べに~らんどの園長ブログ

 仙台八木山ベニーランドは、杜の都を代表する「なつかしいけど新しい」遊園地。社長の八木充幸が園長として書き込んでいます。

東北初登場のジェットコースターはいずこへ

2010年01月08日 08時56分30秒 | トピックス
 今日も「昭和の情景」がらみの内容です。

 東北初登場のジェットコースターは、昭和42年4月14日~6月12日に、市内原町苦竹で開催された「東北大博覧会」とされています。

 くしくもこの翌年4月14日にベニーが開業、コースターも運行開始でした。形状もそう違わなかったでしょうし、状況的に博覧会のが移設されたのではと思われても当然です。

 前に一般の方からも、「あの博覧会のコースターがベニーランドに設置されたのか」という問い合わせがありました。

 開園当時を知る社内関係者に聞いても、断定にはいたりません。設置の許可書類にも、新品か移設かなどは、当然ながら記入されていません。

 「そんな話を聞いたことがある」「自分はコースターのレールを運搬したが、新品だった。きっと違う」「博覧会のコースターはどこかに持っていったはずだ」などなど。

 「昭和の情景」ブックレットでは、伏谷隊長がこのコースターは、正面のゲートアーチとともに富谷グリーンパーク移設されたことを記しています。博覧会の主催とグリーンパークは、いずれも河北新報社が関わるものですので、自然な流れといえます。

 というわけでやっぱりベニーのコースターは、東北初登場のものではありませんでした。ただグリーンパークのはすでにありませんので、現役としては東北でもっとも歴史があることに変わりないですね。
コメント
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