太った中年

日本男児たるもの

暴言事件の深層

2011-12-06 | weblog

「沖縄通」という病理

11月29日に更迭された田中聡沖縄防衛局長の暴言の根は深い。この背景を究明するためには、更迭の原因となった「犯す前に犯しますと言いますか」という発言以外に同月28日夜の懇談会で田中氏が述べた事柄にも目を向けなくてはならない。

1995年の米兵暴行事件で当時のリチャード・マッキー米太平洋軍司令官の「犯行に使用した車を借りる金があれば女を買えた」との発言について、田中氏は「その通りだと思う」と答えた。また田中氏は、「(400年前に)薩摩に侵攻されたときは(琉球に)軍隊がいなかったから攻められた。基地のない平和な島はあり得ない」との認識を示した。

これらの暴言を田中氏の個人的資質に還元してはならない。防衛省という組織に沖縄に対する差別意識が構造として染みついていると見るべきだ。

田中氏は若いころに防衛施設局職員として沖縄で働いたことがある。沖縄における米軍の性犯罪についても熟知している。それなのに「犯す」という言葉をどうして用いたのだろうか。それは田中氏が被害者側になることは絶対ないという認識を無意識のうちに持っているからだ。

また琉球・沖縄史に関しても、田中氏は一定の知識を持っている。しかし、その知識は沖縄に対する理解にはつながらず、沖縄の米軍基地過重負担の正当化にその知識を用いる。

戦前、戦中の日本軍に「支那通」と呼ばれる人々がいた。中国語を巧みに操り、中国の歴史や政治情勢に関する知識もある。この人々は中国を植民地支配の対象とみなし傀儡政権樹立やアヘン販売などの謀略活動に従事した。「支那通」は日本軍の利益に反する中国人を躊躇なく暗殺した。

田中氏の沖縄に対する視座は旧陸軍の「支那通」に通じる。県民を同朋と考えるならば、オフレコ懇談でこのような暴言を吐くことはできないはずだ。田中氏のように沖縄を支配の対象と見なす「沖縄通」という病理を抱えた防衛官僚が何人いても、東京の中央政府と沖縄の関係は改善しない。

「沖縄通」の論理は、防衛事務次官を務めた守屋武昌氏の回想録『「普天間」交渉秘録』(新潮社)に端的に示されている。守屋氏は、「協力するから国も譲ってほしいというのは、沖縄の常套の戦法です。これまで何度政府はこれに引っ張られてきたか。国の担当者は2年ごとに代わるので沖縄のこの手法に気がつかないのです。妥協すればこれで終わらなくなる。次から次へと後退を余儀なくされます」と主張する。沖縄に妥協せず辺野古移設を強行すべきとの信念を守屋氏は持っていた。

「沖縄通」の守屋氏は収賄罪で2年6カ月の懲役が確定し社会から隔離されているが、構造的差別のイデオロギーである守屋主義は田中氏をはじめとする防衛省の「沖縄通」に継承されている。

田中暴言事件を契機に防衛省が取り組まなくてはならないのは、組織に染みついた沖縄に対する差別意識を脱構築することだ。

(以上、沖縄タイムス佐藤優のコラムより)

こlれは興味深いコラム。

田中局長の暴言はオフレコ発言が記事になったことが問題になったが、それは本質ではない。

佐藤優は暴言の背景に防衛省に染みついた沖縄に対する構造的な差別意識があることを指摘している。

沖縄の基地問題は防衛省に差別意識があるかぎり解決しないだろう。ではまた。


東電や~めた

2011-12-05 | weblog

東電や~めた 城南信金「脱原発」

東電から電気を買うのをやめます―。城南信用金庫(本店・東京都品川区)は2日、本支店などで使用する電力について、東京電力との契約を解除すると発表した。替わりに、来年1月にガスや自然エネルギーで作った電力を販売している「エネット」(本社・同港区)からの購入を始める。同信金は東電福島第1原発事故後、「脱原発」を宣言しており、今回の“取引先切り替え”も、その取り組みの一環だという。

<東電の電気は買わない、というアピールだ。城南信金は年間約900万キロワットの電力を使う本支店の電力購入相手を、「東京電力」から「エネット」に切り替えることを明らかにした。

福島第1原発事故後、「脱原発」を掲げてきた同信金は「節電プレミアムローン」「節電プレミアム預金」など、省電力のための設備投資に取り組んだ顧客に、金利を優遇する異風のサービスを打ち出していた。今回の切り替えも、そうした活動の一環。「原子力発電を推進する東京電力」(同信金)からは電気を買わず、エネットに切り替える。

全85店のうち77店で、来年1月から切り替えを実施。これに伴い、年間の電気料金も、従来の約2億円から、1000万円削減できるという。残る8店はビルに入居済みなどの理由で、引き続き東電から供給を受ける。

同信金が新たな取引先に選んだエネットは、特定規模電気事業者(PPS)と呼ばれる新規参入電力会社。実は日本では、2000年以降、規制緩和と電力自由化が進められており、東電など、独占的に電力を販売してきた従来の企業以外からも、電力が買えるようになっている。

エネット社は、NTTファシリティーズ、東京ガス、大阪ガスが出資しており、ガスのほか、一部で太陽光や風力などの自然のエネルギーも使い発電している。現状では低圧で電力を使う一般家庭は、PPSと契約はできず、企業や大きなビルなどの施設だけに限られているが、エネット社によると、原発事故以降「問い合わせが相次いでいる」という。

この日、都内で会見した城南信金の吉原毅理事長は「原発に頼らないで、安心できる地域社会をつくりたい」と力説。今後、こうした動きを各方面に訴え、賛同者を広げていきたい、としている。

(以上、スポーツ報知)

先進国では電力供給元を自由に選択できる。そしてこうした選択肢があることで東電も電気代の値上げが出来なくなる。そうでなかったら東電は事故の補償費や福一の廃炉費用を必ず電気代に上乗せしてくるだろう。

それにしても城南信用金庫は見識ある金融機関。ではまた。


3バカトリオ

2011-12-04 | weblog

「3バカトリオ」が国政の根幹を担うとは・・・野田首相の責任が一番大きい

大臣に「3バカ」とは、本来なら失礼至極な物言いで申し訳ないが。そう言いたくもなる。しかも、その3人が国家財政、外交・安全保障という国政の根幹を担っているのだからたまらない。

一川防衛大臣については言をまたない。「私は安全保障は素人」発言から始まって、それを証明するかのような「沖縄少女暴行事件」への無知。ブータン国王の晩餐会に「こちらが大事」と言って同僚議員の資金集めパーティーに出て欠席したり、沖縄事務方トップの暴言を招いたり。柔道でいえば「合わせ技一本」でアウトだろう。

安住財務大臣は、私の予算委での質問にも、ろくにまともに答えられない「すれ違い答弁」ばかり。ユーロ危機等もあり、市場関係者の間では日常茶飯事に使われているCDSも知らなければ、先に策定されることになった第四次補正予算の財源=国債の想定利子と実勢利子の差額1兆円、の存在も知らなかった。元々、財務省関係の仕事は野田首相が直轄で行うので、財務大臣は文句を言わない素人が良いと任命された経緯からも、当然と言えば当然の「財務官僚言いなり」の日々を送っている。

玄葉外務大臣も、これまで外交はずぶの素人。この前の訪中では、日帰りの日程でなんと1200万円もかけてチャーター便を使用したという。よほど突発的な事情があり緊急に飛ばなければならないケースや辺境の地へのフライト等を除き、通常、こんな海外出張は商用便を使うのが常識だ。国民の血税をこんなことに湯水のごとく使う感覚が、まずは理解不能だ。要は、「大名旅行」したいがだけの「お里が知れる」御仁なのだろう。

しかし、それもこれも、一番悪いのは、こんな素人オンパレード大臣を、国政の枢要なポストにすえた野田首相だろう。思い起こせば、この組閣人事、「党内融和」か「ノーサイド」か知らないが、「適材適所」より「派閥均衡人事」を優先した結果の賜物。今や、自民党時代より古い古い政治に戻ってしまった。あ~あ!

(以上、江田けんじのブログより)

安住と玄葉は予想通りだが、一番バカなのは一川防衛大臣だろう。

沖縄少女暴行事件の詳細を知らないと発言して前原から「勉強不足」と批判された。

野田総理は即刻更迭すべき。ではまた。


吉田前所長の病状

2011-12-03 | weblog

被曝関係なしと報告 枝野経産相 吉田前所長の病状

枝野幸男経済産業相は2日の閣議後の記者会見で、病気療養のため退任した東京電力福島第1原発の吉田昌郎前所長の病状について、東電から「専門家の判断として、放射線被曝(ひばく)との因果関係は考えにくい」との報告を1日に受けたことを明らかにした。

判断したのは放射線医学総合研究所(千葉市)の専門家という。吉田氏は11月中旬に検査で病気が見つかり、12月1日付で所長を退任した。東電はプライバシーを理由に吉田氏の病名や被曝線量を公表していない。

(以上、産経ニュース)

これは疑心暗鬼に陥るニュース。

吉田前所長の病状について佐藤優は「吉田前所長は一種の公人であり、彼の健康状態は原発事故が健康にどう影響を与えるかというシンボリックな意味を持つのだから、通常の個人情報の扱いとは別として東電は主体的に判断しなければならない。事実を明らかにして国民全体で考えるべきだ」と発言している。

「被曝との因果関係は考えにくい」のなら病名を公表してもいいのではないか。ではまた。


ミス・ブータン

2011-12-02 | weblog

王妃より美人?人口70万人の頂点「ミス・ブータン」水着写真

国会での慈愛溢れるスピーチと美しすぎる容姿で一躍、日本国民の心を鷲掴みにしたブータン国王夫妻。中でもジェツン・ペマ王妃のエキゾチックな美貌は際立っていたが、かの地には美しい女性が王妃以外にもいた。ビキニ姿で微笑むのは、『ミス・ブータン2008』の優勝者、ツォキ・カルチャンさん(24)。173センチのスレンダー美女だ。

ミス・ブータン主催者はこう語る。

「ブータンには美人が多い、とおっしゃる海外の方は多く、我が国でも2008年からミスコンをスタートしたのですが、彼女は初代女王。最近ではミス・ブータンの専門雑誌が創刊され、関心は高まる一方です」

人口およそ70万人、東京でいうと大田区と同規模のブータンで頂点に輝いた彼女は、確かにワールドクラスなのでした。

(以上、NEWSポストセブン)

でもってこちらが王妃

ミス・ブータンと王妃の優劣はともかくブータンにミスコンがあることに驚いた。

ブータンはチベット仏教を国教としているからイメージ出来なかった。

で、ミスコンってことはブータンの女性もブスはバツなのかね。ではまた。


民意無視

2011-12-01 | weblog

完勝の先に(中)完全崩壊、中之島一家

「日本の公務員は選挙の民意を軽く見ている。(選挙の)リスクを取っている方が決定権を持つのは当たり前。嫌なら、辞職するなり、身分を失うリスクを負った上で反対すべき」

29日午前、大阪府庁。次期大阪市長、橋下徹(42)は、後任の知事となった松井一郎(47)との引き継ぎを終えた後、報道陣に語った。

前日の報道番組。大阪ダブル選のニュースの中で、市役所に出勤してきた市職員が、選挙結果の感想を尋ねるインタビューに「僕の考えている民意とは違う」と答えていた。橋下には、それが我慢ならなかった。

「政治に踏み込みすぎる職員がたくさんいる」。橋下は、27日の当選直後の記者会見でも怒りをにじませ、「民意を無視する職員は市役所から去ってもらう」とまで語っていた。(以下略)

(以上、産経WEST)

選挙で圧勝したハシゲーに「本当の民意ではない」と市職員。

この発言は結果、ハシゲーを援護射撃することになる。

市職員は自分のことしか考えていないのだろう、バカだな。

大阪市役所は覚せい剤やレイプで毎年職員の逮捕者がでる。

どう考えても異常だ。ではまた。


ラーメンと愛国

2011-11-30 | weblog

これは面白そうな本だ。フィリピン暮らしなんで買って読めないのが残念。

でもまあ書評はネットで検索できるのでそれで我慢。以下、そのサイト。

“日本の国民食”の雑学的要素と論考が詰まった速水健朗『ラーメンと愛国』–石井千湖

タイアップ歌謡曲、自分探し、ケータイ小説。流行しているのに、批評されない。マジョリティなのに、軽視されてしまう。フリーライター速水健朗氏はそんな対象に着目し、刺激的な論考を展開する書き手だ。

最新刊の『ラーメンと愛国』(講談社現代新書)は、日清食品の創業者である故・安藤百福が、終戦直後の大阪の闇市で屋台の支那そばを食べるために並んでいる人々を見るところからはじまる。そして百福がインスタントラーメン=“工業製品としてのラーメン”を考案するきっかけになった光景から、日本人とラーメンの関係を解き明かしていく。

本書によれば、戦前は都市に住む下層階級の夜食だった“支那そば”が、戦後の食糧難とアメリカの小麦輸出政策を背景に国民全体へと普及し、現在のラーメンになったらしい。戦時中に増産した小麦が余ってしまい、買い手を求めたアメリカが日本人にパン食を推奨したという話は、阿部和重氏の小説『シンセミア』にも出てくるが、スパゲティナポリタンやラーメンまでもがアメリカと結びつくとは驚いた。

また、エンターテインメント作品におけるラーメンの記号的役割を指摘したパートも興味深い。例えば今年、二十年の歴史の幕を閉じたドラマシリーズ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)。岡倉家の五姉妹のそれぞれの人生を描いたホームドラマだが、泉ピン子演じる二女の五月が嫁いだ“幸楽”は、ラーメンの味に定評がある小さな街の食堂だ。それはなぜかということを論じながら「ドラマや漫画におけるラーメン屋は、庶民的であることや貧困な生活の象徴として用いられる」点を指摘している。

なかでもスリリングだったのは、第四章の「国土開発とご当地ラーメン」だ。著者は「繁殖力の強い外来種であるご当地ラーメンは、古来地方に根づいてきた郷土料理を、短い期間で駆逐してしまった。ご当地ラーメンはむしろ、戦後日本の地方の均質化を代表する食べもののひとつだったと捉えるべきである」という。ほかの地方と差別化するために生まれたようにも見えるご当地ラーメンが、均質化を代表する食べものだなんて! いままで考えたこともなかった。ご当地ラーメンと言えば博多豚骨ラーメンと札幌ラーメンをまず思い出す。同じラーメンという料理のカテゴリに入れられているが、ふたつのラーメンはそのルーツも進化の過程も違うのだそうだ。それをつなぐのが、冒頭の章に出てきた“あるもの”だったとわかるくだりに、ミステリの謎解きを読んだときのような興奮さえおぼえる。

時代によって流行り廃りはあるけれど、ラーメンという食べもの自体は一貫して人気がある。しかし、最近のラーメン屋の店員というのは、どうして作務衣や漢字が書かれたTシャツを着ているのだろうか? その疑問に答えてくれるのが、第五章「ラーメンとナショナリズム」だ。高度成長期からバブル崩壊までのラーメンブームの立役者は雑誌や映画だったが、90年代以降はテレビが大きな役割を果たす。夕方のニュースでラーメン店の競争が取り上げられ、『TVチャンピオン』(テレビ東京系)の『ラーメン王選手権』などフード系番組が隆盛。有名ラーメン店の主人がスターにまつりあげられていく。やがて素人の候補生がラーメン職人になるまでの経緯を追うリアリティショーも注目を集める。

「ラーメン屋になるための修行を、武士道的なギミックとして捉え、そこに“ラーメン道”を見いだしていくというような態度」の象徴となるのが、あの作務衣や手書きの漢字がプリントされたTシャツだ。著者はそういう陶芸家的な出で立ちで頭にバンダナやタオルを巻いた職人がいる店を“作務衣系”と呼び、プロトタイプになった人物を確定する。これだけでもすごいのだが、さらに国粋主義的な要素を取り入れていった近年のラーメン店に掲げられた説教臭い広告コピーを“ラーメンポエム”と名付けているのが秀逸。引用された“ラーメンポエム”を読んであまりのおかしさに悶絶した。

身近な料理のラーメン、加えて紹介されているエピソードの一つひとつに発見がある。読後は、この本で知ったことを誰かに伝えたくなるだろう。ビジネス書とは毛色の違ったコミュニケーションツールとしてもおすすめの1冊だ。

WJC vol.70 (2011.11.20発行号)掲載

よく書けた書評だが以下はもっとスゴイ

ラーメンは民主主義のメタファーなのか?『ラーメンと愛国』

1972年に長野県軽井沢の別荘へ連合赤軍のメンバーが立て籠もり、警察と銃撃戦を展開した事件(あさま山荘事件)は、そうした若者による一連の運動の終焉を象徴するものとなった。このとき、現場の警察官たちへ前年に日清食品から発売されたばかりだったカップヌードルが支給されたことはよく知られている。

本書はまた、連合赤軍の側も軽井沢に迷いこむ前、冬山での軍事キャンプ中にインスタントラーメンを食べていたという事実にも触れている。さらに《そこでの食生活に注目した栄養学者が、彼ら冬山のキャンプ生活でのインスタントラーメンを中心とした食事が、栄養バランスの偏りを生み、中でもカルシウム不足が精神的な不安定を引き起こし、連続リンチ殺人事件へと発展したと指摘していた》という話も紹介される。

こちらは長いので全文転載は割愛。上記にはタマゲタ。

興味のある人はクリックして読んでちょ。ではまた。


対決、関電

2011-11-29 | weblog

依存度下げ目指す橋下氏、「脱原発」で関電と対決へ

大阪市長に当選した橋下徹前大阪府知事は、原発への依存度を下げる「脱原発」を関西電力に要求する方針だ。関電は原発を今後も基幹電源と位置付ける考えで、激しく対立しそうだ。

大阪市は関電株式の約9%(3月末時点)を持つ筆頭株主。橋下氏が率いる「大阪維新の会」は、東京電力福島第1原発事故後に原発への不安が高まっていることから、「脱原発」を提案していくことをマニフェスト(公約集)に明記した。

電力業界への新規業者の参入を促す狙いから、発電部門と送電部門を分ける「発送電分離」も求めていく方針だ。

これに対し関電の八木誠社長は「電力の安定供給が最大の責務」と述べており、橋下氏に原発の重要性を説明する考えだ。

(以上、産経ニュース)

関電は原発依存度が高くそれでハシゲーは徹底的にネガキャンをやられた。

大阪市は関電の筆頭株主だから株主提案権を行使するつもりでいる。

どうなるか興味深い。ではまた。


ボーイング787

2011-11-28 | weblog

ボーイング787

何気にネットで見つけた新世代機B787

これって主翼が反り返っている。

写真を見たとき何故か不安に陥った。

最先端の技術らしいがこんなの乗ったら恐怖だろうなぁ。

そうだろ奥さん、ではまた。


放射能は誰のものか

2011-11-27 | weblog

原告が最後の論点として、放射能は東電に「所有権」があるのだから、自分の土地に飛び散った「物」を持ち帰れと主張したのだろう。ところが判決は放射能が実体のない「無主物」とはなぁ。

自然界存在の放射性物質ならともかく酷い判決だ。東電の詭弁を裁判所が追認してしまった。ではまた。


新党結成

2011-11-26 | weblog

「オールジャパンで国力アップを」 国民新・亀井代表、新党結成へ意欲

国民新党の亀井静香代表は25日昼の記者会見で、東京都の石原慎太郎知事や大阪市長選に出馬している橋下徹前大阪府知事、愛知県の大村秀章知事らと連携した新党構想について「オールジャパンでわが国の国力がアップする方策を考えないといけない」と述べ、結成に意欲を示した。

その上で「石原氏は大変なリーダーシップを持っていて発信力もある。橋下氏や大村氏も同じものを持っている」と述べた上で、「知事だけじゃなくて、いろんな人材がいる。永田町の中にもいる。そういうものを結集していけばいい話だ」と強調した。

(以上、産経ニュース)

TPPは小泉さんの郵政民営化をさらに強化するものだからなぁ。

亀ちゃんは「保守」「反TPP」「反消費税増税」。

TPP交渉に参加表明した野田から連立解消を通告されたようなもの。

新党結成は果たして上手くいくか。ではまた。

「亀井新党は一人芝居」 平沼氏、合流を否定

どうも上手くいかないようだ。


オコイ

2011-11-25 | weblog

またまた食い物ネタなんだけどまあいいじゃん。

さて、時々ビールのつまみにするのがオコイつーフィリピン製小エビのカキ揚げ。

フィリピン人はオコイをメシのおかずやおやつ代わりによく食べる。

ただ時間が経つと油でネチョッとして食えたシロモノではないがフィリピン人は気にしない。

でもってこの前ラリーのオッチャンと飲んだときこのオコイで盛り上がった。

オッチャンの友達で年金暮らしの爺様がお好み焼きの屋台で失敗した話から始まった。

「ワシ、オトーサンに日本のお好み焼きはダメだって言うたんや」

「あーやっぱりローカルで日本食はダメかいな」

「そやそや」

「オトーサンにはフィリピンのお好み焼きをヤレって言うたんや」

「へぇーフィリピンにもお好み焼きがあるんや」

「あるでぇ」

「オトーサンは頭カタクてなぁ、それで失敗した」

「フィリピンのお好み焼きってどんなの」

オッチャンはレシピを説明したがイマイチイメージできない。

「プリちゃんも食べたことあるやろ」

「えっ」

「フィリピンのナショナルフードやでぇ」

暫し考え込む。

「ひょっとしてオコイか」

「そやそや」

「ワシの故郷ではオコイとは言わん、レシピも違う」

「油で揚げん、焼くのは日本のお好み焼きと同じや」

「ほほう」

「具はカボチャ、玉葱、トマト、玉子、それに小さい煮干しや、エビは入れない」

「ヘェーヘルシーや」

「でなあ、ワシのカーチャンはオコイの名人だったんや」

「ワシ、大阪に住んどったけどお好み焼きだけは自分で作っとった」

「オトーサンにも作って食わしたが頭カタクてなぁ」

「今度、プリちゃんにも作ったるわ」

そんなワケでオッチャンのお好み焼きを食うことになったがどんなものだろう。

ではまた。


女性売国官僚

2011-11-24 | weblog

TPPの黒幕 経産省女性官僚がやったコト

国を売るのか!

<慎重派が呼んで吊るし上げ>

マイクを握り、身ぶり手ぶりで説明する女性官僚。彼女こそ、いま、TPPの黒幕と呼ばれる宗像直子・経済産業省通商機構部長(グローバル経済室室長)である。

なぜ、彼女が黒幕と呼ばれるのか。

日米で言った言わないでモメている野田首相発言、「日本は全ての物品サービスを(TPPの)貿易自由化交渉のテーブルに乗せる」というセリフ。これは経済産業省が事前に用意したペーパーに書かれていて、これを作成したのが宗像なのである。

問題のペーパーはAPECのためにハワイに先乗りした枝野経産相にカーク米通商代表との会談用として渡された。たまたま枝野に密着していたテレビが映したことで、存在がバレた。その後、枝野はカーク通商代表との会談に臨み、あとからハワイ入りした野田首相はオバマ大統領と会談、交渉参加に向けた協議に入ることを表明した。枝野も野田もペーパーに書かれているような発言をしていないと言うが、米国は、野田がこのペーパーに沿ったセリフを表明したと発表。で、宗像は与野党のTPP慎重派から吊るし上げを食らっているのである。

「18日に開かれた民主党の慎重派の勉強会にも呼ばれて、経緯を聞かれていました。宗像氏は首相の会見前に用意した発言要旨だったとし、首相の会見のあと、その趣旨を反映させたものに差し替えなかったため、ペーパーが残ってしまったと言い訳しました。でも、外形的にはTPP参加の旗振り役である経済産業省が極めて前のめりの参加表明文書を作り、それが米国に伝わって、日本の見解として発表されてしまったとしか見えない。それに対して、日本は訂正すらも求めていないのだから、おかしな話です。本当に差し替える気があったのか。経産省が交渉で、そう言わせようとしたのではないか。枝野氏はその通りの発言をしているのではないか。疑惑は尽きないし、違うと言うなら、枝野大臣とカーク通商代表との議事録を公表するか、『米側の発表は誤り』と日本から声明を出すべきです。宗像氏本人か、上司か、大臣か。誰かが責任を取らなければ、慎重派も収まらないと思います」(ジャーナリスト・横田一氏)

今回はたまたまTVが映像を撮っていたからよかったものの、それがなければ、交渉の裏で役人が勝手に何をやっているかわかったもんじゃない。そう思うと、ホント、日本の官僚は恐ろしい。

宗像氏は東大法卒、ハーバードでMBAを取得した後、1984年通産省に入省した。通商経済政策局経済協力課、総務課課長補佐などを経て、ブルッキングス研究所やジョージワシントン大で研究をした。新自由主義に染まった役人の身勝手な暴走は許されない。

(以上、ゲンダイネット)

経産省で狂ったようにTPPを推進しているのがこの女性官僚。

彼女の出世欲のために国を売られてはなぁ。

それに枝野も野田も官僚の言いなりではどうしようもない。

ではまた。


外食の地雷原

2011-11-23 | weblog

ちょうど去年の今頃女房は従姉妹と一緒にマニラの某KTV(フィリピンパブ)へ勤めていた。

仕事が終わっていつも行くのがKTVの近くにあるモンスター企業ジョリビー傘下のチョーキン。

チョーキンは中華料理のファーストフード店でこれがまた信じがたいほど不味い。

なぜこれほど不味くてチェーン店で繁盛しているのかまったくもって理解できない。

チョーキンはフィリピン外食産業の七不思議と言えよう。

さて、そのチョーキンの死ぬほど不味い炒飯を女房は度々テイクアウトで持ってきた。

女房が少し食べては残したものをテイクアウトしたものだ。

それなら「オーダーするな」と言えば「従姉妹と一緒だから」と言い訳をする。

フィリピン人特有の見栄以外の何物でもない。

でまあ、ある日女房と一緒にそのチョーキンへ食事に出かけた。

深い理由はないが従姉妹はチョーキンを美味しいと言っていたから。

そして予想通り見事に地雷を踏んだ。

そのときオーダーしたのがポークチャーハンとワンタンメン。

お店はヒマなのに随分待たされた。フィリピンスタイルだ。

ポークチャーハンは作り置きを炒め直したものだが冷めている。

女房が持ってくるテイクアウト同様パサパサして食えたものではない。

ワンタンメンはワンタンが生煮え、スープも冷めていた。

味は筆舌が尽くしがたいほど不味い。

素人アルバイトの調理なれど、こりゃねぇだろ。

フィリピンの外食はよく地雷を踏むがチョーキンは地雷原チェーン店である。

それにしてもフィリピン人の味覚ってなんなのだろう。ではまた。


幻の屋台

2011-11-22 | weblog

今回はラリーのオッチャンの友達で年金暮らしをしている爺様のネタ。

爺様はフィリピンへ来た当初年金だけでは不安でなにかスモールビジネスを考えた。

で、住まいの近くにある大学そばに日本食レストランがあることを発見した。

そのレストランのオーナーは爺様より年上の金持ち爺様で爺様同士親しくなった。

爺様はレストランの軒先を借りてお好み焼きの屋台を始めることにした。

なにしろ場代がタダだからビジネスのリスクが少ない。

それに大学の学生は2000人いるから1割の200は1日の売上げになるだろうと算段した。

お好み焼き1枚50ペソで200×50=1万ペソ(約2万円)が1日の売上げになる。

1万ペソ×30で月30万ペソ、原価率50%だから月15万ペソが粗利。

経費はほとんどゼロ。こりゃタマンネェなってことになった。

そうしてラリーちゃんの義弟と2人でお好み焼き屋がスタートした。

ところが実際に始めると1日10枚しか売れない。

結局、3ヶ月でお好み焼きの屋台を撤退した。

爺様によると学生は簡易食堂で1回35ペソの食事をするから50ペソでは高過ぎると分析。

そして屋台撤退後暫くしてから金持ち爺様の日本食レストランも閉店したそうだ。

大学近くの好立地とはいえフィリピン人学生相手の日本食がそもそもの敗因かもしれない。

爺様は「もうコリゴリだ」とボヤいた。ではまた。