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拉致の解決を願って
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東京連続集会16(3)

2006-03-23 | 東京集会
『増元照明 家族会事務局長のお話 その1』




どうもご苦労様です。(拍手)
家族会事務局長の増元です。
新潟に今日行って参りました。
横田ご夫妻とそして私とで、シーファー大使をめぐみさんが拉致されたとされる現場にお連れして、いろいろとお話をさせて頂きました。
その報告は後ほど横田早紀江さんからされると思いますけども。

今日はこの朝鮮総連施設への課税適正化問題。
昨年から適正化に関しては、救う会の全国協議会の幹事会でやって行こうと決められております。
それに先んじて、すでにここにいらっしゃる救う会熊本の加納さんたちが課税問題で裁判を起されたわけですが、孤軍奮闘されまして、本当に裁判に関しては頭の下がる思いです。

今回高裁で一応減免措置が不適当と言う結果が出たんですが、我々としては早くこれが確定される事を望んでいたんですが、幸山市長が上告されたと言う事で。
これが上告されると言う事は、全国で今広がりつつある朝鮮総連の施設に対する課税が、また最高裁での裁判までちょっと遅れるんですね。
これが確定の意見になれば広がりはもっと強くなったと思うんですけど、これがなかなか最高裁へ上告しちゃったもんですから、また少し一歩進まない状況になるのではないかと非常に残念に思っています。

この幸山市長と言う方が伺った所によると保守系の方らしいんですが、何で保守系の方が減免措置に対して異様に執念を燃やすのか?ちょっと理解が出来ないという事があるんですが。
何となく漏れ聞く所によりますと、幸山市長が市長選に立候補される時に最終的に社民党・共産党の支援を頂いたと言う事で、おそらくそちらからの圧力があったのではないかと思います。
幸山市長本人がどのように考えているかはまだ私もお会いした事がないので分かりませんけども、選挙のために当たり前の事が出来ないのであれば、これはもう市長を辞めるべきだと私は思いますけどね。(「そうだ」の声、拍手)

一部の利益の為だけに市長と言うのは働いてはいけないと思いますし、国内法に対しては遵守していかなければならないし、国内にいる永住外国人に対する意識よりも、国内にいる日本の国民に対して県民に対して意識を持って頂かないといけないというふうに考えています。
その点に関しては熊本救う会の皆さんが一生懸命やって頂いて、今度幸山市長にお会いする機会があれば熊本にも行ってみようかとも思うんですけども。

九州って、私も九州・鹿児島なんですけども九州の教育界と言うのはどちらかと言うと左が多いんです。
左って言うと非常に言葉が悪いですけども、鹿児島もそうなんです。
県教委の人たちが平壌に行って、鹿児島県の教育委員長がですね。
昔、金日成の統治に対して絶賛しているんです。
「平壌にはゴミ一つ無い。そういう町を作った金日成と言う方は素晴らしい」と礼賛していますので、そういった方たちが九州の教育の中枢にいると言うのがまずありまして。
私は九州と言うのはもっと質実剛健そしてどちらかと言えば保守系と思ってたんですが、私自身もいつの間にか毒されていた部分もありました。
今思うとそういう長いそういう教育が徐々に浸透して行っているのはまず間違いがないと思います。
教育界からまず変えていかなければならないんだろうなと言うふうには思います。(「朝鮮総連の実態その物が分かってないんだよ」の声)
だと思いますけど。(司会より「ご質問は後でお願いします」の声)

今法の適正化に関してもそうですけど、先日名古屋の方で金昭子と言う朝鮮総連女性部長が再入国許可を求められて保留されました。
これはその時に入管局長が保留した理由について金昭子氏に言ったところによると、「今いろいろな問題があるようだと。もう一度審査してやりたい」という事を言われたら、すぐ弁護士を連れて入管の方に行かれたそうですが、その報道した中日新聞ですけど、「在日朝鮮人の1人である金昭子」としか書いてないんですね。
それは「最高人民会議の代議員である金昭子」、すなわち「北朝鮮の国会議員である金昭子」とは書いてなくて、いわゆる在日の人たちに対する非情な行為ではないかと言う事を新聞では言ってるだけなんです。

それが何を意味するかも全く書いていない。
ただ事実関係だけを書いていくと言うのは非常に残念でならないし、それをやはり見たら一般の人たちは、何も知らない人たちはそれは差別だろうといってしまう人たちもいるだろうし。
そうするといつでも組織的にやってる方たちが更にそれが増えて、入管の方に抗議の電話なりがあったと思うんです。
そこで抗議の電話があると弱いと言うのが官僚ですから、・・・・・・(聞き取れず)多少の抵抗はしたけれども、結局は抗議の電話に屈したのか許可を出してしまいました。
これは非常に残念な事なんですが、でも一官僚としてはここが出来る限りのことではないでしょうか?
国家がと言うか政府がもっとキッチリとした方針を決めて、そして一官僚に対してもどういう対応が出来るように、指針を示しておけばそのときにもちゃんと応える事が出来たと思うんですけどね、官僚も現場サイドで。
でも政府の指針として出来ていないので、官僚ひとりが抵抗してもどうしようもないんですね。
ですから非常に残念ではありますけど、再入国許可が出されております。

この方は4月11日に入港する万景で北朝鮮へ行かれると言う事ですけど、そのとき私は当然万景峰号の入港に関して抗議に行きますので、その時にその事を訴えたいと思ってますけど。
出来れば金昭子さんには拉致被害者と引き換えに、拉致被害者と一緒に帰ってくるのであれば帰ってくれば良いと思うんですけど。
それでなければ北朝鮮の平壌で生活して欲しい。(拍手)

あの人が言うには、故郷に帰るのは人間の基本的な権利であると言ってますけど、私たちの家族は30年近く帰る事も出来ないし、声を発する事も出来ない、手紙を出す事も出来ない。
これらの状況を全く無視して自分達の権利だけを主張するなんていうのは、今この状況で日本で暮らしている最高人民会議の代議員として何を考えているのか?

国会でも証人喚問でも参考人招致でもして聞いていただきたいと思います。
現在6人いらっしゃるんですよね?
朝鮮学校の先生とか朝鮮総連の幹部とか6人、最高人民会議の代議員が6人います。
その方全員に国会議員で答弁をして頂きたい。
今北朝鮮政府の一員として、あなたはこの拉致問題をどう考えるのか?という事を彼らは回答する義務があると思います。
北朝鮮の最高人民会議の国会議員ですから、彼らは北朝鮮がやっている拉致の問題に関して、日本との交渉の中で言っている北朝鮮政府の姿勢に関して、彼らは日本国内の国会の中でもそれを回答する義務があると思うんですけど。

はっきり言ってそれをまだ喋ろうとしていないし、こちらから要請しているのかどうかも分かりませんけど、今度それもやって頂きたいなとは思ってはいますから。
議連の先生方も聞いて、拉致特とか参議院でも拉致特ありますし衆議院も拉致特ありますから、その中で招致して頂いてそこで回答して頂く事も考えてもいいのではないでしょうか?

それと適正化問題と言うことでは私たちは本当にいろいろな要請をしております。
熊本の救う会の加納さんも仰っていましたけど、在日の方たち、私も在日の友人2名おりました。
今でも友人の1人ですけども。
彼らが言うのは自分達が韓国でも自分達のいる場所がない。
北朝鮮でもいる場所がない。
で、日本でも自分達のいる場所がないというふうに感じている。
そういうことを非常に辛い立場である事は確かでしょう、らしいです。
在日と言うのは本国でも差別されている状況が続いている。
彼らは今の朝鮮総連に対して非常に恐怖も抱いているし、朝鮮総連が本当にすべてと言う人はほとんど今はいないと思いますけど、彼ら自身が声を出して言って頂く事が一番大きな力になるのではないかと思っていますけどもね。

私たち日本人が日本人として当たり前に「私たちの家族を返せ、同胞を返せ」と言うのは当たり前のことなんですが、彼らも自分達の祖国であると言うのならば自分達の祖国を良くする為に、今日本で声を上げていく必要があるのではないか?と思うんですが、それが中々出来ない。
やろうとしないのか?出来ないのか?ちょっと私には理解に苦しんでいる部分があります。
でも恐怖はある。
自分達がそういう事をやったら親類に危害が加えられるという。
それは目の当たりにして見ている訳ですから、その恐怖を乗り越えるのはまず大変な事だろうとは思いますけれども、もう3世4世の時代ですから彼らにはその事を考えて頂きたいと思います。

日本に対するその中でいろいろ教育の中で彼らは反日になっていらっしゃると言いますけども、まず自分達の国を良くしようと言う強い気持ちを持った人が彼らの中で現れて然るべきだと私は思っています。
現状を一番知っているのは彼らですから。
彼らは修学旅行で平壌に行ったりしているわけですから、その中で見聞きした事を非常に多分、絶賛はしないと思います。
妙な国だというふうに感じているのは彼ら自身でしょうから。
それを自分達の手でどうにかして行こうと言う機運が高まる事を強く望んでいます。

で、私たちはこの運動をしているわけです。
彼らと共生する為にも彼らは自分達が果たすべき事をやって頂きたい。
税金にしてもそうですけど、ちゃんと日本人だったら払うべき物を、彼らは在日と言うその地位だけでそれを減免されていると言うとそれは逆差別であり、恥ずかしい事だと思っていただきたい。
もう日本で生活していくと決めていらっしゃる方たちが大勢いらっしゃるでしょうから。
帰化する事が嫌な方でも、でも日本の法律は守って頂きたいし。

そして国の税から国民の税金から不当な支援を受けるような形になっているのは、彼らがプライドの高い人間だとすると、それ自身さえ逆らってしまうと言うか。
彼らがプライドが高ければ高いほど、日本の経済措置に対してもシッカリとそれには反発して、日本の誤解はいらない日本の措置はいらない。
ちゃんと自分達は自分達のアイディンティティとしてここに暮らしているから、私たちは払うべき物は払うと、そういうプライドは持っていただきたいと、僕は思っています。(拍手)

・・・その2に続く・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
参考リンク

★電脳補完録様より

「在日の最高人民会議代議員に再入国許可を保留」 

「元朝鮮総連幹部の再入国許可を1週間保留、総連が抗議」
 
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