ただチャーグ・ストラウス症候群や薬のせいで、いろいろな症状が出ています。
最初のころは歩けませんでした。今も足はしびれていて、外出するときは、ステッキをついています。このしびれは一生治らないだろうと言われています。
体もだるく、動くことが難しいです。気持ちも弾まず、寝たり起きたりしています。
でも、最初のころに比べると、歩く格好が少しずつ良くなっているといわれます。
今私にできること、それは姿勢を良くして、素敵なステッキをついて、できるだけ長く歩いていくことなのです。
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