これは、1才の時写真屋さんで写してもらった写真を見て描きました。母が編んでくれたニットのワンピースを着ています。
母は「このころはかわいかったよー」といいます。おんぶしていると、後ろから来た人に、よく「可愛い赤ちゃん」といわれたそうです。
髪の毛はなかなか伸びなかったそうです。高校生くらいになると、髪が邪魔という風に思っていたのですから、不思議なものです。
母の母がその頃は一緒に住んでいたので、私の世話は、祖母がずっとしてくれたようです。私も祖母が大好きでした。
いろいろな人にかわいがられて、人生で一番幸せだったころかもしれません。
何も覚えてはいないのですが、きっと一番幸せな時間を過ごしたのでしょう。それから、記憶が残っている頃になると、いろいろな悩みや辛さがありましたから。
母がこの絵を見ると、とても喜んでくれました。似ているそうです。
誰もにかわいがられた日々があることを、あまり周りに人がいなくなった今の私は、良かったねと思います。
まだお母様がご存命でいらっしゃるんですね。
私も、周りからは凄く可愛がられました。
父は溺愛してくれていましたし、母方の祖母にも特別に可愛がられました。孫で女の子は私一人でしたから。
それはやはり財産ですね。
年々難聴が進んで辛いことも多いですが、しかし子供の頃に皆に愛された記憶が私を生かしていると思うことが多いです。とともに私を可愛がってくれていた殆んどの人が彼の世に行ってしまった現在、私も早く彼の世に行きたいとか思ってしまったりもします。
人は皆赤ちゃんのころはかわいがられていたのでしょう。(例外もあるのでしょうが)。成長するに従い、いろいろな軋轢があるようになり、なかなか人との距離が取れなくなりますね。
人にもあまり多くを期待されず、自分もいるだけで安心という風な赤ちゃんの時代は、やはり幸せな時間だったでしょう。だんだん大きくなるに従い、不幸という文字がよく見えるようになりますね。
暑さも少しずつ和らいできましたね、あまり思いつめないで、お元気にお過ごしください。