東京バイオテクノロジー専門学校♪学生Blog

東京バイオの在校生がお送りする
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醸造実習スタート!(ビール編)

2013-11-26 17:43:34 | 学生スタッフ
こんにちは!教務部の山本です。
醸造発酵コース2年生の醸造実習は、ワイン実習が終わり次にビール実習が始まっています。

今回、ビールの実習報告をしてくれるのは学生スタッフも務めていたNさんです。
引き続き、アツい実習報告を楽しみにしたいと思います!



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こんにちは
醸造発酵コース2年のNです。
今週からワインに引き続きビールの醸造実習に入ります
将来ビールの道に進みたい学生にとっては待ちに待った実習です。
気合を入れて実習に挑みたいと思います

今日は講師の藤野先生からビール製造工程・種類・原料について、ざっと説明して頂きます。
長年ビール製造に携わっていらっしゃっただけあって専門的な説明が続きます。




ビールの原料は主に3つそれは大麦麦芽・ホップ・水です。
麦芽に含まれるでんぷんを酵素力であま~い糖液に変え、これを酵母に食べさせることによって
アルコールと炭酸ガスができるのです

みんな真剣です!




一通りの説明の後に、いよいよ今回使用する主要備品とビールキットの説明です。
本来、麦芽というものは芽が出かけている大麦を乾燥させたものです。
大麦に含まれるでんぷんを栄養に変えて芽を伸ばす力を与えるものが酵素です。
これを得るためにわざわざ発芽させてから乾燥しているんですね~

今回使用するビールキットにはあらかじめ粉砕された麦芽とペレット状のホップ、
清澄効果のあるアイリッシュモスがセットとして入っていました。




あとは鍋やらおたまやら・・・なんだか調理実習みたいになってきました

今回は備品や醸造実習の流れの説明のみで終了です。
次回からいよいよ本格的に醸造工程に入っていきます。

来週は「麦汁」造りをご紹介致します
お楽しみに




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いかがでしたでしょうか。
次回以降、本格的に造りに入っていくようですね!
報告を楽しみに待ちたいと思います!



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第1回プレカレッジ実施!☆(学生スタッフ編)

2013-11-19 19:31:34 | 学生スタッフ
こんにちは!教務部の山本です。

先日、来年度入学予定の方を対象として第1回のプレカレッジを実施しました

プレカレッジとは、「実験を仕事にする」東京バイオに入学するにあたり、実習器具の使い方や基礎的な実習を学び、安心して来年の入学を迎えてもらえる様にするための入学前授業です。



基礎生物実習は堀井先生がご担当。4年制のコースに入学を決めている学生さんが参加しました。



基礎化学実習の様子。こちらは3年制のコースの学生さんが参加です。




さて、当日は学生スタッフも先輩としてサポートに入りました。



は1年生で、学生スタッフ食品開発コースリーダーを務めている学生さん。
後輩を見つめる様子に、風格も漂ってきていますね(笑)頼もしい!






実習が未経験でも、学生スタッフがしっかりとサポートします
そんな学生スタッフも、昨年の今頃はプレカレッジを受けていたのに・・、と、月日の流れる早さをしみじみ感じているようでした




さて、最初は緊張していた参加者の皆さんも次第に慣れてきたようで、実習の終わり頃にはすっかり仲良くなっていましたね
実習はチームで行うので、入学前の友達作りも簡単に出来てしまいますね




4年制コースの学生スタッフです。
プレカレッジはこれからもまだまだ続きます
頼もしい学生スタッフが待っていますので、実習が未経験の方でも大丈夫
安心して参加をして下さい


学生スタッフの成長も感じることが出来た1日になりました。




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醸造実習最終報告!(ワイン編)

2013-11-12 18:29:42 | 学生スタッフ
こんにちは!教務部の山本です。

醸造実習ワインの最終報告がきましたので、紹介します。
今回は、ワイン実習最後の仕上げとして、官能試験と瓶詰めを行った時の様子です。
Kさん最後の渾身の記事をご覧下さい!


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こんにちは。醸造発酵コースのKです。

日が増す事に、段々と寒さが増し、いよいよマフラーやコートが手放せない季節になって来ました
外は息が白く曇るほど寒いのに、柿の木は、赤々と甘い実を付け、庭に植えてある菊の花は、凛と大輪の花を付けています

10月から続いたワイン醸造ブログも今回で最終回になります。記念すべき最終回は
官能試験と瓶詰め作業の様子を紹介させて頂きたいと思います。
それでは今日もはりきって行ってみよ~




ところで皆さんは官能試験の意味をご存知でしょうか
そう、勘の良い方はもうお気づきかと思いますが、いわゆるテイスティングのことです
しかし、テイスティングといっても只、味わうだけが目的ではありません!
官能試験の目的はあくまでも検定する事!
つまり、いままで大事に大事に育ててきたワインを、人間の舌と言う検定機器で、その味はもちろん、匂いや、酸、アルコール度等を総合的に分析し、評価する事を言います

人間の舌には、味を感じるための味蕾という器官が約1万近く存在しており、訓練次第では、何千種類もの数の味や風味を感知出来るようになるそうです。

すごいですよね?
そしてだからこそ、数値だけでは測れない醸造中のワインの状況を知るためにも官能試験はとても大事になって来るわけです



・・・とその前に、結構気になっていた方が多かったと思うので、今まで発酵を進めて来たワインがどの様に出来あがったかを紹介したいと思います。
は、瓶詰め前にとった赤ワインの様子
どうです?ちゃんとワインになってるでしょ?本当に赤ワインの色って綺麗ですよね~



こちらは、瓶詰め前の白ワインの様子。
初日の葡萄果汁とは比べ物にならない程、ガラスの中のワインが透き通っているのが分かるかと思います!



はワインの官能試験の様子

写真では、伝えられませんが、赤、白ワイン両方とも、同じ原料で同じようにワインを造っても、色、味、香り、それぞれまったく、異なるワインになっていました
官能試験中は、頭と舌をフルに使ってそれぞれのワインの長所や短所を一生懸命探しています



実習の最後には、いよいよ、今まで醸造してきたワインを瓶に詰める作業に移ります。
鍋から瓶への移し変えはもちろんお馴染みのサイフォンの原理で行いました。
瓶にワインが満たされていく瞬間は、いままでの苦労が報われるようでもう本当に幸せな気持ちになりました



は、打栓機の前で、瓶にワインが詰め終えるのを待つ先生と生徒達の写真
流行る気持ちを抑えて、今か今かと打栓の時を待つ漢〔おとこ〕たちの目はギラギラとしてます!(笑)



お待ちかねの打栓ターイム
上手く出来るかな?



会心の出来に思わずガッツポーズ

いかがでしたか?
短い期間だったため少し急ぎ足になりましたが、今回の4回にわたるブログで少しはワイン醸造の事を知って貰えましたでしょうか?
もし、今回のワイン醸造ブログで、皆様がワインについて興味を持っていただけたなら、
Kは、至福の喜びです


さて・・・今回でワイン実習のブログは最終回になりますが、次回からは、醸造クラスの中でビールをこよなく愛する二人が、次回から行われるビール醸造実習の様子をブログにて楽しくそして情熱的に、伝えてくれる予定になっておりますのでどうぞお楽しみに~


~終わり~


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いかがでしたか?
ワインの実習はこちらで終了になります。
Kさん、本当にお疲れ様でした!(実習はまだまだ続いていますが・・)

次回のビールブログも、楽しみに待ってます!




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醸造実習報告③(ワイン編)

2013-11-05 08:04:17 | 学生スタッフ
こんにちは!教務部の山本です。
醸造実習ワイン報告の続きがきましたので、紹介します。
醸造実習ではお酒造りだけではなく、造ったお酒の分析まで行っています。
より良いお酒造りのためには、もちろん分析データ収集は欠かせませんよね。
そのあたり、ちょっと長くなっておりますが一生懸命伝えてくれていますので、ぜひご覧下さい!


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こんにちは
醸造発酵コースのKです。
ついこの間まで10月だと思っていたら、あっという間に11月になってしまいました
街の中の街路樹も日増しに黄色く染まり、白い息を吐きながら家路を急ぐ人を見ると、もうじき冬が来るのだなぁとしみじみ感じ入ってしまう今日この頃です

さて、記念すべき?(笑)第3回目のブログでは、醸造実習中に行われる分析について綴りたいと思います
それでは今日も張り切っていってみよ~~





ワインに限らず、ほとんどのものに共通して言えることですが、酒造りにおいて、『分析』と言うのはとても重要な仕事の1つなのです。

なぜならば、より品質が高いお酒を造るために、お酒の中で行われる「発酵」という微生物が行うミクロな世界での化学現象を人間が把握し、コントロールする必要があるからです!

もっと詳しく申しますと・・・、

お酒と言うのは酵母等の微生物の力を借りて造るのですが、なにぶん、相手は極小サイズなれど生き物です!!人間が思った通りには発酵してはくれません!温度、栄養、発酵条件等、これらの要素がごくわずかに変わっただけで、微生物の発酵の仕方は多様に変わってきます。そのために、人間が最新の注意を払って目的の品質になるような発酵の方向に微生物を導くわけですが、その指針となるデータを得るために分析という仕事が大切になるわけです。つまり、プロの醸造家は分析データから、今の酒の発酵状態を知り、その時に最適な処置をお酒に施すわけですね




醸造実習では、現場に出た際に少しでもプロフェッショナルな仕事に携われるように、実習で様々な分析方法を学びます。
上は、滴定法を用いた、ワイン内の酸度を調べる分析の様子。分析は精密な作業が求められるのでとても真剣に行います




これは比重計を使いワインの比重を計っている様子。
ワインの比重は発酵が進み、ワイン内の糖がアルコールに変わるにつれ比重が下がるので、比重の変化を知る事でアルコール発酵がどれ位進んだのかを知る1つの指針になります。(そんなに見つめると穴が開いちゃうよ~~~笑)



こちらは、蒸留法を使ったワイン内のアルコール含有量を調べる分析実験の様子。
加熱され、気化したアルコールが上部に上がり、管の中で冷やされ液状になり、下に置いたシリンダー内に溜まる仕組みになっています



こちらは、ワイン内に含まれる亜硫酸を計る分析実験の様子。
本当に、いかにも「分析機器」って感じな重厚な作りの機器を使っていますよね?



もちろん分析するだけでは意味がありません。そのあとには得られたデータを使い計算によって、成分の分析値を出さなければいけません!
は、数式と格闘するH君の写真!ペンを三刀流?に持ち替えて今日も計算に勤しんでおります(笑)



これは今回得られた各班のワインの分析値を表にまとめたものです。
数値で見れば一目瞭然ですが、同じ材料で同じ方法で造ったワインでも各班全く異なる分析値を出しているのが分かると思います
たった3L程度のワインでも作り方のわずかな違いでこんなに差が出るのです。そう考えると、何百リットル、何千リットルものお酒を毎年変わらず安定した品質で出荷される酒造会社さんやワイナリーさんの技術力って本当にスゴイですよね


さて、楽しかったワイン醸造実習も終わりに近づいてきました。
徒然なるブログも次回で最後になります
最終回は、以前紹介出来なかった発酵過程のワインの様子と、瓶詰め作業の様子を皆様に紹介して終わりたいと思いますお楽しみに

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いかがでしたか?
2年生ではこんな本格的な実習を行っています。とにかく楽しく学べているようですね
授業見学も受け付けていますので、興味のある方はお気軽にご連絡下さい
次回の実習報告最終回、期待して待っていましょう



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