国鉄があった時代blog版 鉄道ジャーナリスト加藤好啓

 国鉄当時を知る方に是非思い出話など教えていただければと思っています。
 国会審議議事録を掲載中です。

電車の寿命 第1話

2015-01-24 21:45:28 | 時事放談
車でも何でも使っていれば傷んできて、やがてスクラップとなるのが一般的ですが。
電車の寿命ってどれくらい?

みなさん、考えてみたことないですか。
一般的には、車両の寿命は、減価償却をベースに考えていくのが一般的でそれを耐用年数とすることが合理的とされています。
すなわち減価償却が終われば、電車は廃車にしてもよいというルールですよね。

これは、国鉄時代は、新幹線で10年、在来線の特急車両は16年、一般車は20年としていました。機関車はもう少し長くて25年から30年といったところでした。
JRになってから多少の変更はあったようですが、概ねその基準を踏襲しています。

JR東日本の209系のように価格半分、寿命も半分というコンセプトの車両の場合、減価償却の年数を10年程度にしたということであり、10年経たらスクラップとしないと行けないという意味ではないんですね。
実際には、16年位で廃車されたりしていますけどね。

減価償却・・・簿記を習った方ならわかると思いますが、いわば次の新車を作るための費用を積み立てるといえば理解しやすいですね。
10年間なら10年間で、新しく作る電車の費用に見合う異お金を貯めこんでいくというものであり、減価償却終了後も電車を走らせればすでに費用は積み立てているわけで、走らせれば走らせるほど利益が上がるということになるんですね。

JR西日本が10年以上も新幹線電車を走らせ続ける、もしくはJR東海から譲渡を受けるのか・・・。

それは減価償却との関係も出て来るんだけど、長くなるから別の機会にしますね。


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