北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞(電子版)は十七日、打ち上げ予告した「地球観測衛星」について、「わが国は遠からず宇宙を征服してしまうだろう」とする記事を掲載した。
打ち上げは事実上、二月末の米朝合意を破る長距離弾道ミサイルの発射実験となる可能性がある。
記事は金日成総合大学物理学部教授が執筆した形で掲載。二〇〇九年四月に衛星名目で発射した長距離弾道ミサイルが東に向けて打ち上げられたのに対して、今回は南方向である点を強調した。「私たちが任意の方向で正確に軌道に進入させられることを実証する」などと、軍事的脅威となるミサイル技術の進展を言外に誇示した。
「衛星には地下資源や深海の有用鉱物もすべて探測できる高度で鋭敏な設備が搭載される」とも述べ、「(北朝鮮は)堂々たる衛星製作、発射国だ」と自賛してみせた。
(東京新聞)
北朝鮮は核弾頭搭載可能なテポドン発射をエサに相変わらず瀬戸際外交を続けている。それにしても「宇宙を征服」とは強烈な誇大妄想で狂っている。
玄葉光一郎外相は17日、北朝鮮が「衛星」打ち上げを予告したことについて「(弾道ミサイル発射を凍結するとした)米朝合意と相いれないと米国も認識している」と述べ、自重を促した。名古屋市で開かれた外務省主催の市民対話集会で述べた。
同時に「明らかに弾道ミサイル技術を使う打ち上げなので国連安全保障理事会決議違反だ。米韓両国や中国、ロシアと北朝鮮に自制を求めていかなければならない」と述べ、関係国との連携を強化する考えを示した。
(産経新聞)
キ印国家に何を言ってもどうしようもないと思う。ではまた。