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野村證券第2事業法人部

2020-08-30 00:30:00 | 読書


「野村證券第2事業法人部」
横尾宣政著、講談社+α文庫、2019年7月

本書の前半は、著者の野村證券の営業時代の話。
後半は野村證券退社後、オリンパス粉飾決算・詐欺事件で実刑判決を受けた話。

著者は1978年から1998年まで野村證券に勤務し、金沢支店、本社第2事業法人部などを歴任。
地方の資産家に何億円も損させたり、企業にも損させたり、自ら運用して損を取り返したり。
仕事は早朝から深夜まで。毎晩のように飲み。休みの日はゴルフで、時にはゴルフ後仕事の打合せ。

この時代に野村證券に関わらなくてよかったとつくづく思います。
客や同僚で感謝した人も多いかもしれませんが、泣いた人も多いでしょう。

野村時代の後半は、社員には早帰り、顧客には長期運用を推奨、
データベースマーケティング構想など、
2020年にはよくある取り組みを1990年代後半から手掛けていたのは、
先見の明があったと言えます。

オリンパス粉飾決算・詐欺事件の真相は、図もつけて資金の流れを説明していますが、
お金がぐるぐる回っているだけでどこで儲かるのか、素人の自分にはよく分かりませんでした。

他にオリンパス、群栄化学工業、東京地検特捜部、警視庁捜査2課、弁護士等の批判。
怖くて具体的な感想を書けません。。


コメント
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