NPO法人BIO de BIO (ビオ・デ・ビオ)  ~生物多様性のある循環の暮らしをめざして~

特定非営利活動法人BIO de BIO (ビオ・デ・ビオ)の活動レポートや情報をタイムリーに発信するためのブログです

ビオの学校

2010年02月04日 | ★ビオの学校 (エコール・ド・ビオ)
今回のテーマは風力発電。

作手地区や額田地区に大型風力発電ができるという計画に対して
活発に反対運動をされている作手市民や、
額田にの風力発電に反対運動されている市民、
「知らなかった!」と駆けつけた初参加の市民、
そして新聞記者も取材に来てくださって、
平日の夜にもかかわらず、たくさんの方で勉強会と情報の共有ができました。

新城地区は市民活動により、反対勢力が力を発揮していますが
額田地区は、権力者の軋轢が強く、まだまだ前途多難。

今後は額田への建設が風車建設業者の標的となりそうなので、
作手勢として、ビオデビオは額田地区の反対運動に協力していく方針です!
ECOLE de BIO(ビオの学校)額田(夏山)会場へ出前計画もありますので
決まり次第お知らせします。

Please keep in tuoch with BIO de BIO info!!!

ECOLE de BIO のお知らせ

2010年01月25日 | ★イベントのお知らせ
BIOの勉強会
「エコール・ド・ビオ」
ECOLE de BIO(ビオの学校)開催のお知らせ


日時:2010年2月3日 水曜日
19:30~21:30

場所:新城市作手高里
サローネデルモンテ 2F 会議室
http://www.salonedelmonte.com/14accessmapfiles/accessmap.html

テーマ:
「風力発電の現状」
「低周波って何?」



エコ発電というと必ず名前が挙がる風力発電は本当にエコ発電をしているのか、
非常に気になるところです。
仮に (ありえませんが) 24時間、強めの風が吹き続けたとして、つまり稼働率100%として
風力発電の1基の発電量は約5000kw(一般家庭の2000~3000軒分)にしかならない
といわれています。(通常は風車が止まっている時間のほうが多く、10~30%しか発電していない)

風が吹けば発電するけれど、風が吹かなければ発電はゼロ・・・まさに風任せです。
まことに心もとない発電と言わざるを得ません。
また、風力発電が原因と思われる頭痛、めまいなどの低周波公害も世界各地で報告
されています。もちろん日本でも報告されています。
簡単に戻ることのない自然を簡単に切り崩し、住民が健康被害を我慢しながらでも
建設をする必要が本当にあるのか?
そのような風力発電について話し合いたいと思います。

小川さんから風力発電の現状について、
山本さんから低周波とは何か、
についての報告があります。

みなさん、奮ってご参加ください。
人数を把握したいので、参加ご希望の方は、出席の連絡をお願いします。

どなたでも参加できます!

<自然エネルギー問題>
http://blog.goo.ne.jp/biodebio/c/9fff9b3ff07c2fd264883caf16ef9f55

ぜひ、ご参加ください!!
お問い合わせ先はこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/biodebio/c/2f05c6d5ec79dddbf48780f2a32cd459

※写真は、山林を伐採し、山頂に風力発電基を建設したために
大雨が降ると民家へ土砂が流れるようになった地域の様子。

【豊橋有機農業の会主催 講演会 「自殺する種子」】

2010年01月23日 | ★お誘い、紹介、推薦など
ビオデビオのイベントではありませんが、ビオの活動に非常に協力していただいている、
松沢さんが代表をしている、豊橋有機の会のイベントを告知させていただきます。


【豊橋有機農業の会主催 講演会 「自殺する種子」】
近代化農業を解剖し、明るい未来の食と農を提言します。

日時:2010年2月6日(土)
   13:30~15:00(会場13:00)

場所:ライフポート豊橋・中ホール

入場料:前売500 当日¥700

問い合わせ:0536-26-0683(松沢)
      0536-34-0077(小川)

託児申込み:0536-23-5137(星)
      1月31日締切 人数制限あり

講師:安田節子(やすだせつこ)
 1990年から2000年まで日本消費者連盟勤務。
 1996年、市民団体「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」を
 立ち上げ、2000年まで事務局長。
 現在、食政策センター「ビジョン21」を主宰。
 日本有機農業研究会理事。
 著書に「消費者のための食品表示の読み方ー毎日何を食べているのか」
 「遺伝子組み換え食品Q&A」(いずれも岩波ブックレット)
 「食べてはいけない遺伝子組み換え食品」(徳間書店)など

昨年、全4回で開催したエコールドビオ「食料編」の参考図書としても利用できるのではないかと思われる、「自殺する種子」の著者の講演会です。
 
告知が遅くなって申し訳ありませんが、ご都合の付く方はぜひ参加ください。
小川 t-ogawa★bioebio.or.jpまで連絡いただければ前売りの扱いをいたします。
★@に変えて入力してください

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もうひとつ有機の会の仲間が素晴らしい映画会を企画しました。
少し遠いですが、まだみていない人は必見です。

■□■□映画「未来の食卓」上映会&座談会「田原の食卓」のお知らせ□■□■


南フランスのバルジャック村では、子供たちの未来を守るため
“学校給食と高齢者の宅配給食をオーガニックにする”という前例のない試みに挑戦しました。

映画「未来の食卓」はバルジャック村のオーガニック革命を追いかけたドキュメンタリー映画です。

彼らの選択は、私たちにもきっと大切なヒントになるはず。必見です!

そして、私たちの住む田原市でもオーガニックや地産地消を進めていくため、
地道に動いている人たちがいます!

その仕掛け人たちをゲストに招き、
本音で食や農について話し合う座談会も上映会に合わせて開催。

座談会は無料です。是非「生の声」を聞きに来てください!

(映画の内容の詳細はこちら→未来の食卓公式ホームページ)

■日時 2月7日(日) ※2回上映&座談会

上映① 14:30~16:30
座談会 16:40~18:00
上映② 19:00~21:00

■場所 田原文化会館 → 地図

■料金 1人800円(高校生以下無料)
※座談会は無料です。
※親子席あり。(席数が少ないため事前予約をお願いします。)
※親子席以外前売り対応しておりません。当日券を購入してください。

■座談会内容

有機農業・地産地消・食農教育などに取り組むゲストの方が、本音で語ります。

*ゲストスピーカー
フードオアシスあつみ田原店店長・渡会一仁さん(こだわり食材の流通・販売) →ブログ
NPO法人はっくるべりーじゃむ事務局長・河合忠志さん(食農教育・農業体験)
廻屋農園・加藤夫妻(自然栽培・マクロビオティック)
にんじんの会・永田みよ江さん(学校給食へ野菜納入・地産地消活動)

*コーディネーター
石川農園・石川卓哉

■主催 「未来の食卓」実行委員会

■問い合わせ 石川農園
電話 090-2938-1414
メール info★ishikawanouen.com
★@に変えて入力してください
web http://www.ishikawanouen.com




日本の風車はエコ発電をしているのか?

2010年01月22日 | ★自然エネルギー問題
日本の風車はエコ発電をしているのか?
(※伊豆のやまなみ景観研究会のHPから転載させていただきます)

公称2000kw級発電用風車はどれだけ電気をつくっているか
(例) 横浜市ハマウィングの公称出力1980kw風車の実際の発電量。

↑4月1日、7月1日、10月1日、1月1日、の4日間の発電量。
半分の1000kwに近い発電をしている時間さえごくわずか
(グラフをクリックすると大きくなります)


1. 実際には2000kwつまり公称出力の1割前後の発電しかしていないのが普通であり、ゼロの時間も長く平均は1割以下。

3. つまり2000kw発電する風車があれば同じ2000kw発電をする臨時火力発電所が必要であり、風車をどれだけ多数作っても、火力発電所は少しも減らない。

4. では1割弱の発電の分は「エコ発電」量になるのか。 
  火力発電所が最高の能率つまり同じ燃料で最大の発電ができるのは一定出力連続運転の場合であり、運転したり止めたり、出力を頻繁に変えたりすると能率が下がる・・・つまり多量の石油石炭や天然ガスを使うことになります。 
この程度の発電量では同一の発電量としたとき、火力発電だけより、風力発電+火力発電 のほうが燃料を多量に使ってしまう可能性さえあり、建設や維持に必要なエネルギーを考えればエコ発電とはとても言えない

日本でエコ風力発電は可能なのか?  
京都府の太鼓山風力発電では2001からで2億の赤字(2009.9.8京都新聞)、京都府伊根町でも8年で2億の累積赤字、島根県隠岐大峰山では 2億5000万の赤字・・・・つくば市の早稲田大学提訴(事前の説明どおり発電せず赤字という)に至るまで、風力発電がエコどころか大赤字になっている例はかなり公表されている。 稼働率が計画の半分かそれ以下、10%前後というのが相場。
東伊豆町の町営風車(海に近い丘の上にある)も経常経費が赤字で修理代が出ない

 「適地なら石油や石炭、天然ガス消費をを減らしCO2削減となる」可能性はあるが、海の近く(風がよく吹く) である横浜市や東伊豆稲取の風車でも風車でもエコ発電をしているとはいえない。  
日本より適地がずっと多いと考えられるドイツやアメリカ西部でさえ、公称出力の2割しか発電していない。

日本でエコ発電ができる可能性のある地域としては、北海道、東北と離島、海上が考えられるが、北海道でさえ恵山のように赤字で首がまわらなくなった所が出ている。 日本(上記4箇所以外も含む)でエコ発電に成功している例は一件も管見に入らない


「風力発電を考えてみよう」

2010年01月21日 | ★自然エネルギー問題
1月20日 エコール・ド・ビオ(BIOの学校) のレポート


「風力発電 を考えてみよう」
by まっど山本

新聞各紙 その他の報道で伝えられているとおり、各地の風力発電所周辺で、頭痛・不眠などの体調不良を訴える住民が相次いでいる。愛知県田原市・同 豊橋市、愛媛県伊方町、静岡県東伊豆町、兵庫県南あわじ市など、特に住宅地からほんの数百mの所に風車が並ぶ所で、少なくとも70人以上が、苦悩の日々を送っている という。

これは、巨大風車から発生する 周波数100Hz以下の低周波音によるものと推定され、以前から、工場のボイラーや 冷暖房機などに隣接する住民が被害を訴えるケースが報告されているが、風力発電所周辺では、これらは “風車病”とまで呼ばれ、欧米でも多くの人々が苦しんでいると環境省も、ようやく 風車と体調不良の関係をめぐる海外情報の収集や、風車の一部で低周波音の測定を始めたそうであるが、因果関係の証明は難しい という見解のようである。


・巨大風車がもたらす風力発電への逆風

さて、地球高温化を伴わない新エネルギーとして期待される風力発電には、とんだ逆風である。
が、その逆風のモトは、ほかならぬ 巨大風車自身にあるのではないだろうか?
発電機の載る塔が約60m。高くそびえる塔に載せられた 重く大きな発電機は、塔を介してかなりの振動を周囲に撒き散らすことであろう。ブレードも約40m。これだけの長大さでは、風切り音が出にくい形状(最近の扇風機や 換気扇にみられる あのカタチ がそうした形状 といわれる。)で 造られることなど まず期待できないであろう。
そして、その巨大さは、どこに造っても 景観を損なう、建設用/保守用道路も大きくなって 周辺の大規模な環境破壊を伴う 、という問題もあって、これに“風車病”が加われば、風力発電に良いイメージは持てないのではないのだろうか。

そんな巨大風車。現在 全国で約1500基、総発電容量は185万kw というものの、稼働率は1~3割と言われている(55万kw)ので、実質50万kw程度であろう。各地で景観を散々ブチ壊し、そこらじゅうに低周波を撒き散らしておきながら、水力発電所ほんの数ヶ所分にすぎないのである。
※ちなみに黒部ダムだけで45万kw前後、全国の風車を全部集めてもせいぜい黒部ダム一つ分にしかならない!!


・コンパクトな 風力発電+太陽光発電の“地産地消”

たとえ発電量が乏しくても、風力発電が自然エネルギー発電として注目されるのは事実であろう。その大きさの割に効率が良くなく、発電量が不安定なところは、太陽光発電 と相通じているようである。ところで この両者、一方が発電する時間帯に、もう一方が休止状態である。これにバッテリーを組み合わせれば、家庭用補助電源 として生かせるのではないだろうか。太陽電池と違い、かなり安上がりな風力発電機は、むしろコンパクトなものを都会で使うべきものではないのだろうか。何も どでかいモノを人里離れたトコロに造って、これまた景観ブチ壊しの送電鉄塔を林立させずとも、チョットしたものを実際使うそばに置く、風ならビル風があるじゃないか。そう考えるのは、筆者だけではない、と思うのである。

作手住民に生活と健康の危機!!

2010年01月20日 | ★自然エネルギー問題
●作手住民に生活と健康の危機!!
作手地内に、大型風力発電17基建設計画

作手の山の稜線に、高さ130メートル、羽の直径100メートルの風車が、全部で、 17基林立する計画は、みなさんもご存知でしょう。直接工事費だけで、約100億円の大型事業です。山ひとつ越えた額田の千万町地域にも、20基の風力発電塔建設計画がありますから、作手住民は全部で37基の巨大風車の中で生活することになります。



●風力発電はエコロジー?? 
風力発電といえば、グリーンエネルギーの象徴のように言われています。ほんとうにそうでしょうか。環境の面からも、景観の点からも、いちばん大切な山の稜線を切り拓き、それ自体が大量の電気エネルギーを使って生産されるコンクリートで、地中深く固めてしまう土木工事だけ考えても、エコロジーとはほど遠いのではないでしょうか。私たち人類は、深く豊かな山と森の恵みに支えられてきました。水も空気も豊かな土壌も何もかもが、山の恵みです。水道やケミカル肥料、電気エネルギーや化石燃料があたりまえになった便利な暮らしのおかげで、私たちは、すっかり山の恵みやありがたさに無頓着になってしまいました。今進んでいる第二東名建設工事も、山を切り刻んでいます。近くで計画されている、設楽ダム工事も、もっと大きな山と森の取り返しのつかない喪失です。山の民だけでなく、大都市の市民もみんな、私たちの生命の源泉が失われることに、もう少し注意をはらう必要がありそうです。
「環境派」と呼ばれる人たちや市民運動グループの中にも、未だに風力発電がクリーンなエネルギー供給手段であるという思い込みがあって、積極的な誘致・応援活動をしている例さえも、少なくありません。

●すさまじい自然破壊
山の麓から工事と管理のために、現場まで延々とコンクリートの管理道路を作り、稜線上を延々と丸裸にし、風車の基礎には大きな穴を掘って膨大なコンクリートを流しこみます。
大型風車の大きさはなんと、最新の大型旅客機ボーイングB777の約2倍です!!


山の稜線を丸裸にしてしまうため、雨が降ると土砂が流れ出す。


建設工事のために犠牲になる森林の面積は計り知れないほど広大。


大量のコンクリートを運び、流し込む。


巨大なブレード(風車の羽)

●風力発電はエコノミーなのか?
風車17基の実質発電量は、一基の発電能力1000kWとしても(これは風車 のなかでは超大型に属する)実質稼動発電能力は30%に達すれば上出来の中の上出来。つまり、17X1000X0.3=約5000kW、となります。これは、一般家庭2000~3000軒分をまかなう電力量です。

※作手地区の大和田、岩波、東高松、鴨ヶ谷、小林、相寺、赤羽根、野郷、見代の各地区の山の尾根付近に、定格2500キロワットの風車発電機17基を設置し、計42500キロワット発電、約2万9200世帯分の年間電力を発電するという触れ込みですが、(上出来で)30%の発電能力だとすれば、たった8,760世帯分です。
最悪、10%しか発電しなかったら 100億円もかけて わずか2,920世帯分にしかならないのです!! 


火力や貯水式水力のように、風力発電は、発電する時間帯や発電量をコントロールすることができないため、夜間であっても、風が吹いていれば発電、電気が最も不足する「サマーピーク」と呼ばれる夏の午後1時から4時などの時間帯には、ほとんどの風力発電はほとんど発電できていません。いちばん必要なときに役立たないのは、困りものです。
また、巨大風車の法定耐用年数は17年と、驚くほど短いのですが、実際には落雷や強風で簡単にブレード(羽根)がちぎれて飛散したり、中には、さしたる強風が吹いたわけでもないのにタワーが根元から倒壊するといった事故が多発しています。
メーカー保証(たいていは2年)が切れた後は、市町村が自前で修理するか(一基に何千万もの修理費)、放棄するか・・・電気生産能力以上に、維持費がかかっている現実は、ほとんど外部には公表されていません。

自爆し、火事を起こす例もあります(You Tube映像)↓
http://www.youtube.com/watch?v=HKkTUY2slYQ&NR=1


●健康被害(低周波公害)
風力発電機は、よく回転するようにつくられています。あの巨大なブレードが回り始めると、大きな音がします。ゴォォォーン、ゴォォォーンとか、ブォォォーン、ブォォォーンという大きな音が、身体全体を圧迫し続けるように聴こえてくると経験者たちは言っています。だんだん耐えられなくなるということです。
 この低い大きな音は、同時に「低周波」とか「超低周波」という、人間の耳には聴こえにくい「音」をいっしょに出しています。この低周波や超低周波では、健康障害は生じないと、今でも主張する「専門家」がいるのですが、実は大きなモーターが回転している工場などでは、たいへん不快な健康障害を伴なうことは、昔から誰でも知っていることでした。
聴こえるか聴こえないかに関係なく、空気が振動することが、人体に深刻な影響を与える場合があるのは、既に周知の事実と言っていいでしょう。
愛知の田原町の風車設置地域では、夜眠れず、しかたなく毎晩、車で風車から離れた場所まで移動して車中で寝ているという「風車難民」もいると新聞が伝えています。苦労の末に手に入れた終の住まいを捨てて引っ越しせざるをえなくなった家族や、毎日病院通いになって、夢も希望も失った人の話も紹介されていました。

ブレードが回ると影も回る・・・目が回りそうです!!
You Tube映像↓
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=MbIe0iUtelQ


オクラホマのウィンドファームは柵で囲い、 キケン、立ち入り禁止の看板が立つ。


<騒音障害、低周波障害の代表的な症状>
夜眠れない、眠ってもすぐ起きてしまう、などの不眠症状を中心に、血圧上昇、めまい、動悸、頭痛、腹痛、耳鳴り、肩こり、手足のしびれ、吐き気、脱毛、顎の痛み、腹・胸の圧迫感、幻覚、癲癇、イライラ感、脱力感、不安、集中できない、疲れやすい、気持ちが悪くなる、など多様な自律神経失調症状などを訴える人が激増したために、ドイツ、デンマーク、オランダ、スウェーデン、ポーランド、イギリス、アメリカ、などの国では、風車病が政治的社会的大問題になり、規制基準あるいは推奨基準値(日本よりずっと厳しいレベル)を厳しく定めました。
風力発電の盛んなドイツやデンマークでは、風車建設地を海上に移しました。

●作手地区の安全性は?
新城市作手地区の風車は、一般的に危険範囲と言われる、周囲2キロ圏内について、地図で家屋を数えてみると、直下および周辺に400軒以上あります。予定地の山中には集落が点在し、建設が強行されれば、深刻な事態になると予測されます。
危険区域を6キロと主張する研究者もありますが、これを3キロ圏内だとしても、作手地域(旧作手村)のほとんどの家が影響を受けることになります!

・・・にもかかわらず、市民の安全と健康に最も留意するはずの新城市役所は、「風車から500m離れていれば大丈夫」というガイドラインを公表しています。
さらには市議会での質疑で、穂積市長はこう答弁しています。
「この風力発電事業は新城市になりましてから直面した、エネルギー問題の非常に大きな最初の出来事でございます。風力発電そのものについてはCO2対策等について、作手の住民の皆さんも、それ自身に反対をするものではないと思います。」

●ビオデビオからのメッセージ
全国の自動販売機を24時間稼動させるために、100万kW以上の電力が必要だそうです。
全国の自販機を稼動させるためには、3000基の風車を必要とすることになります。す。原子力発電や風力発電にNO !! と言うためには、私たち自身のライフスタイルを根本から見直すことが必要です。私たちの暮らしの消費電力を、少なくとも今より30%以上カットするライフスタイルに転換することを、私たちBIO de BIO は提案します。
コンビニへの偏愛から醒め、自販機にサヨナラし、オール電化の家などというエコロジーでも健康でもない幻想から解放されることから始めましょう。
心身の健康のためにも、どんな寒い冬でも、室温10℃の暮らしを心がけましょう。
私たちに今必要なことは、口先だけでなく、ライフスタイルの根底から「NO !!」 と言うことです。
私たちが「要らない」と断言すれば、これ以上世の中を住みにくくしないですみそうです。
子どもたちの未来こそが、私たちの希望です。


おびただしい数の風車が日本各地にできていく。
自治体は補助金欲しさに風車導入に飛びつく。


渡り鳥、猛禽類など、鳥たちがぶつかってしまうことをバードストライクと呼び、
欧米で生物多様性の危機についてもだいぶ前から問題視されている。


風力発電の非効率性と健康被害を訴えてる、反対の署名運動例
「風車の現実:海風山風里の風」より
http://mblog.excite.co.jp/user/kimizudo/entry/detail/?id=11316108


迎春吉例 BIO de BIO 餅つき大会

2010年01月02日 | ★イベントレポート
日時:2009年12月27日(日)

愛知県新城市作手「サローネ・デル・モンテ」前庭にて
ビオデビオ恒例になった、餅つき大会が今年も開催されました。
今年はなんと60名もの参加で大賑わい!


朝一番に始める、炊き出し準備。


たっぷりのお湯を薪で沸かします。
もちろん水は水道水ではありません。
地下100mから汲み上げた作手高原の天然水です。
薪で沸かしたお湯は、(電気やガスで沸かすより)なぜか美味しい。


祝い酒で乾杯の準備。


昨年の持ちつき大会の、すがすがしい楽しさが忘れられず、参加者が倍増!


作手に17基の(最大級の)風力発電が計画されている危機を話す、ビオデビオ代表の黒田。
みなさんひとりひとりが「こんなもの要らない、無くても暮らせる」電化製品を
暮らしから一つずつ排除し、電気の需要を30%減らすことで、
風力発電や原発に対して説得力を持ってNO!!と言えるのです。


無農薬のもち米を、昔ながらのせいろで蒸す。


お湯を張って暖めておいたほかほかの石臼に、
蒸しあがったばかりのもち米を移す。


まずは ぺったんぺったん・・・とつく前に杵で練ります。
これが餅の出来栄えを左右すると言っても過言ではありません。
いきものかがかりの山本さん、昨年の経験で鍛えられ?腕が上がりました。


常に臼の周りに子どもたちがはりついています。
最近は電気でつける、手間要らずの「餅つき機」が普及したため
手でつく風景がめっきり見られなくなりましたね。


この人だかりは一体なに?


つきたてのお餅で、あんこもち、からみもち、きな粉もち、磯部もち・・・
あっという間に参加者たちの胃の中へ!


手作り飼料を食べて平飼いで育った完全オーガニックなウコッケイを使った
トリガラスープも大好評。濃いダシが効いています!


華やかな餅つき現場の裏方を支える女性陣。


滝呂ルネッサンスのリーダーも


地球の未来を担うキッズたちも


ビオデビオの代表も、スタッフも、女性たちもみんな、このすばらしい
日本の伝統的な餅つき文化を、次世代へつないでいきたいと思うのでした。

餅つきは、臼を運んだり、米を運んだり、餅をついたりたり、
やっぱり体力が必要!
この日のために、みんなで普段から身体を鍛えておかなきゃ!?




2010年元旦は、吉兆の雪で明けました。

2010年01月01日 | ★代表理事 黒田より 
2010年元旦は、吉兆の雪で明けました。

明けましておめでとうございます。

元旦から雪が静かに降り積もるのは、雪の白い色がめでたいだけでなく、

いちばん欲しい春から夏の水が、じゅうぶん確保できる希望につながりました。

米の白、小麦粉の白、塩の白、砂糖の白、カタクリや葛の白、昔から純白は、

穢れなく尊く気高い存在でした。

大晦日の夜から静かに降り摘む雪は、その昔、出雲の地に左遷された大伴家持が、

「新しき 年の始めの 初春の 今日降る雪の いや重け吉事」と詠んだように、

豊作や安泰の吉兆でした。

みなさんいかがお過ごしですか。

昨年暮れのBIO de BIO 吉例迎春餅つき大会は、とうとう60人を超える

大盛況のうちに、賑やかに過ごしました。



今朝のお雑煮を、BIO de BIO ノンケミカル杵つき餅で祝った家庭が

多かったことでしょう。

2010年12月26日日曜日を、今からカレンダーに書いておいてください。

2010吉例迎春餅つき大会の日です。

民主党圧勝に沸いた夏から半年経ちました。

ひとびとの一票が、政治を動かす力を持っていることはわかりました。

しかしまだ、決定的に「変える力」を持っているかどうかは、

今のところ検証できていません。

民主党政権が、日本をどうしたいのかが、誰にも見えていないからです。

思いつきで国づくりはできません。

21世紀の日本の国の土台が何であり、ずたずたになってしまった国土や自然、

国民の暮らしの根幹をどう再生するかが、何も見えないうちは、

何も起きていないのと同じです。

BIO de BIO の主張が、少しずつ理解され始めている、と言うより

「無視はできない」と思われ始めているのは、NHK 特別番組

「生物多様性のある田んぼづくり」の取材
が始まったことでも、

国土交通省が河川利用計画立案のための意見聴取と意見交換したい

と言ってきていることにも、表われているかと思います。



まっすぐにブレないことが必要な時代です。

これからの時代は、

"Toughness" "Wildness" and more "Tenderness" の時代です。

何はともあれ、体を鍛え上げることから始めましょう。

「若者よ、身体を鍛えておけ。
 美しい心が、たくましい身体に辛くも、支えられるときがいつかは来る。
 その日のために、体を鍛えておけ、若者よ。」

この歌のような時代がやって来ました。

美しい心は、たくましい身体に支えられますが、たくましい身体をつくる力は、

身体の内奥に貯えられた文化から得られます。

文化が国の力です。

2010年、いい一年にしましょう。

NPO法人 BIO de BIO 代表 黒田 武儀


愛知県新城市作手黒瀬字下山37-30
TEL 0536-37-5111
Fax 0536-37-5115




NHK取材

2009年12月30日 | ★NHK取材 棚田再生プロジェクト 
NHK COP10開催特別番組「生物多様性のある田んぼづくり」(仮タイトル)が、
BIO de BIO 小川田んぼを中心に始まりました。

NHK 名古屋放送局では、2010年COP10 が名古屋で開催されることを受けて、
特別番組「生物多様性のある田んぼづくり」(仮タイトル)を制作する予定
とのことです。(番組詳細は未定)

東海地方各地の取り組みを、いろいろ予備調査した結果、私たちBIO de BIO の
考え方や取り組みが、番組の趣旨にいちばん沿っているとの判断で、
BIO de BIO の田んぼづくりを取材することになりました。

たまたま小川田んぼで来年から、近くの山に放棄された小さな棚田を復活再生
しようという計画があり、一からの再生の全てを含め、長期にわたって取材する
ことに、ほぼ決定しました。既に12月はじめから、棚田の再生現場の林立する
樹木や草の伐採や刈払い風景の撮影が始まっています。

田植え、田んぼの生きもの調査、日頃の管理、稲刈り、はさ掛けなど、機会
あるごとに撮影ティームが入ってきます。多くの会員にとっても、一年を通して
「生物多様性のあるコメづくり」に触れるいいチャンスです。
会員参加の機会もたくさんあると思います。



鳴り物入りで招致されたCOP10ですが、最初は「地球温暖化」とか「環境」
が叫ばれていましたが、最近ではそれも影が薄く、多くの地元住民にも
「何のためなのか、よくわからない」存在になりかけています。
喜んでいるのは、観光業者だけと、冷ややかな見方をする声もあちこちから
聞こえてくる昨今です。

私たちの考えや主張や提案、毎日の取り組みについて、多くの人々に
知ってもらういい機会です。全力を挙げて取り組み、せいいっぱい応援したいものです。
いい番組になることを、期待しましょう。
(黒田)

山の都農園のブログに、
田んぼ開墾の様子が日々UPされていますのでご覧ください↓

http://blogs.yahoo.co.jp/yamanomiyakonouenn

恒例、餅つき大会 参加者大募集!!

2009年12月18日 | ★イベントのお知らせ
参加者大募集!!
吉例「迎春吉例 BIO de BIO 餅つき大会」!
日時:2009年12月27日(日)

つきたてのお餅を、あんこ、大根おろし、黄な粉、醤油でおいしく頂きます。
もちろん、ビオデビオのイベントですから、無農薬のもち米をはじめ、
すべての材料を厳選しています。
素材の持つ力を取り込んで、元気に来年を迎えましょう。
皆さんも今年一年を振り返りながら、おいしいお餅に舌鼓を打っては
いかがでしょうか。



その昔、日本人は正月を迎えるために、一年に一回の「真っ白い餅」
を搗いて、希望と喜びを託しました。
純白は、めでたい色です。
暮らしが変わる、世界が変わる、時代が変わる、そんな2010年のために、
みんなで餅つきの祝いをしましょう。(黒田)

●日時:
2009年12月27日 日曜日(小雨決行・多雨最悪)
10:00から(準備を手伝って頂ける方は9:00から)


●場所:
新城市内 旧作手村 サローネデルモンテ前庭

●持参するもの 
マイ箸、マイお椀、マイお皿 (もし忘れても、ダイジョーブ !!)
マイ会費
★餅つきしたい人、手伝い熱烈歓迎
エプロン、手ぬぐい、タオル、軍手(かまど番など


●会費:
成人男子1200円、
成人女子800円、
小中学生男子600円、
小中学生女子400円、
幼児無料、
65歳以上シルバー男子800円、
65歳以上シルバー女子400円

●当日の飛び入りも大歓迎です。


●申し込み先(お問合せ先):
NPO BIO de BIO 事務局 (事務局 愛知県新城市作手)
TEL:0536-37-5000 FAX:0536-37-5115
E-Mail mail★biodebio.or.jp
(★を@に変えて送信してください)

昨年の餅つき大会のようす↓
http://blog.goo.ne.jp/biodebio/e/ee41589bcf180cfd77b993147b1bdcca



つたないよちよち歩きの私たちにも、自然はまがりなりにも、何がしかの
食べものを与え、健康な毎日を授け、自然に包まれる暮らしの喜びに満
たしてくれることへの、素直な感謝と喜びを表現したいと思います。
その想いを胸いっぱいに込めて、餅をつきあげましょう。

ビオ定例会議

2009年12月17日 | ★今日の会議
餅つき大会の打ち合わせ、緑のかたつむり(ビオ新聞)
NHK取材、風力発電問題、次回のエコールドビオ、
来年の総会・・・などなど、話題は尽きません。

今日は薪ストーブを囲んでの会議でした。

2009秋の つくでMTBカップ 出店

2009年11月16日 | ★イベントレポート
2009年11月15日(日)

今年も、つくでMTBに協賛で
BIO de BIO の オーガニックブースを出展しました。


玄米おにぎり、有機野菜たっぷりスープ、無農薬フェアトレードのバナナ、
有機野菜の参加賞や副賞の手配など・・・
参加者のみなさんには有機野菜が手に入るのが恒例となり、
これがきっかけで、有機農産物のファンになった方も急増!
これからもBIOの輪が広がるとうれしいです!

つくでカップの様子、詳しくはこちらをご覧ください↓
http://blog.goo.ne.jp/salonedelmonte/e/54122a845c052b595e6c65e2308d9954

BIOの新茶、発売中!

2009年09月23日 | ★無農薬のお茶
みなさん、ビオデビオの、今年のお茶、好評販売中です!

農薬も化学肥料も使わず、作手高原の水と空気に育てられ、
機械ではなく手で摘んだお茶は格別な美味しさです。

今どきの市販のお茶は農薬だけでなく着色料や味の素などが添加され、
本来のお茶の味からは程遠いものになっています。
しかし、飲みなれてしまうとその味に慣れてしまい、
本物のお茶を飲んだとき、舌が鈍感になって
"味が薄い"と感じてしまいます。

皆さんの舌は味の素で鈍っていませんか!?
ぜひ、ビオデビオの、本物のお茶のさわやかな味と香りを
体感してください。

一般価格
・・・100g 1200円(税込)
ビオデビオ会員価格
・・・100g 1000円(税込)


<お問い合わせ>
愛知県新城市作手黒瀬字下山37-30
TEL 0536-37-5000
FAX 0536-37-5115
Eメール mail@biodebio.or.jp
(黒田・鎌苅)


店頭販売は今のところ、サローネ・デル・モンテで販売しています。
<お問い合せ>
サローネ・デル・モンテ
営業時間・・・土日は10:00~18:00
定休日・・・水木
〒441-1423愛知県新城市作手高里字郷ノ根17
TEL 0536-37-5151 
FAX 0536-37-5155
http://www.salonedelmonte.com/
http://blog.goo.ne.jp/salonedelmonte

ツール・ド・新城へ行こう!

2009年06月24日 | ★ツール・ド・新城・つくでカップ
ビオデビオは今年も出店します。

NPO法人ビオデビオ による、美味しいオーガニック産直店は見逃せない!!
おいしいものは、早いもの勝ち!!

昨年のビオデビオ出店のようす↓
http://blog.goo.ne.jp/biodebio/e/4dde56065a9c74ccf3d0298cba28736c

ツールド新城は、プロ選手たちの走りが観れるだけではなく、ママチャリの部、ファミリーの部、MTBの部、クリテリウムや耐久レースなど、たのしいカテゴリーいっぱい! 公道を通行止めにしてコースを走るなんて、まるでツール・ド・フランスみたい!! 一般参加でこんなことができちゃうのは日本中でここだけかも!? 観戦だけも楽しい!! 出場しない人も、見においで!

ツール・ド新城の詳細はこちら↓
http://www.bikenavi.net/

6/14音羽田んぼの生き物調査

2009年06月17日 | ★田んぼの生き物調査
6月14日、梅雨入りしたというのに快晴、気温33℃。ただし田んぼに入ると
気温25℃。親子30人ほどの「田んぼの生きもの調査」の風景です。


教室では、田んぼの生きものについて、ほんの少し予備知識を得たり、田ん
ぼが、コメをつくる場所というだけではない、なくてはならないさまざまな役割
りを担っていることを学びました。
とても大事な指摘だと思いました。


午後から田んぼに出て、畦を歩きながら、畦の草花、畦から観察できるカエル
や虫たちを探しました。
一たび金魚網で、田んぼの泥と水をすくい始めたら、もう止まりません。
この小さい動き回っているモノは何 ?? このオタマジャクシは、おおきくなったら
何ガエルになるの ?? 質問攻めです。

そのうち待望の(??)ヘビ登場。最初の一匹が、攻撃的ではないけど猛毒のヤ
マカガシ、これは私たちの秘密兵器「田んぼの生きもの」が、難なくゲット。
続いて登場したのが、マムシ。田んぼに入ったのを見届けて、追っかけまわ
さなければ、しばらくそのままじっとしているはずだから、後で捕まえるからと
言うのに、村のおじさんたちは、もうマムシ酒を夢見たのか、捕まえなくては危
険だからと夢中。とうとう捕まえて、みんなこわごわ覗き込んで、ヘビの観察は
無事終わり。


みんなで掬った獲物の観察に、ひとしきり盛り上がっているうちに、あっと言う
間にもう1500時近く。
3箇所で採取した泥の中の生きものの定量調査に移行です。
はじめてのイトミミズ、ユスリカの幼虫に、最初は戸惑いながら、それでもだん
だん熱を帯びてきて、時が経つのも忘れるこども達でした。

おかあさんたちやおとうさんたちには、こんなに何かに集中する我が子を見た
のははじめて、という人もいて、新しい発見もあったようです。


生まれてはじめての田んぼ体験の人たちも多く、みなさんおつかれさまでした。
今日の経験を、毎日の暮らしに生かしてくださいね。
また来年も、田んぼで会いましょう。

(老体に鞭打って、アシスタントインストラクターのお役を買って出た レオンでした)