北朝鮮ミサイル、30日にも破壊命令…二段構え
北朝鮮が「人工衛星」と称して打ち上げを予告したミサイルについて、政府は30日にも安全保障会議(議長・野田首相)を開き、自衛隊に破壊措置命令を発令する方向で最終調整に入った。
防衛省はイージス艦3隻を東シナ海と太平洋、日本海に展開するとともに、地対空誘導弾パトリオット・ミサイル3(PAC3)を沖縄県内を中心に配備し、「二段構え」で備える。
玄葉外相は24日、沖縄県庁で仲井真弘多知事と会談し、「北朝鮮がミサイルを発射した時、イージス艦とPAC3を展開した2009年を参考に万全を期すよう、政府全体で検討している。必ず沖縄に相談があると思う」と協力を要請した。
政府は、ミサイルや人工衛星、打ち上げ用ロケットなどが日本の上空を通過する場合は迎撃しないが、日本の領土、領海にミサイル本体や部品などが落下する可能性がある場合には、まずイージス艦のスタンダード・ミサイル3(SM3)により大気圏外での破壊を試みる。撃ち漏らした場合は地上配備のPAC3と、2段階で対応する。
(以上、読売新聞)
冒頭図の予想コースではなんとフィリピンに向かっている。迷惑な話ではあるがイージス艦3隻を東シナ海と太平洋、日本海、PAC3を沖縄へ展開するのは妥当な配備。これで北朝鮮のミサイルを破壊できれば野田内閣の支持率、素人防衛大臣の株は上がるだろうな。気になるのはイージス艦ミサイルによる迎撃。米国主導でMD(ミサイル防衛)がなされた。このとき「ピストルの弾丸をピストルの弾丸で撃ち落とせるか」の議論があった。ある軍事評論家は「撃ち漏らす」と言っている、どうなるのだろか。それから自衛隊は初の実戦となる。威信にかけて北朝鮮のミサイルを破壊して国防という本来の目的を達成してほしい。ではまた。