北近畿タンゴ鉄道(KTR)は京都府と兵庫県と沿線8市町が出資している第3セクター鉄道であるが、乗客減などで経常赤字が常態化したことで、WILLER ALLIANCEによる上下分離で経営再建を目指すこととなったようですが、上下分離方式というのは車両等の保有をしないことから固定経費は最低限に抑えることができるが、線路等の設備及び車両の保有も引き続きKTRが行うことになりますから、表面的な黒字にはなるでしょうが、将来的に車両の更新時期が来た時に、KTR側でそれだけの覚悟があるかを問われそうですね。
鉄道車両は、長期間に渡り使用することが出来るとはいえいずれ更改する時期を迎えます。
宮福線開業当初に製造されたMF100形・MF200形はリニューアルされたそうですから後10年程度は使いそうですが、その後はどうなるのでしょうか?
少なくとも、宮福線の沿線などは集落も小さく沿線人口に大きな伸びは期待できませんから、JRからの直通列車の増加や、以前のように大阪・京都への直接乗入なども並行して積極的に打っていく必要があるのではなんて思ってしまいますね。
どちらにしても、上下分離で見かけ上は黒字になるでしょうが。
それでも、沿線人口の増加が爆発的に見込めない以上は、観光客の誘致を積極的にKTR自身が行う必要があル、そんな気がします。
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