東京バイオテクノロジー専門学校♪学生Blog

東京バイオの在校生がお送りする
学校生活の紹介です。
よろしくね!

焼酎醸造実習報告☆

2014-02-11 10:46:55 | 学生スタッフ
こんにちは!教務部の山本です。
学校では授業も最終日を迎えました。長いようであっという間だった1年の振り返りと、次年度への期待を胸に、学生さん達は春休みへと入りました
さて、2年醸造発酵コースの醸造実習も終了しました。今回は、最後の焼酎造りの様子をどどーんとレポートしてくれましたので、早速見てみましょう!!

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皆さんこんにちは
寒~い日が続いていますが、風邪などひかれていませんでしょうか?
私たち醸造発酵コース2年生の醸造実習では、日本酒醸造実習も一段落し、焼酎造りが始まりました。


今回はそんな焼酎醸造実習の一部始終をレポートしたいと思います!
レポートは私、Sが担当致します(芋を剥いているところをいつの間にやら撮られていました・・・・


まず、日本酒同様乾燥麹に水を加えて一次仕込みを行いました。


これが日本酒でいう酒母となるのですね。
実習には付きものですが、この麹を分析しました(アルコール分、酸度、pH、アミノ酸度)

 
余談ですが、皆さんは焼酎といえば何がお好きですか?麦派?芋派?
ちなみに私はというと、蕎麦派です!未成年の皆さんも、成人したら是非飲んでみて下さいね~!

さてさて、今回は麦と芋(コガネセンガン)に分かれて焼酎を作ります。
 
麦を蒸して広げて、冷まして・・


こらこら、つまみ食いはいけませんぜ


芋も蒸して5mm角に切って、冷まして・・


梅酒壜に入れて、一次仕込みを行った麹を加えます。
これを1日1回放課後にかき混ぜて、焼酎醪のできあがりです!
どうだ!


これもまた分析しました。造って終わり、では実習の意味が無いですからね。


これを蒸留機にかけて、蒸留されてでてきたものを壜に入れて、アルコール濃度を調製して、完成です
冷やした焼酎は官能検査として利き酒をしました。


全体的な感想ですが、日本酒と比べると圧倒的に早く、あっという間という感じでした。
そして、できあがった焼酎の利き酒は感慨深いものがありましたね
・・・、う~んもうちょっと市販の焼酎に近づけたら良かったなぁ~

以上、焼酎醸造実習の様子でした


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いかがでしたでしょうか。4月からは3年生になり、卒業研究も始まります。
これまでの学習の集大成として、どんな研究をするのか期待したいと思います


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卒業研究学内発表会リハーサル☆

2014-01-21 19:02:24 | 学生スタッフ
明日に控えて・・・


こんばんは!
2年担任の高橋です。

東京バイオは、本日、1日中バタバタしていました。。。

なぜかというと・・・明日は!!
東京バイオ【学内卒業研究発表会】なのです。

学校生活最後の1年間を費やした卒業研究を、まずは在校生に向けてプレゼンテーションする日です。
在校生も、あらかじめ要旨集を読み、卒年次生の発表を楽しみにしています★

今日は、そんな発表会を明日に控えて、学内リハーサルを実施しました!







リハーサルが終わった後も、それぞれ動作確認や最終チェック★



そんな中でも、カメラを向けるとこたえてくれます!(笑)





「緊張する~!!!」と言う子もいれば、「任せとけって~!!」と言う子も☆
なぜか私も学生さんと同じようにドキドキしてしまいました(笑)

そしてそして・・・



最終チェック中の3年生担任チーム★
(4年生担任の高濱先生には、カメラから逃げられてしまいました!(笑))

写真の堀井先生・山本先生からは、言わずとも明日に向けた気迫が・・・!!
学生さんへの想いの大きさを感じた高橋でした。

明日、明後日の様子はまたブログにアップされると思いますので、お楽しみに★

では以上!
担任・学生一丸となって学内発表会準備中の様子でした☆


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ビール醸造実習報告☆(最終)

2014-01-14 15:02:07 | 学生スタッフ
こんにちは!教務部の山本です。
昨年に行われていた、ビール醸造実習の報告がきましたのでご紹介します。
今回は瓶詰めと、成分分析の様子を報告してくれました。
それでは、どうぞ!


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こんにちは!
醸造発酵コース2年のNです
今回でビール編も最終回。いよいよ瓶詰めです

まずは1週間発酵させたビールを加圧タンクへ移していきます。
圧力を掛けながら瓶詰めしないと瓶の中でビールが泡立ってしまうのです。




結構重いです






ビール造りの大詰めなので皆真剣です担当の藤野先生のアドバイスを得ながら進めていきます。

いよいよ瓶詰めです。
キレイに洗った空き瓶を氷で冷やしながらビールを充填していきます。
このとき充填スピードが速すぎるとすぐに泡立ってしまうので、なかなか苦戦します。



瓶詰めと並行してビールの分析もやります。
分析項目はアルコール分、酵母の生菌数、アミノ酸、全糖、還元糖、苦味価、ガス圧、pHなどなど実に10項目にも及びます
項目が多いので数日に分けてみっちりと分析を行いました





やることいっぱいで大変!班員と分担して分析します。





酵母たくさん見つけられたかな?


以上でビール実習は終了となります
ビール醸造の基礎を実際の醸造を通して学ぶことが出来ました。
実際の現場でもまったく同じ方法で分析を行っているところもあるそうで、
ビール造りの現場に就職したい学生たちにはこの上ない勉強になりました。
この経験を踏まえて更に精進していきたいと思います

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いかがでしたでしょうか。
ワイン、ビールと進みまして、現在は日本酒、焼酎の醸造実習を行っています。
本格的な内容に、学生も熱心に取り組めているようです。
また、次回の報告を楽しみに待ちたいと思います



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学生スタッフin母校☆

2013-12-17 12:51:02 | 学生スタッフ
こんにちは!教務部の山本です。

先日、1年生の学生スタッフが母校への出張授業にアシスタントとして同行しました!
卒業してからあっという間に半年以上が経ち、まさに凱旋といったところでしょうか。
学生スタッフも気合十分で望みました!







当日は授業前に学校に行き、事前準備。後輩たちがスムーズに実験に取り組める様に、入念に



担当は、東京バイオで植物バイオコースの実習をメインに担当されている、宮ノ下先生。
細胞がしっかり見えるか顕微鏡でチェックです



懐かしの実験準備室にて。準備はバッチリ?



出張授業は専門学校ならではの本格的な内容を扱い、高校生の皆さんも興味深く聞いていました。


学生スタッフにとっても、とても有意義な時間になりました。



今週末12/21(土)~12/23(月)は実験祭りが開催されます。
学生スタッフ一同お待ちしておりますので、ぜひ足を運んでみて下さい

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醸造実習報告②!(ビール編)

2013-12-10 15:58:59 | 学生スタッフ
こんにちは!教務部の山本です。
ビール実習の報告がきましたので、ご紹介します!
今回はビールの工程の中でも最も大切な麦汁の製造を行った様です。
ビールはどの様に造られるのか、分かるようで意外と分からないものですよね。

さてさて、どんな風に造られるのか、見てみましょう!


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こんにちは!
醸造発酵コース2年のNです。
だいぶ寒くなって参りましたが、皆様は風邪など引かれてないですか?
体調管理には気をつけて下さいね。

さて、今回はビール造りの要!麦汁の製造に入ります。
ビールの味がこの工程の出来で決まるといっても過言ではないので緊張してきます

ビールのアルコールはワインと同じ様に酵母が作っています。
ワインの場合はブドウの甘い汁を食べることによって酵母はアルコールを作るんですね。
しかし、大麦はでんぷんの状態のままでは分子が大き過ぎるのでそのまま食べることができません。
そこで酵母が食べやすい大きさまででんぷんを細かくする必要があります。
これが「糖化」と呼ばれる工程で、麦汁造りの肝となる工程です

まず、鍋に麦芽全量と水を10リットル入れてよく掻き回します。
そして40℃で40分間キープします。



この工程を蛋白休止といい、たんぱく質をアミノ酸に変えていきます。

次に、66~68℃で90分間キープします。
この工程を糖化休止といい、でんぷんをマルトース(麦芽糖)に変えます。



熱い!熱い!温度をキープするのも大変です



ずっと掻き回し続けないといけないので大変です。
ムードメーカーのKさんは唇の温度測ってどうするの?^^;

次に76℃で10分間キープします。
この工程を酵素失活といい、酵素の働きを完全に止めてしまいます。

勘の良い方なら以上の工程の意味がお分かりかと思います
物質を分解する酵素にはそれぞれ一番活動しやすい温度というものがあるのです
この温度を守らないと酵素はヘソを曲げて良い麦汁を作ってくれないのです。



ニヒル担当のA川君、作業は順調かな?


次に麦汁と麦芽粕を分離していきます。



このとき一番最初に取れる麦汁が「一番麦汁」です。
市販されているビールの中にはこの「一番麦汁」のみを使っているビールもあります。

次にビール粕の上から2回ほどお湯をかけて、粕の中に残っている麦汁を抽出していきます。



とにかく蒸気と熱湯の熱で、もの凄くあっっっっっつい

上手に麦汁が出来ました



この後に再び麦汁を煮沸して、麦汁の清澄を行いつつ、ビールの命であるホップを3回に分けて入れていきます。
1,2回目は苦味付けが目的なのでビターホップ、3回目は香り付けが目的なのでアロマホップとも呼びます。
休み時間にこのホップをちょっと食べてみたところ、顔面のパーツが全部真ん中に寄るくらいに苦かったです

さて!最後に酵母を入れて発酵開始です。
酵母は空気がないと増殖することができないので、エアレーションといって空気を送り込む作業を2回に分けて行います。



いつも元気なSさん。
美味しいビールになれよ~~~と笑顔で

これで20℃で1週間発酵させればビールの完成です!
いつも身近にあるビールですが、造り方は至ってシンプルでびっくりしました!
こういうやって美味しいビールが造られるんですね~

以上です!次は成分分析の様子をお伝えする予定にしています。お楽しみに


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いかがでしたか?
シンプルだけど奥が深そうな工程でしたね。学生の皆さんもワインから始まった実習にだいぶ慣れ、造りの感覚を得てきているようです。
次回を楽しみに待ちたいと思います!



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