2003年の申請以来、紆余曲折を経て奄美・沖縄の世界自然遺産がユネスコに登録された。琉球弧に連なる奄美大島・徳之島・沖縄本島北部、そして西表島。生物多様性に満ち、固有の生態系、アマミノクロウサギ・ヤンバルクイナ・イリオモテヤマネコなど絶滅が危惧される固有種はこの地域だけにしか生息していない希少種。登録は生態系の保全も当然だが、より深く強く環境の保護に関わるよう世界の世論が訴えているのだ。これがスタートライン、奄美は沖縄より密度の濃い登録への運動を繰り広げてきた。観光をどう位置付けるかなど課題は多いが、まず油そうめんを食して奄美気分を味わってみては如何?