てんてこまい子育ての記憶(旧 わたしと家族の日々)

一人で三人分にぎやかと言われてきた息子も、もう高3。

息子の魚料理

2021-11-16 | 中3
私は魚介類が苦手なので
普段は一切買いません。

ウチでは、魚料理とは
外食時、あるいはおばあちゃんの家で食べるもの
と相場が決まっています。

そんな家庭で育っても
息子は魚介類が大好きで、
そして最近は、
休日、息子自ら
魚料理に取り組むようになりました。

キッチンに魚を持ち込まれるのは
本当は嫌なんだけど、
そこは私が折れました。

「料理してもいいけど
キッチンに魚臭さを残さないでね」
が条件です。

それを厳格に守らなければ
魚禁止令が出されるということを
息子も理解しているので、
その観点から
魚の種類や調理法を考え、
掃除やゴミ捨てにも気を配り、
臭いを残さないよう頑張ってくれています。


何かの白身魚と、鯛のあら汁。
しっかり下処理してくれたおかげで臭みはなく、
私も美味しく食べられました。


息子は、必ず私の分も作ってくれます。
私はいらないと言っているのに、
なんとか食べてもらいたいみたいで。

美味しさを分かち合いたいとか
自分が作ったものを認めてもらいたいとか
そういう思いがあるのでしょうね。

私も、磯臭くない魚料理なら
食べられるんです。一応。


「お母さんのために
白身魚の香草焼きにしたよ!
美味しい?
よっしゃ、またこの魚買おうね!」

「え。皮と、薄くついてる赤身が臭い?
あー、確かに。
無理しなくていいよ。
僕は平気だから、その部分は僕が食べるね」


こんな感じで、
無理強いすることなく
機嫌良く折り合いをつけてくれています。


・・・息子が小さい頃から
子どもの好き嫌いを全て受入れてきて
本当に良かった、と
つくづく思いました。

この感じだと、
たとえ私が介護される立場になったとしても、

「せっかく作ったのに!
好き嫌いのワガママは許さない!
お母さんのために言ってるんだからね!
全部食べなさい!」

なんてことを
息子に言われることは無いでしょう(笑)

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