54才の時、乳がんが見つかり、抗がん剤、手術、放射線などの治療を受けました。家族に心配かけて、友人にも心配かけて、自分も死を身近に感じて、苦しんだときでした。
妹が、なんとか普通に暮らせるようになった秋に (手術は8月の初めでした)、私たち家族と自分の家族で、広島県の北部にある帝釈峡へ行こうと言ってくれました。
私の全快祝いをみんなで1泊してしようということでした。帝釈峡は、秋のモミジが美しいところです。休暇村があり、コテージに泊まることができるのでした。
私たち家族と妹夫婦と姪、それからローリーとピーターで一緒にコテージの中で、雑魚寝しました。それはなんだかほのぼのとして、暖かい心遣いに満ちていました。
こんなに温かい旅はあまりありません。気を使うこともなく、ああ生きていてよかったなあとしみじみ感じた旅でした。
絵は、本館のホールで買い物をした時の写真を見て描きました。私の髪はまだ3ミリくらいしか生えていなかったので、かつらをつけて、帽子をかぶっています。髪が無くなった間は、いつもロングヘアーのかつらをかぶり、帽子をかぶっていました。
状況が変わったので、終活第二段階の取り組みの一つとして、ブログの機能縮小を考えました。一昨日、残っていた記事を読み返し、頂いたコメントも読み返しました。beautiful-sunsetさんがいつも気遣い願ってくださったことをあらためて感じました。
beautiful-sunsetさんにまずは「お知らせとお詫び」の記事を書いた後で、残りの記事を削除しようと思ったのですが、そうはいきませんでした。
あなたにどのように説明すればよいか....書いては消しを繰り返すうちに、思っていた以上に衝撃が大きいのだと気づきました。
昨日衝動的に記事を削除して、昨夜は眠れぬままに、早朝、ブログの退会のボタンを押しました。
気持が落ち着いたら、またあなたのコメント欄に何か書きます。
今朝はお詫びだけで失礼します。あなたの気持ちを考えると申し訳なくて....
本当にごめんなさい。
人はいつも一人だと感じています。その一人一人が、何か心に伝わるものを見つけたら、そこに世界ができるのだと思うのです。空さんとおしゃべりすることは、私にはとても愉快で、心弾むことでしたから、とても感謝しています。またいつかおしゃべりできるといいですね。お身体大切になさってください。またいつか会える日まで、さようなら。