おらっちの炙り焼き ~膳~

世の中を 斬ろうと思って 返り討ち・・・そんな人生 笑ってちょうだい!

【ライブ報告】キミに涙は似合わない。

2013-04-01 23:55:23 | as a musician
 2013年3月31日(日)、東高円寺kaztouの一つの歴史に「一時停止ボタン」が押された。

 う~む、我ながらステキな書き出し・・・



 昨日はライブイベントに出させてもらいました。



 昨夜のイベント、そして一時停止されたkaztouの歴史とは、




 サヨナラ葛藤の日々~PAカズナの卒業式~





 kaztouの入り口の扉を開けると、いつもこの笑顔で出迎えられてきた。


 見てみ、毎回会場入りすると↑この写真↑のこの笑顔で「おはようございます♪」って迎えられるんだぜ!

 もうね、








 瞬殺ですわ。(笑)









 おらっちことMizuki Ashidaがkaztouに出させてもらうようになったのは2年ほど前。

 それ以前にもお客さんとして見に来たことはあったけど、誰がPAやってたとか記憶はない。何となく、男性だったような気はするけど。


 忘れもしない2011年3月12日。
 前日に起こった東北および関東の大震災の影響で、交通機関がズタボロの中、お客さんとして片山所長のライブを見に行った。というより、何とか辿り着いたって感じだったかな。

 でも、当然ながら、出演者にも交通事情その他もろもろで欠員が出て、スタッフまでステージに上がり歌を歌ったりしていた。




 それがカズナさんだった。




 終演後、片山所長経由でおらっちのことを紹介していただき、当時所属していた事務所のこととか自分のライブのスタイルとか色々お話して、mixiをやっているとのことだったので早速マイミクになってもらった。

 そんなこんなで、何となくkaztouに出演者として出入りするようになり・・・とはいえ、月1とかいうペースではなかったけど・・・気がつけば、カズナさんが企画したイベントによく誘われるような感じになっていた。


 「俺のこと好きなのかな?」


 と、勝手な妄想をしたりもした(嘘です)




 <ちょっと真面目に、おらっちのライブにおけるリハについて>

 おらっちのリハはあんまり時間がかからない方だと思う。

 ステージ上のモニターの音(「なかおと」といいます)のチェックしかやらないのね。
 オケの音量、ボーカルの音量とリバーブ(エコー)、ピアノ弾くならピアノの音量、ギター弾くならギターの音量、バンドでやるならそれぞれの楽器の音量、それが、自分の足元にあるモニターから最適のバランスで聴こえるようにPAさんに「ボーカル上げて、キーボード下げて」みたいなお願いをするだけなのね。どこのライブハウスでも、ステージでも。

 客席の音(「そとおと」または「そとのおと」とかいいます)は完全にお任せ。
 だって、そのハコの音響のことは、そのハコのPAさんが一番知っているわけでしょ。

 そりゃあ、武道館とか東京ドームとか、そもそもライブ用に作られた場所じゃないなら話は別だろうけど、僕はマイク持ったまま客席に下りて音をチェックしたりはしない。


 で、話を元に戻して。

 PAカズナさんももちろん完全に信頼してた。
 「感覚」というのかな。なんかそういうところがすごくて、「ボーカルもう少し上げて」って言うと、だいたい一発で自分が望んだ大きさに合わせてくれる。

 昨日出演したみんなが、「カズナさんのPAは、とてもやりやすかった」ってMCでしゃべっているのを見て、大きく頷いてしまった。



 そんなカズナさんが、出産を控えているということで(しかも双子よ!)、3月31日をもって卒業。

 企画が立ち上がった時にたまたまkaztouにいて、ありがたいことに出演依頼を受けた。




 断るはずなんてなかろうもん。




【出演】
1.Ariga
2.りぃ
3.本庄冬武
4.睦月
5.さく
6.ヨケマキル
7.山the木たかし
8.野良色ブルー
9.勝田俊哉
10.長塩かつみ
11.Mizuki Ashida
12.T2ファージ
13.誠from和を以て貴しと為す
14.石塚あきら
15.鹿又洋平
16.ザ・キャッチボールズ
17.しぇんかつ&中年ロッカーY
18.イシガミ
19.森田結一
20.本間圭一
21.草亭大樹
22.おぐまゆき
23.利根川風太
24.mashiko
25.九番地
26.稼働中マキ
27.柳賢
28.isao
29.ナガオコウタ
30.夜野苺
31.片山所長
32.龍介
33.赤塚テレビ


 全33組。

 午後3時から、結局終わってみれば22時半くらいまで7時間半の大イベント。


 会場入りする前に新宿でラーメン食ってたら15分ほど遅刻。
 その辺の詰めが甘いおらっちではあったのだが、会場のドアを開けるなり人・人・人。

 kaztouでこんだけの人数を見たことがない!!



 もうね、









 
 ←こんな状態(笑)



















 しかも、焼き鳥とか柿の種とかさきいかとか、



 「新橋の飲み屋街か、ここはっ!!」



 って、ツッコミ入れたくなるくらいのライブハウスらしからぬ店内の惨状となっていて、入るなり爆笑してしまった。




 1組につき2曲。1曲はカズナさんからリクエストがあった曲、もう1曲は自由って感じで、それぞれの出演者が趣向をこらして、オープンマイク形式で歌っていく。

 おらっちことMizuki Ashidaは前半1/3のラスト、しかもピアノ弾き語り部門のラストで歌わせてもらえるという光栄。



 やっぱね、人が多いと楽しいです。
 くだらないこと言っても笑ってくれるし、歌い終わったら何も言わなくても拍手してくれるし。

 危うくいつものクセで、延々と喋ってしまうところだった。危ない危ない。







 今回は、

 1・ロマン(玉置浩二さんのカバー)
 2・Be with love(オリジナル/カズナさんのリクエスト)


 を歌った。

 まさかね、「Be with love」をリクエストしてくれるとは思ってなくて。
 でも、カズナさんの中では、「武道館の曲」っていうイメージで覚えていてくれて。


 そうそう、この曲書いたのが23~24歳くらいの時で、もう15年以上も前に作った曲なのね。

 当時は本当に鼻息も荒く、「絶対にプロのミュージシャンになるんだ!」ってやっていた頃で、このBe with loveという曲も、「いつかは武道館のステージで、アンコールの一番最後に歌うんだ!」って、目を血走らせながら、耳から煙を出しながら書いた曲。


 いつかのライブのMCで喋ったこの話を覚えていてくれたことが嬉しいし、そしてリクエストしてくれたことに感謝。


 余談だが「Give me one more chance」という曲は、「チャンスの曲」として覚えてくれているそうだ(笑)




 「ロマン」に関しては、カズナさんの旦那さんからカズナさんへ向けて歌われるようなイメージで選曲してみた。




 おらっちの出番が終わってからは、まあ飲みましたわ。

 たくさん飲みましたわ。


 でもね、不思議なことに、体は酔っ払っているんだけど、頭の中がものすごくクリアなのね。

 「今日は最後までちゃんとしてなきゃいけない」って、体が勝手に反応していたのかな(笑)




 イベント自体は、終わりが近づくにつれ、少しずつ空気が張り詰めていく感じ。

 でもね、そんな中、ラストの赤塚テレビさんが楽しいステージをやってくれたおかげでものすごくいい終わり方。もう最高!あとでマイミク申請してくる!




 そして、夜野苺ちゃんがカズナさんをステージ上に上げる。

 と、ここまではカズナさんも予想はしてたのかな。でも、今夜の33組を含め総勢50人以上が参加した「寄せ書きBook」を手渡された時に、ついにカズナさんの涙腺が決壊。








 キミには涙は似合わない・・・


 似合わないからこそ、美しく輝くのだ。




 kaztouの歴史はまだまだ続いていく。

 その中で、PAカズナの時代が一時停止しただけ。


 出産、育児と大変だけど夢に溢れたイベントがこの先に控えていて、「いつ?」なんて軽々しくいえないけど、その一時停止を解く日が必ずやって来る。





 その日まで、




 Ah 両手広げ
 待っているから きっと
 このkaztouで
 いつまでも・・・

 (Be with love(toカズナver.)/Mizuki Ashida)






 カズナさん、




 ありがとう♪
 
 また会おうね!





 Mizuki Ashida



 ■公式ホームページ■

 Be With Love ~Welcome to Mizuki's home~