雅子皇太子妃・徳仁皇太子・愛子内親王の現状は”第二の女系天皇問題”安倍元総理暗殺は第3の敗戦、愛子天皇は終末の敗戦だ

※当ブログでは明治典範にも違反する生前の譲位に抗議し、ブログタイトルは違法即位後も同タイトルとします。

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救う会ニュース2017.10.13-2家族会・救う会・拉致議連 訪米報告-東京連続集会5

2017年10月14日 00時00分22秒 | 北朝鮮による日本人拉致というテロリズム
----- Original Message -----
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2017.10.13-2)家族会・救う会・拉致議連 訪米報告-東京連続集会5

■家族会・救う会・拉致議連 訪米報告-東京連続集会

◆現行法を最大限柔軟に解釈して、日本としてやるべきはやる

島田 拉致被害者を取り返すための本当のチャンスがいよいよ来たのではないか
と思っています。先ほどから何度も名前が出ている、オットー・ワームビア青年
は昏睡状態で戻ってきて亡くなった。

 これが非常にショッキングだった理由のもう一つは、まさかアメリカ人の青年
をそんな状態にするとはみんな思っていなかった。オバマ政権が家族に、とにか
くおとなしくしておけと言ったのも、「アメリカ人だから向こうも手厚く保護し
ている筈だ。水面下で交渉をするから黙っていたほうがいいですよ」と。

 ところが実際は、目も見えない、耳も聞こえない、けいれんしている。帰って
来たウォームビア青年のところにお母さんが行って、「あまりに息子がひどい状
態でかわいそうなので、いたたまれなくなってそのまま出ちゃった」と言ってい
ます。

 アメリカ人に対しても、そんな拷問みたいなことを連中はやったわけです。従っ
て日本人の拉致被害者に対しても、何をするか分からないと見ておかなければい
けない。その意味でも、一刻も早く全員を解放させないといけない。

 私が拉致被害者だったら、「とにかく軍事力行使を早くやってくれ」と。リス
クはあっても、こんな状態で生殺しのようにされているよりは、軍事中枢、指令
系統に限定して、米軍もやるでしょうから、「早くやってくれ」と思うでしょう
ね。

 今日米関係が北朝鮮問題で非常に一体化している理由は、やはりトランプ氏か
ら見ても、安倍は自分と一緒に戦ってくれている、と。いざという時に、日本は
これもできません、あれもできませんということになると、何なんだという話に
なりますから、現行法を最大限柔軟に解釈して、日本として踏み込んで、やるべ
きことをやっていかねけらばならない。

 拉致被害者の救出が最重要課題ですと言っておきながら、憲法のせいで助けに
いけませんでは、全く矛盾しているわけです。そういう矛盾をきちんと解消する。
これは責任政党としての自民党に期待する以外ない面がありますので、山谷先生
宜しくお願いいたします(拍手)。

◆北朝鮮は核・ミサイル開発中、今は圧力の時期

西岡 ありがとうございました。まさに嵐の中に今入ってきた。北朝鮮があと何
回かミサイル実験と核実験をすると、アメリカの本土まで届く核・ミサイルがで
きてしまう。これは、あと何年という言い方がありますが、それは正確じゃなく、
あと何回実験し成功したかを見るべきだと思います。金正恩政権は、一回一回の
実験の間隔が短いです。だから見通しもどんどん短くなっていきます。

 核弾頭はもうできているとの見方もありますが、多数派は、「あと1回くらい
は実験が必要」と。ミサイルは、火星14号は高く上げるロフテッド軌道を2回
やりましたが、通常軌道で撃っていない。それをやらなければならない。それが
成功すれば、アメリカ西海岸まで届く。

 そして火星13号というまだ一度も撃ってないのがあるんですが、それが成功
すれば東海岸まで届く。あと数回ミサイル実験が成功し、あと1回程度核実験が
成功する必要があります。失敗すればまた延びるわけです。あと何年ではなく、
あと何回実験が成功するか。そして実験の間隔がどんどん短くなっているのが今
の現状です。

 もしかしたら10月10日の党創建記念日に向けて、今日、明日ミサイル発射
があるかもしれない。彼らも経済制裁が一定程度効き始めていますから、1回ご
との制裁をやられるより、続けて実験した方がいいわけです。

 7月は1発目のミサイルで制裁の議論が始まったら2発目を撃たれてしまって、
2発まとめて1個の制裁になってしまった。それで核実験については1週間で
(制裁を)まとめたわけですが、向こうも早く完成させようとしている。

 そして、これは島田さんに教えてもらったんですが、軍事緊張がどこまで高ま
るかの一つの指標は、アメリカの議会がトランプ大統領に軍事行動をする権限を
与える決議を通すかです。まだ通っていない。イラクとの戦争の時はこの決議が
ありました。湾岸戦争の時にもありました。共和党は今通そうとしています。

 しかし、民主党に、「トランプにそんな権限を与えてどうするんだ」と反対論
があって、まだ通っていない。しかし、北朝鮮があと何回か核・ミサイル実験を
する時、その決議がなされるかどうかです。少しずつ、ダンプと車かもしれませ
んが、まだお互いにブレーキをかけていない。民主国家ですから手続きは必要で
すが、それも少しずつできつつある。

 私が一番心配なのは、証拠隠滅のために殺すということさえありえるかもしれ
ないことです。生命を奪う権限を持っている相手に対して、圧力をかけて返せと
言うのは、本当に綱渡りのようなことで、政権を倒すことの方が安全に全被害者
を取り戻すよりも容易だと思います。

 その時に何が起きるか分からないということがありますから。しかし、圧力を
かける道しかない。圧力をかけて、向こうが全被害者を返すと言ってきた時に初
めて交渉が始まる。何人かと言ってくるかもしれません。それに絶対乗ってはな
らない。

 特に、我々が「今年中に」と言っているので、「日本は焦っているだろう、外
務省は何か成果を出さなければいけないと思っているだろう、じゃあもう1回ス
トックホルム合意に戻って人道問題から話し合いをしないか」というような裏交
渉が北から今きています。

 そういうことを書いたり、しゃべったりする人たちがまた出てきました。ある
いは松本京子さんとされる写真が出てきましたが、そういう写真を公開してマス
コミに提供する崔さんという本人は分かりませんが、その後ろに北朝鮮が意図的
に、そういう情報や写真を出している可能性はかなりあると見ています。

 松本さんは一番出しやすいわけです。2002年には認定されていませんでし
たから、金正日が、「この人は死んだと言え」というリストに入っていなかった。
そして、多分松本さんは工作機関の外にいて、一般人の生活をしているとの情報
があります。秘密を知らない。

◆「全被害者一括帰国」を北朝鮮が提起した時だけ交渉に応じるべき

 しかし、今蓮池薫さんはかなり活発な活動を始めました。彼はこう言っている
んです。15年前自分たちが帰れたということを、そして残った人たちが自分は
「死んだ」と言われた、あるいは自分は「拉致されてない」と言われたというこ
とを知っている、と。北朝鮮の中で情報が伝わる。

 そしてストックホルム合意で、もう一度日朝が拉致で話し合いを始めたことも
知っている、と。あれは北朝鮮のニュースでもやりましたから。今回も「死んだ」
と発表されてしまったら、めぐみさんなり、八重子さんなりは精神の安定が保て
なくなる、と。自分たちは向こうにいて一番分かる、と。

 だから今回のチャンスを逃してはいけないんだと薫さんは言うんですが、今回、
何人かということで譲歩してはならないんです。全員一括帰国ということについ
て、絶対におろしてはならない。

 これはもう外交問題ではないですから、犯罪ですから、人質事件が起きて、5
0人人質がいたとして30人助けたから警察署長は「よくやった」と言われるの
か。20人死んでしまったら、「責任とれ」と言われるんです。

 ストックホルム合意の直後に、テレビに解説者が出てきて、「小泉さんは5人
取り戻した。安倍さんは6人以上じゃないと成功と言えませんね」と言ったので、
私は一緒にテレビに出ていたので、机をひっくり返してやろうかと思いました。

 全員です。残っていたらそれで責任を問われるんです。但し、日本政府の拉致
解決の定義は3条件あります。第1条件は、「認定の有無に関わらず全被害者の
安全確保と帰国」です。これは絶対譲れない。しかし、第2条件の真相究明、第
3条件の実行犯の引き渡しは、時差があってもいい。同時でなくてもいい。そこ
は交渉してほしい。

 しかし、全被害者の一括帰国、それも「認定の有無に関わらず」は絶対におろ
してはならない。それを日本中の誰に聞いても同じことを言うという状況を作る。
トランプ大統領が裏切ろうとしたら、「あなたは国連で言っただろうということ
まで日本は言いますよ」と。

 その代り、できる限りの協力をしなければならない。多分嵐の中で様々なごま
かしや工作もある、激しくなると思います。基本はこれは犯罪事件ですから全被
害者を一括帰国させる、それ以外の話し合いには応じない。

 金正恩が、「全被害者を一括帰国させる」と言うのであれば、我々は実質的協
議と言っていますが、交渉をし、あなたたちが話してほしくない秘密について帰
国した被害者が静かにしてもいいとか、止めている人道支援についても、本当に
人道的に役立つという条件等様々な条件がありますが、人道支援は再開できる。

 しかし、そのための話し合いは、まず向こう側が「「全被害者を返す」と意志
表示をした時だけです。トランプ大統領も、今北朝鮮に対して話し合いの時期で
はないと言っています。彼らが核保有国になると言っているからです。憲法に書
いたからです。そして口で言っても守らないということがあるからです。

 最低限、全被害者を返すと公開の席で向こうが言ってきた時だけ、それなら話
し合いに応じましょうということです。安倍総理は国連の演説の最後に、「北朝
鮮には資源もある。優秀な労働力もある。明るい未来を描きたいなら拉致被害者
を全員返して核をやめなさい」と言ったわけです。

 我々はその通りだと思います。「全員返しなさい。核・ミサイルはやめなさい」
と。そういう話し合いには応じますよ、と。そういうことをしないのであったら、
どんどん制裁が厳しくなりますよ、生きていけなくなりますよ、ということを今
見せる段階です。

 なぜなら彼らは「全員返す」と言っていない。「核・ミサイルをやめる」と言っ
ていない。だから今は圧力をかける段階だということですが、苦しくなったら何
かしてくるかもしれません。我々が「今年中に」と言っているから、話し合いの
ための話し合いをした方がいいという議論が出てくるかもしれない。

 そんなことは全く求めていませんから、先ほど拓也さんが話しをされましたが、
「家族としては心配だけれども、今この道しかない。日本と一緒に圧力をかけま
しょう」と。

 みせかけの話し合いのための話し合いはしてほしくないというのが我々の考え
で、今は圧力をかける時期だ。そして絶対ぶれない。ぶれないことの第1は拉致
で言うと、全被害者の一括帰国です。「何人か」という話に絶対のってはいけな
い。

 今北朝鮮は「何人か」も言っておらず、「残留日本人がみつかりました」とい
うエサをまたまいてきていますが、まず犯罪被害者である拉致被害者の一括帰国
が最優先だ。それをやらない限り、あなたたちの誠実さは試されない。その姿勢
を変えてはならないことを強く確認したいと思います。

西岡 飯塚繁雄さんと本間勝さんが来てくださっていますので、ひとことお願い
します。

◆大きな動きが出たらすぐにフォローし北の行動に結びつける

飯塚繁雄(田口八重子さん兄、家族会代表)

 いつもありがとうございます。今日は、最近の北朝鮮の動き、アメリカの態度、
国連筋の色々な決定を含め、情勢が混沌としてきたという雰囲気を感じています。

 今までこんなに長く解決できなかったのは、やるべき人が何もしなかった、不
作為が長く続いていたのが最大の原因だと思います。そういう意味では、今回の
状況は突破口になると感じています。

 安倍総理もこのところ、立て続けに我々に会っていただいています。これは安
倍総理の考え方・態度を、家族の人たちにも徹底してはっきりさせたいという気
持ちがあったからだと思います。

 この前の面会では、「トランプ大統領が国連総会であれだけ北朝鮮問題に言及
したのは、アメリカだけではなく、トランプに影響される国がほとんどその気に
なっていますよ」というような話もありました。

 日本も当然、安倍総理の意見を聞くとトランプと同じ話をしていますし、さき
ほど古森さんからもあったように、日本独自の対応をもっと強くやってもいいか
なと思います。

 いつも私が考えるのは、あのような大きな現象が出た時に、その後どうするの
ですかか、すぐにフォローアップするんですかということで、この前総理にも言
いました。これだけ前代未聞のできごとがあって、それで終わりましたというの
ではなく、即フォローしてください、と。

 トランプが国連総会で演説した。じゃあいつ帰ってくるんだ、と。そういう短
絡的な思いしかないんです。しかし時間が過ぎ、いつかいつかと待つ、もうこれ
はできません。

 今年中にという話がありましたが、これも間に合いそうにないので、引き続き
我々はこの態度を固めて、今回は制裁を徹底的に強める手しかないと思います。
私たちも色々考えますが、とにかく北が何か動く、行動することに結び付けてい
かない限り、だらだらとまた時間が過ぎてしまう。

 是非皆さんといっしょにこれを注視しながら、何かやった後のフォローをきち
んと見ていく、またさらに総理大臣にそのことを要請していくことが必要と思っ
ています。

 家族も疲れていますので大変ですが、我々は北にいとしい家族がいる限り、な
んとか頑張っていきます。皆様のご意見も、できればまとめて、即具体的な動き
につながる方法で、何事も段取りをしていきたい思っています。宜しくお願いい
たします(拍手)。

◆ひしひしと金正恩の怖さを感じるが彼も怖い

本間勝(田口八重子さん兄)

 今日の話の中で、拓也さんが「傍観者の責任だ」と言われたのが一番印象的で
す。もちろん政府にやる責任はあるんですが、そういうことを感じました。

 それと古森さんから、拉致被害者が政治犯収容所の職員にどう扱われるか、殺
されてしまうかもしれないという怖い話もありました。拉致された人は命を取引
にされちゃうんです。もし日本の対応が悪ければ殺してしまうよ、と正恩は言い
かねない。そういう怖さが、ここにきてひしひしと感じられます。

 これに対しては正恩を斬首するしかない。彼が一番怖いんですから。韓国も1
2月に斬首部隊を作ると言っています。12月はヤマですよ。「工作員によって
連れていかれた人たちをこの際返しなさい」と。「核・ミサイルは置いて、人権
問題を一番にして、まず今年中に返さないとあなたは殺されますよ」と。「家族
も同じ境遇に遭いますよ」と。

 被害者の家族がそうなったように、正恩の家族だって、拉致して拘束して返さ
ない。あるいは殺してしまう。そういうことも脅しの材料に使えると思います。

 今年はもう日にちもないですが、人権問題で追い詰めてやっていければと思っ
ています。

 私は、「ニューヨーク・タイムズ」の東京支社の方から、拉致問題についてコ
メントを求められました。八重子と私たち家族の悲惨さ、なぜ早く声をあげられ
なかったのかという思い、それを話しました。

 今トランプさんが拉致問題について、めぐみさんの話を出した。「ニューヨー
ク・タイムズ」の記事のテーマとして拉致問題を出してくださいとお願いしまし
た。どう出るか分かりませんが、古森さん「ニューヨーク・タイムズ」を見てい
てください。以上です(拍手)。

西岡 トランプ演説にこういう一節がありました。紹介します。

 世界にはいくつかのならず者国家がある。正しい国が邪悪な国に対峙しなけれ
ば悪が勝つ。

 善悪に踏み込んだ演説だったんです。ブッシュ大統領の「悪の枢軸」演説を思
い出す、強い演説です。この圧力をどう使うのか。本当にめぐみさんたちが帰っ
てこれないことを悪だと思いますので、一緒に頑張りましょう。ありがとうござ
いました(拍手)。

以上

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
■安倍首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
[PC]https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
[携帯]http://form1.kmail.kantei.go.jp/cgi-bin/k/iken/im/goiken.cgi

葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿

■救う会全国協議会ニュース

発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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救う会ニュース2017.10.13家族会・救う会・拉致議連 訪米報告-東京連続集会4

2017年10月13日 23時45分54秒 | 北朝鮮による日本人拉致というテロリズム
----- Original Message -----
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2017.10.13)家族会・救う会・拉致議連 訪米報告-東京連続集会4


■家族会・救う会・拉致議連 訪米報告-東京連続集会

西岡 大変厳しい、また難しい状況に今あると思いますが、「産経新聞」のワシ
ントン駐在客員論説委員で麗澤大学の教授でもある古森義久さんがここに来てく
ださっていますので、今の議論を聞かれた上で、特に米朝関係がこんなに緊張し
ている中で、そうやって拉致被害者を助けたらいいか、コメントをお願いします。

◆日本人拉致問題の過酷さ、むごたらしさがかなり大きく伝わった

古森義久 日本人の拉致問題を解決するには、あくまで主権国家としての日本が
独自の努力をしなければならない。これはもう大前提です。しかし、同盟国であっ
て超大国であるアメリカが、もしかして協力してくれるかもしれない。どこまで
協力してくれるかも一つの大きな要因だと思います。

 その日本の拉致問題に関してのアメリカと日本の手のつなぎ具合、この日米協
力に関して私自身は、ジャーナリストとして、ちょうど今から15年位前、20
02年にブッシュ政権が出てきて「悪の枢軸」といい始めた頃に、最初の日本か
らの訪米団がワシントンにいらっしゃって、すごく寒い天候の時期だったと覚え
ていますが、その時には日本政府よりもブッシュ政権の方が前向きに対応してく
れたということでした。

 それで皆さんが帰られて、「厳しいけれども心が温まるような思いがあった」
というようなことがありました。そして私の家内のスーザンが、アメリカ人弁護
士として、10年ほど前から、救う会の在米アドバイザーということで協力をさ
せていただいています。今回の訪問でもずっと皆さんに同行し、後ろから助ける
ようなことをし、私も時にはジャーナリストという身分を離れて、背後から応援
させていただくということもありました。

 そんな立場から、今回の訪米と今の状況について申し上げると、今回の訪米団
の成果というのはものすごく大きかった。結果として拉致問題解決に関する日米
協力が一つの歴史だとすれば、歴史的な大きな時期を画したのではないかと思い
ます。いらっしゃった方はみなさん謙虚な方ばかりで、あまり自分たちがやった
ということをおっしゃらないと思いますが、客観的に見てそういうことが言える
と思います。

 大きく分けて2つあります。1つは、今回の訪問でアメリカの官民、そして民
主党共和党の超党派の、それも行政府やマスコミも含めて、人間の心とか気持ち、
情ということで、日本人拉致問題の過酷さ、むごたらしさがかなり大きく伝わっ
たと言えると思います。

 その象徴は、トランプ大統領自身が、国連総会の場で演説をしたということで
す。アメリカの大統領の国連総会での演説は、世界中の演説の中でも最も視聴率
が高く、注目されるものですが、そこで言ってくれた。

 しかもその表現が、非常に人間的な表現で、気持ちがあふれたもので、「13
歳のやさしい少女」と言った。トランプさんは、やさしいのところでスイーツと
いう言葉を使った。

 これは安倍晋三さんがトランプさんに、横田めぐみさんの悲劇について色々語っ
ていたこと、もちろん拉致の被害者はめぐみさんだけじゃなくもっとたくさんの
方が悩まれているわけですが、それがトランプ大統領自身に伝わっていた。

◆こん睡状態のウォームビア青年の帰国と死が米国人を動かした

 もう1つは、オットー・ウォームビアという22歳のアメリカの青年が、北朝
鮮で1年半くらい刑務所に入れられて、こん睡状態になって、身体がぼろぼろに
なって帰ってきて、5日後くらいに死んでしまった。

 これがものすごく人間の悲劇、北朝鮮という政府の無法さを、アメリカの普通
の人の情に訴える効果があった。だからトランプ大統領もこのことについてずい
ぶん声明を出しています。

 ちなみにウォームビアさんの両親が、島田先生が言われたように、つい最近に
なって公開の場に出てきて、2つのことを伝えた。

 1つは真っ先に北朝鮮に対して、テロ支援国家と再指定してくれということ。
もう1つは、オバマ政権時代は、「自分たちは如何に不満があっても黙っていろ、
何も言うな」とさんざん言われたと言ったことです。

 このウォームビア事件、これは自分で北朝鮮に観光とか見学で行っているんで
すが、結局捕まってしまった。日本国内にいて拉致された人とは違うわけですが、
こんなにひどいことをする北朝鮮政府だということで、ところで日本人の拉致問
題という悲劇があるんだよということが、マスコミで非常に広範に報道されまし
た。

 そして、22歳の長身で、いかにもアメリカ人らしい快活な、元気そうな男が、
もう昏睡状態で帰ってきて死んでしまった。北朝鮮は、なんとか菌という珍しい
ウイルスで死んだと言っていますが、アメリカ側で調べたらそんなウイルスは全
然なかった。

 その嘘ですね。例えばめぐみさんの「遺骨」と称して北朝鮮が返してきたもの
は全然そうじゃないということが分かった。こういう欺瞞、犯罪性が、日本人拉
致事件でさんざん実証されており、多くの日本人が苦しんでいることがマスコミ
の論調に出てきた。

 そういう背景もあって、今この時期に行って、しかも横田拓也さんという、自
分のお姉さんが拉致されているという人が、楽しかった、懐かしいあの頃の思い
出をちらちらと語りながら、アメリカ側に訴えるということは、私も会談の一連
の記録を見ましたが、かつてない、人間レベルでのアメリカ側の反応があったの
です。

 私は長い間見てきましたが、ブッシュ政権の時よりも、オバマ政権の時よりも、
人間レベルでのアメリカ側の日本人拉致問題に対する反応が違ったと思います。
拓也さんがポッティンジャーという人と会っていますが、新聞記者をやった後、
新聞記者より海兵隊がいいという道を選んだ人です。逆の例、海兵隊に行ってか
ら新聞記者になる人はいるんですが、新聞記者より海兵隊がいいといって入った
彼に畏敬の念を持ちます。

 インド洋で台風があって、ものすごい被害が出た時に、海兵隊が出てきて災害
に遭っている人を助けた。この時の海兵隊の活躍に感動して、新聞記者をやめて
海兵隊に入ったという人です。その後戦闘体験もあって、非常に前向きに、心を
込めて対応してくれた、と。

 それにはやはり、横田拓也さんという人の訴えがものすごくインパクトがあっ
て、「私は間違いなくこの件をトランプ大統領に、もう知っているけど改めてよ
く分かるように伝えます」とはっきり言明している。

 国務省、国防総省の対応もオバマ政権の時とは全然違うと言っていいくらいの
前向きの、情を現した反応でした。

 人間の心とか情という面で、もう一つの大きな訪米団の成果というのは、これ
もたまたま客観情勢が日米協力を深める方向で動いてきたと言えるかもしれませ
んが、アメリカ政府の政策面で、日本人拉致問題も含めての人権という要素、誰
かが「旗」という言葉を使われましたが、旗が上がってきたんですね。

 今までのアメリカ政府の北朝鮮政策というのは、やはり核開発を阻止すること、
それを側面から支えるミサイル開発を阻止することがほとんどすべてであって、
アメリカに直接インパクトがある問題としてはその2つだけで長年政策が築かれ
てきましたが、その一角に人権問題、北朝鮮が人権弾圧をするひどい国だという
こと、人道をふみにじっていることが入った。その一つの象徴が日本人拉致で、
政策面で人権問題が多きくなってきた。

 その原因の一つは、デビッド・スネドンというアメリカの自分の国の国民です。
これがどうやら北朝鮮にいるらしい。そして金正恩に英語を教えているという情
報もあるんです。

 オバマ政権の時は、中国で行方不明になって、中国政府がもう死んだんだとい
うことを言っているから、それを全部くつがえす形で再調査をするということは、
中国の感情を害するという配慮がオバマ政権にあって、あまりプッシュしなかっ
た。

 トランプ政権になってこれが変わってきたんですね。自国民の救出ということ
も兼ねて北朝鮮の人権問題を重視しなければならないということで、大きな旗が
上がってきた。これも実は古屋圭司議員のあるいは西岡さんがとってきた情報で
あって、スネドン事件でアメリカが動いた中には、日本側の情報がすごく大きかっ
た。

 そして下院では本格的に調べるべきとの決議があがって、上院はまだですが、
それをずっと押している。そういう時に、たまたま皆さんが行かれて、そしてス
ネドン事件を解決せよと一番大きく叫んでいるマイケル・リーという上院議員は
共和党で、オバマ政権とは仲がよくなかったけれどもトランプ政権とは近い関係
です。この人が来て、横田拓也さんたちの前でスピーチをしてスネドン事件のこ
とを言っている。

 ですから、明らかにアメリカ政府の政策の柱として人権問題が浮かんできた。
そういう風にアメリカが動いてきたけれども、その動きを加速させ、最後にトラ
ンプ大統領自身にあのような発言をさせたということが訪米団の成果だったと私
は思っています。

 しかし、冒頭で申し上げたように、拉致事件を解決する主体は日本です。いざ
戦争が起きた時にどうするんだと。これはアメリカの国防大学で非常に綿密な政
策を研究して、シミュレーションもしていて、もし北朝鮮が線上になった時に捕
らわれている人たちは一体どうなるのか、政治犯収容所に対してどうするのか。

 まず米韓軍が北に入っていった場合には、正面から戦わなければならないが、
核兵器をどう抑えるか。そうするとどうしても、人権弾圧に関しての政治犯を解
放する。彼らの研究では、拉致された人たちも政治犯と同じようなカテゴリーに
入れられて、収容所に入れられているのではないかと見ている。これは実態と違
うところですが、北朝鮮に捕えられている人たちをどうするかをやっているんで
す。しかし、この救出は優先順位は高くない。

 政治犯収容所やその他の収容所を管理している北の職員が、危機の時に何をす
るか。ひょっとして、自分たちの犯罪行為を隠すために収容してきた人間を殺す
のではないかと。そんなシナリオさえ描かれている。

 ですから、そういう危機がたくさんあり、当の日本が、結果としてできないな
らまだいいが、出発点において何もしない、何もできない、それが日本という国
であり、平和憲法だというようなことを言っていること自体は、もうたくさんだ
という感じがするわけです。

 皆さん本当にご苦労様でした(拍手)。

西岡 最後になりますが、今の古森さんの話も聞いた上で、今回の訪米を活かし
て、今後何をしていきたいのかということを、それぞれ一言ずつお願いします。

◆弱みや弱音を見せれば相手の思うつぼ

横田拓也 先ほどの西岡先生の話に近いんですが、家族としての立場では、圧力
が高まれば高まるほど、私の姉を初めとする被害者のリスクの確率が高くなる。
その個人の立場だけで言うと、圧力を高めることは好ましくないという感情があ
るのは嘘ではありません。

 ただ、私たち訪米団が今回もワシントンDCに着いた時に、ある記者の方から
同じような質問を受け、「トランプ大統領が圧力に傾いています。皆さんとして
はどうですか」と私にマイクを向けられたので、私はその場で答えました。

 「私は今もトランプ大統領の圧力を優先するアプローチに賛成しています。支
持します」と言いました。個人の立場ではものすごく辛いコメントですけども、
私たちが、個人の立場であれ、日本国民の一員としてであれ、弱みや弱音を見せ
れば相手の思うつぼなんです。その点で私は、前を向いて頑張るしかないと思っ
ていますので、実際の交渉は日本政府に預けたいと思っています。

 スネドンさんのご家族の話が色々な方からありましたが、CSIS(戦略国際
問題研究所)のシンポジウムがワシントンでありました。9月13日にあり、ス
ネドンさんのご家族とも話をさせていただきました。

 その時、ご家族が発言されました。「このようなシンポジウムが開かれること
はいいことだけれども、ものすごく個人的に違和感を感じる」と。それはなぜか。
「相手が悪いのは分かっているのに、被害者がそこにいることも分かっているの
に、核の脅威を世界が認めて分かっているのに、なぜこの現場でシンポジウムを
開いて、どうすればいいのだろうというレベルの話をするのかが分からない」と。

 「北朝鮮はもちろん悪いけれども、これだけ豊かな国」、アメリカや日本のこ
とを指していると思いますが、「これだけ豊かな国の人間が何もしないことの方
に非があるのではないか」と。

 その通りだと思います。どこかで誰かが傍観者なのではないですかということ
を思います。もっと真剣に日本政府はこの問題をとらえて、具体的な歩みを進め
てほしいと願うばかりです。以上です。

◆憲法に国家主権の観点が抜けている

山谷えり子 私は今日、池袋で拉致問題解決を訴えましたが、その時に憲法改正
も話しました。日本の憲法は占領時代に、占領軍によって草案が作られ成立した
ものです。ですから、国民主権も基本的人権ももちろん大事ですが、国家主権と
いう視点が圧倒的に欠けているんですね。

 まず前文では、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して我らが安全と生
存を保持しようと決意した」ということで、各国はすべて公正と信義に厚い国々
だから自衛隊も持ってはいけないというか、自分の国を守るための力についての
規定がなかったわけです。

 しかし、時代の流れの中で自衛隊が発足したわけですが、「でも自衛隊は憲法
違反だ」という憲法学者が7割、8割もいるんです。9割の国民は自衛隊の存在
を認めて感謝しているんです。

 立憲主義というならば、法治国家であるならば、この矛盾をきちんとした憲法
のもとで主権国家としてのたたずまいを、普通の国なみにして、国民、国家を守
ることをまず考えるのが根本だと思っています。国家主権あっての国民主権で、
一人ひとりが守られるわけです。

 イラン・イラク戦争の時に、サダム・フセインが48時間以内に出て行かなけ
れば爆撃するということで、日本人も脱出したかったんですが自衛隊はもちろん
迎えにいけません。民間航空会社は、そんな危険なところに行きたくないという
ことで、結局トルコが日本人を救出してくれて送ってくださったんですね。

 じゃあその時から情勢は変わっているだろうか。基本的な所は変わっていない
と思います。朝鮮半島有事の際は、もちろん自衛隊が邦人救出するというのは当
たり前だと思いますが、今の憲法では残念ながらそれができないのです。

 ですから、米韓との連携をつなげながら(やるしかないのですが)、ただ平和
安全法制ができたので、自衛隊の活動範囲は広がりましたし、訓練・装備も上げ
ていくことが今できています。そういう意味では以前よりはいい状態になってい
ます。

 私たちは、平和安全法制ができる前は、拉致議連として自然災害も含めて、朝
鮮半島有事の際は緊急時に自衛隊を出せないかと、特措法を作り、実際に条文も
できて韓国にも説明に行ったことがあるんです。しかし、国内の各党の賛同が得
られず、議員立法として提出することができませんでした。

 平和安全法制が成立したのだからさらにそれをバージョンアップすべきではな
いかという声が、自民党の拉致対策本部の会議を開くと、色々な議員さんがおっ
しゃっています。

◆情報やサイバーテロから国を守るために情報機関設置を

 私は拉致問題担当大臣として、また国家公安委員長として、やはり情報とかサ
イバーテロから国を守ることが非常に重要だなと思いますので、きっちりした情
報機関というものを作っていくことが大事だと思います。

 アメリカでも最近、国防総省の中にサーバー部というのを整え直しています。
ですから、情報機関を作ること、自衛隊の位置づけをしっかりすること、もちろ
ん憲法改正をするのが一番いいのですが、そういうことを思いながら今歩いてい
るところです。

 ただ、特定秘密保護法ができてから、格段に高い情報が各国から来るようにな
りました。そして平和安全法制が成立してから、あの時私は国家公安委員長でし
たので、中谷元防衛大臣と岸田外務大臣と3人が国会に呼ばれて、答弁をする機
会が度々ありました。

 野党からの質問は、本当に国家主権ということを何と考えているのかというよ
うな、おかしな質問でした。でも法律は国会で成立させなければなりませんので、
そのためには国民の声が大きくなっていくことが大事ですので、主権国家として
の形を整えましょうよと、拉致被害者を救出できるように国家の形で足りないと
ころは直していきましょうよという声を大きくしながら訴えました。

 今、危機的な状況にありますので、現実的に、できる範囲のことを力いっぱい
広げる努力を、自民党拉致対策本部長としてお預かりしていますので、しっかり
やっていきたいと思います(拍手)。

(5につづく)


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10月12日(木)のつぶやき その2

2017年10月13日 02時40分11秒 | 国家・教育・秩序・他保守総合/ツイッター投稿一覧

10月12日(木)のつぶやき その1

2017年10月13日 02時40分10秒 | 国家・教育・秩序・他保守総合/ツイッター投稿一覧

救う会ニュース2017.10.12家族会・救う会・拉致議連 訪米報告-東京連続集会3

2017年10月12日 12時22分20秒 | 北朝鮮による日本人拉致というテロリズム
----- Original Message -----
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2017.10.12)家族会・救う会・拉致議連 訪米報告-東京連続集会3

■家族会・救う会・拉致議連 訪米報告-東京連続集会

◆金正恩氏が除去されない限り核・ミサイル開発は続く

西岡 ありがとうございました。私から少し質問をして話を進めたいと思います。

 今、島田さんも言及しましたが、核・ミサイル問題はチキン・レースなんです
ね。同じ道路の反対側から、同じ車線で車が来ている。どちらかがブレーキをか
けないと衝突するというレースが続いている。

 金正恩氏は核開発をやめない。憲法にも書きました。労働党の大会をして、労
働党の政策としても発表しました。金正男氏や金日成氏は嘘をついて、やめると
言ったこともあった。金正恩氏はそういうこともしない。大変硬直しています。
表向きにやめると言ったことは一度もありません。

 あの国は独裁国家ですから、手続きというのは二の次かもしれませんが、手続
きから言うと、労働党大会をもう一回開き、最高人民会議を開いて、労働党の政
策と憲法を改正しないと核開発をやめられないというところまで明確化していま
す。

 金正恩氏と核はほぼイコールで、彼が除去されない限り核・ミサイル開発は続
く。そのゴールはアメリカの本土を攻撃できるミサイルです。

 一方トランプ政権は、トランプ政権でなくても、アメリカの安全保障を第一に
考えますから、アメリカの本土まで届く核・ミサイルをアジアの独裁国が持とう
とすることは許せない。それで、「すべての手段をテーブルの上に置いている」
と言っているわけです。

 その「すべての手段」の中には、今島田さんが言及した軍事的手段も入ってい
る。トランプ大統領は国連の演説で、「北朝鮮による核・ミサイル開発は世界全
体への脅威である」と言っています。「犯罪集団が核・ミサイルを保有すること
は、世界全体の不利益である」と。「アメリカには力も忍耐力もあるが、自国ま
たは同盟国を守ることが強制されれば、北朝鮮を完全に破壊する以外選択肢がな
くなる」とも言っています。

 自国または同盟国の安全に関わることが起きるなら、完全に破壊するというこ
とまで言っている。まさにブレーキを踏んでいないわけです。

 私がこう言ったら、島田さんが、「西岡の言い方はちょっと間違っている」と
言うんですね。「チキン・レースだけども、片方はダンプトラックで、片方はバ
イクだ。ぶつかってもダンプは死なない」と。

 しかし、バイクが今、バズーカ砲を持とうとしている。持たせてしまったらダ
ンプにも被害があるかもしれない。しかし、持つ前はぶつかったら向こうはおし
まいで、こっちはバンパーがへこむぐらいだ。しかし、持つかもしれないところ
まで今来ている。

 そういう中で、拉致問題を我々が固有の問題として抱えている。もちろんバズー
カはアメリカだけを狙っているのではなく、日本も狙っていますから許すことは
絶対にできない。しかし、バズーカを持とうとしているオートバイに拉致被害者
が積まれている。それをどうやって安全に、全員取り戻すのかという、大変困難
な、厳しい課題の前に我々はいるわけです。

 そこでまず拓也さんにお伺いしたいのですが、ブッシュ政権は当初「悪の枢軸」
と言って、強い軍事的圧力をかけて、今と同じように、テロとの戦争のターゲッ
トとして北朝鮮の大量破壊兵器を取り上げるという圧力までかけていたんですが、
最終的に話し合いに転じて、テロ支援国指定を解除して、北朝鮮が核・ミサイル
をやめると言って、煙突一つ壊すショーをしたらだまされて、圧力を弱めてしまっ
たという経緯がありました。

 その後、オバマ政権はほとんど何もしなかった。ブッシュ政権時代から何回も
訪米して、ブッシュ大統領にお会いになり、オバマ大統領にもお会いになり、今
回はNSCのポッテンジャーさんに会った。そして大統領としては、トランプ大
統領が今回初めて国連で演説をしてくれました。

 専門家ではないですから分析するのは難しいかもしれませんが、ブッシュ政権
の本気度とトランプ政権の本気度についてですね。ブッシュ大統領には会えたが
解決できなかったと話をされていましたが、今回行ってみて、緊張の度合いは今
の方が高まっていると思いますが、何かブッシュ政権、オバマ政権と何か違いが
あるとすればどんなところか、あるいは共通点があるとすればどんなところかに
ついて、家族の観点から話してください。

◆軍事的圧力もあるが、人権問題に対する圧力もある

横田拓也

 素人的な感覚で言いますと、ブッシュ大統領が北朝鮮と向き合っていた時の外
交圧力というのは、一つのゴールから少しずつ緩和していったような形に見えた。
それが彼らの外交政策に見えたんですが、今回は圧力をどんどん高めていくアプ
ローチに見えます。

 安倍総理も時々、色々な場で我々にお話ししていただきますが、外交圧力、制
裁の圧力というのは、どんどん上げていく力の場面もあれば、条件をこうするか
ら制裁も下げるという2つの方向がある、という話を我々はよく耳にします。

 今のアメリカのトランプ大統領がやっていることは、北朝鮮に対して圧力をど
んどん強めて、「いい加減に降参しないともっと強めるぞ」と言っているように
思えます。

 その点、今回訪米で面会した色々なところで、私たちが相手の方々に言ったの
は、先ほど西岡先生からもお話がありましたが、これまで日本も含めて世界各国
が北風より太陽政策が大事だということで、そして交渉が大事だということで北
朝鮮と向き合ったことが時間稼ぎを許してしまって、核・ミサイル開発を許して
しまったことが問題だ。

 だから今、交渉が大事というのは全く的外れだよということを言いました。そ
の点で言えば、どんどん圧力を強めて、本当にいい加減にしないと、安倍総理が
よく言われますが、「未来は描けないよ」というアプローチを今のトランプ大統
領がとっており、このやり方が正しいと思っています。

 そしてその中で、人権問題というのは人類の普遍的価値に関する問題なので、
日本だからとか、アメリカだからではなく、聞いているあなた自身の問題なんだ
ということを感じてほしいということと、日本だけの問題ではなくて、世界各国
にまたがる大きな、深刻な問題であり、かつ北朝鮮に捕らわれている国民自身の
人権問題でもある。

 だから各国代表部、議員のみなさんも真剣にとらえてほしいということを訴え
て、その思いが結果的にアメリカの政権にも伝わって圧力を強めているけれども、
その圧力というのは軍事的オプションの側面もあるんでしょうが、人権の側面も
あって北朝鮮と向き合っているような気がします。

 その点で私たちにある意味で友好的な風が吹いているのかなと感じています。

西岡 同じ質問ですが、山谷先生は大臣もなさっていて、それはオバマ政権の時
だったと思いますが、その前のブッシュ政権の時も拉致議連としてヒルさん(国
務次官補)とも対峙してくださいました。その時のアメリカと今のトランプ政権
はどこが違い、どこが共通しているのかについて印象はどうだったのか、お願い
します。

◆北朝鮮はどういう国なのかを説明しないと理解してもらえない

山谷えり子 アメリカ国内には、今も北朝鮮に対して甘い見方をしているのでは
ないかと思われるような発言をされている方たちがおられる気がします。例えば、
北朝鮮が核保有国になって、核クラブの仲間に入ってもいいじゃないか、と。

 ロバート・ゲイツ元国防長官とか、ジェームス・クラッパー元国家情報長官、
あるいはスーザン・ライス元大統領補佐官などがメディアに、「北の核を認めて、
お互いに管理をしていけばいいじゃないか」というような発言をされています。

 私は訪米の時も、「そういう国ではないんだ」ということを説明してきました。
今、核・ミサイル、拉致、人権問題に加えてサイバー攻撃を始めているんですよ。
他の国の銀行からお金を取ったり、ビットコインに手を出してどうのこうのと、
とにかく本当にそういう国なんだということを。

 安倍総理も、この年はこうしたじゃないか、あの時はこうしたじゃないか、記
憶を呼び戻そうよ、その中から北朝鮮とはどういう国かということを判断しよう
じゃないかというようなことおっしゃっておられます。

 私が大臣時代は、ニューヨークでもジュネーブでも、各国の国連大使たちにお
会いして、そのような説明をしてきました。そして今年に入っても事態は刻々と
変わっていますので、今平壌に大使館がある国が24か国と1地域ありんです。

 家族会の飯塚代表にも参加していただいたりして、日本にもある大使館、例え
ばモンゴル、ブルガリア、ベトナム、インド、イギリス、マレーシア、キューバ、
スウェーデン、ルーマニア、エジプト等様々な国の大使の方たちとお会いして、
北朝鮮がどういう国なのかということを説明してきました。

 今島田先生がおっしゃった国連安保理事会で拉致問題を議題にすることが非常
に重要だということでしたが、この12月にその会議が行われるんです。でも今、
一国、一票足りないんです。日本側についてくれるところが。

 ですからニューヨークでも、こちらについてくれるのではないかという国々の
大使にもお会いしました。どこの国というとまたつぶしにかかるといけないので、
具体的な国名は控えますが、北朝鮮とはどういう国なのかと、現実を見ていくと
いうことが、それを広げていくということが大事だと思います。

 「何のために拉致をしたんですか」とアメリカの国会議員や政府高官からも聞
かれることがあるんです。例えばスパイ養成のための語学教育をするとか、ある
いは偽札や麻薬を作りますが、偽札を作るために日本の技術者を拉致したり、あ
るいは1987年の大韓航空機の爆破がありましたが、金賢姫という北朝鮮の工
作員は、田口八重子さんが日本語を教えさせられた。

 非常に悲しい思いでいらしたと思いますが、そういうことがあるんだと、拉致
の狙いが、他の国では考えないようなことをするんだと、悪との戦いだというこ
とをきちんと見つめてほしい、と。

 だから今結束しないと、核保有国になったらとんでもないことになるというこ
と、そして危機感の共有ですね。ここにきて北朝鮮の暴走ぶりをみながら危機感
が各国で強まっていますので、これを契機にさらにアクセルをふかして、拉致の
解決に向けていきたいと思っています(拍手)。

◆緊張した状況の中で我々は何をすべきか

西岡 島田さんの先ほどの話は、どちらかというと、アメリカの北朝鮮政策全体
について言及されたと思いますが、それは私も全く同じ見方で、これからどんど
ん緊張が高まっていくということだと思います。

 その中で、今話し合いする時期ではない、と。それはつまり、北朝鮮が被害者
を全員返すということを表明したのであれば話し合いはできるし、核・ミサイル
をやめると表明したのであれば話し合いができるが、それをしないのに、話し合
いのための話し合いは時間を与えてしまうだけで核・ミサイル開発が進んでしま
う、被害者抑留期間が長引いてしまうということだと思います。

 しかし、先ほども言いましたが、その緊張するチキン・レースの中で、安全に
被害者を取り戻すというのが、我々家族会、救う会、拉致議連の目標です。もち
ろん国際政治学者としては、北朝鮮の核開発をどうするか、そのための政策をど
うするかという議論が当然ありますが、救う会の副会長として、こういう緊張す
る中でアメリカで議論して、国防総省に入ったり、NSCのポッティンジャーさ
んと海兵隊の話もしたと聞いています。

 そういう中で日本が具体的にできることは何なのか、アメリカと協力して拉致
被害者を取り戻すために何ができるのか。こういう緊張した中で、何ができるの
か何を我々はしなくてはならないのか。拉致の観点から訪米を総括してくれませ
んか。

◆自衛隊等が救出する方法を具体的に考えるべき

島田 拉致疑惑のあるアメリカの青年、デビッド・スネドンさんの家族と食事し
た時、私が聞いたんですが、例の北朝鮮に拘束されて、おそらくひどい拷問を受
けて死亡したオットー・ウォームビア青年がいます。

 「ウォームビア家とスネドン家の接触はありますか」と聞いたところ、間に立っ
て接触させようとしてくれる人もいるんだけど、ウォームビア家の方が、「今は
誰とも会いたくない」ということでまだ接触がないという話でした。

 しかしその後、つい最近になって、ウォームビア家の両親が「フォックスニュー
ス」のインタビューに答えて、「息子は本当にひどい拷問を受けていた。なぜ北
朝鮮がテロ支援国に指定されないのか理解できない」というような発信をされて、
それを受けてトランプ大統領もすぐ、「オットー・ウォームビアはすさまじい拷
問を受けていた。許せない」とツイッターに出していました。

 アメリカに何を期待するかですが、先ほど山谷先生も紹介されたように、アメ
リカの中では結構地位も名声もある人たちの中に、「やっぱり話し合いだ」とか、
「北朝鮮と妥協するしかない」とか、そういう人たちが結構いるわけです。

 その中で私は、トランプ氏の存在というのは、北朝鮮政策に関する限り、非常
に貴重だと思います。彼は最近も、レックス・ティラーソン国務長官に対して、
「レックス、北朝鮮との交渉は時間の無駄だからやめろ」と言っていました。こ
れは極めて正しい発言で、単に時間の無駄だけではなく、制裁を解除するような
話になったりしてマイナスになると思うんです。

 従って、トランプ氏の、軍事オプションも含めてどんどん圧力を強める姿勢を、
日本としても励ましていくということが必要だと思います。トランプ氏がやるこ
となすことすべて批判しないとインテリと思われないんじゃないかというような
大学教員等が多いんですが、私は、トランプ氏が今の姿勢を崩さずにいってくれ
と安倍首相は言っておられると思います。その安倍さんの政治姿勢は正しいと思
います。

 そして、混乱状態で日本人拉致被害者を助けるという時に、アメリカ軍にお願
いするという姿勢では極めて不十分です。漏れ聞こえてくるところでは、トラン
プ氏が軍事オプションをとるにしても、基本的に海空軍力で、徹底的に軍事施設
と指令系統中枢を破壊する。破壊した後は、「そもそも北朝鮮というのは韓国の
憲法では韓国の一部でしょう。あとは韓国が何とかしろ」という発想が基本的に
あるとも言われます。

 つまり、アメリカ軍が北朝鮮地域を占領し、治安を維持してくれるのなら、米
軍が拉致被害者を保護してくれるでしょうが、多分トランプ政権はそういうこと
はしないのじゃないでしょうか。

 そうしたら、やはり日本の自衛隊等が出て行って救出に当たる準備を今からやっ
ておかないと、海空軍力で攻撃するとなれば北朝鮮が一番寒い時期、色々なもの
が凍り付いて北朝鮮軍が動きにくい1月終わりから2月にかけての時期が、一番
たたくのにはいいという議論をする人も、アメリカの軍事評論家には何人かいま
す。

 ちょうど平昌オリンピックの時期と重なるかもしれませんが、そういうスケジュー
ルで動くことも頭に入れておかないといけないと思います。そうなるとあと4か
月しか準備期間がない。

 やはり、「憲法違反だからできない」等、わけの分からないことを言うのでは
なく、今の憲法で自衛隊を持っているわけですから、解釈を変えてきちんと説明
すべきです。私は選挙の争点にすべきだと思います。

 どうやって拉致被害者を救出するのか。自民党と野党のどちらの案がいいのか、
具体的な争点として議論してもらいたいと思っています。

◆拉致被害者家族がアメリカで制裁強化を求めたことが大変重い

西岡 今の点について付け加えると、私も島田さんの言うことが分からないわけ
ではないですが、もしも安保法制が今もなかったら、安倍総理がトランプ大統領
と会っても、相手にされなかったと思います。

 トランプ大統領は、「日本は何をするのか」と繰り返し聞いているという話を
ワシントンにいる記者等から聞いています。少なくともグアムの基地は、日本の
イージス艦で守れる。北朝鮮にとっては、B1Bというグアムにある戦略爆撃機
が今一番怖いんです。だからこそグアムに届く発射実験をしました。

 火星12というミサイルは、グアムに届くんです。北海道を2回飛び越えまし
たが、飛び越えたということはあれは日本向きではないんです。グアムに届くも
のが金正恩はほしかったんです。そしてついに完成してしまった。

 アメリカはB1Bを9月上旬に、日本海側で海の休戦ラインというのがあるん
ですが、その北方限界線を超えて北側の海域に入れて演習をしました。韓国の国
会で、韓国の情報機関が、「アメリカのB1Bが北方限界線を超えて北に近づい
た時に、北朝鮮空軍はスクランブルをかけなかった」という報告をしました。

 数日前私が、北朝鮮の内部につながる人から聞いたところによると、北の中で
パニックになったそうです。レーダーで捕まえることができなかった。B1Bと
いうのは完全なステレスではないんですが、ステレス性が強い。そして積める爆
弾やミサイルの量が多い。それが北朝鮮の北方限界線を超えて飛んできたのに、
分からなかった。

 金正恩は、防空司令部、北朝鮮では反航空司令部といいますが、それをどなり
あげて、粛清が行われているようです。党や軍の幹部たちは、「本当にトランプ
は爆撃するんだろうか」と、戦々恐々となっているという状況です。

 このB1Bが5月から、確か13回くらい北の近くに行っていますが、何回か
は航空自衛隊と一緒に演習をしています。安保法制がなかったら、日本は個別的
自衛権しか行使しないということの中で、そういう演習がどう評価されただろう
かとも思います。

 最初に戦争になったら、お互いに相手の攻撃能力を狙う。「ソウルを火の海に
する」とか、「東京を火の海にする」のは後なんです。相手が自分をたたける力
をまずたたくんです。だからグアムをたたく。沖縄の基地をたたくんです。それ
を日本のイージス艦が守ることができる。

 沖縄の基地は個別的自衛権でも守れますが、グアムも今は守ることができるよ
うになった。小野寺防衛大臣は、「そういうこともあり得る」という話を北海道
をミサイルが飛び越えた時に、まさにグアムを目標にしたミサイル発射が行われ
た時に言っています。

 それさえもできない状況で、何かしてくれと言えただろうか。だからといって
今の状況が100%いいとは思いませんし、拉致議連の先生方が実は北朝鮮の事
態だけに限って自衛隊を動かせる特措法というのを作ろうとして議論されたこと
も知っています。

 だから、そう簡単ではないんですが、しかし、そういうことも国会の中で、ま
た選挙戦の中で、少し座標軸が右に来たようですから、おかしなことを言う先生
たちではないような論戦ができるようになったと思いますので、真摯に、一体有
事になった場合に何ができて、何ができないのかを、その場合に拉致被害者を助
けられるのかを是非議論していただきたいと思います。

 もちろん戦争になったら、被害者が爆弾で殺されてしまうかもしれないという
ことはあるわけで、そういうことも含めて、本当に緊張した状態、家族のことを
考えると、こういう議論をしているだけでも色々なことを心配されるだろうなと
思うんですが、しかし時間稼ぎをさせてはならないので、拓也さんがアメリカに
行って制裁を強めてほしいと訴えたわけです。

 今北朝鮮で戦争が起きるかもしれないと言われている中でも、制裁を強めてほ
しいと当事者も言っているというのは、大変重いことだと思います。だからこそ、
一緒に戦うとアメリカは思ってくれて、支持してくれているんではないかと思い
ます。

(4につづく)


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10月11日(水)のつぶやき

2017年10月12日 02時43分00秒 | 国家・教育・秩序・他保守総合/ツイッター投稿一覧

救う会ニュース2017.10.11-2総選挙-各党公約集にみる拉致問題

2017年10月11日 19時19分52秒 | 北朝鮮による日本人拉致というテロリズム
----- Original Message -----
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2017.10.11-2)総選挙-各党公約集にみる拉致問題

 以下に、総選挙における各党の公約で、拉致問題に言及した部分を引用した。
米朝間の緊張感が高まっている現在、具体的にどのようにして拉致被害者を救出
するのか、各党に論戦を行ってもらいたい。

■総選挙-各党公約集にみる拉致問題

 総選挙が始まった。

 拉致問題に関する各党の公約をネットの公約集から抜き出してみた。「日本の
こころ」を除く全党が拉致問題の解決、全拉致被害者の帰国実現を主張している。
主権と人権の重大な侵害事案であるから全党が解決を公約とするのは当然だ。北
朝鮮当局と国際社会にわが国の解決への固い決意を見せたという点で評価できる。

 量的には自民党と共産党が多かった。しかし、解決への方法に関する見解は自
民党が「北朝鮮への圧力を最大限まで高め(る)」、「あらゆる手段に全力を尽
くし…即時帰国を実現」と現段階では圧力を重視しているのに対して、共産党は
「交渉再開の働きかけを北朝鮮に続ける」としながら制裁について言及せず「植
民地支配(への)歴史的責任を果たす立場でとりくむ」としている点が大きな違
いだ。

 各党公約は圧力重視、対話重視という指標で見ると微妙な違いがある。しかし、
自民、共産に比べて書かれた量が少ないので、その党がどのような方法で被害者
を助け出そうとしているのか分かりにくい。ぜひ、選挙戦の中での政策論争で、
被害者救出のための具体的政策について真摯な討論してくださることを望む。

 なお、家族会・救う会は「圧力を高めつつ、北朝鮮が全被害者帰国を決断する
のを待ち、こちらから対話のための対話を求めない。北朝鮮が全被害者帰国を決
断したら核ミサイル問題とは分離して、大胆に帰国のための条件を話し合え」と
いう立場だ。

 以下、各党の公約を掲載する。

◆自民党 政権公約2017

(総裁挨拶) 北朝鮮による、弾道ミサイルの相次ぐ発射や核実験の強行など、度
重なる挑発に対して、国際社会の連帯を強固なものとするため、私は、世界でリー
ダーシップを発揮していく決意です。拉致、核、ミサイル問題の解決に向けて、
北朝鮮の政策を変えさせるため、国際社会とともに、北朝鮮への圧力を最大限ま
で高めてまいります。

・北朝鮮に対する国際社会による圧力強化を主導し、完全で検証可能かつ不可逆
的な方法ですべての核・弾道ミサイル計画を放棄させることを目指すとともに、
拉致問題の解決に全力を尽くします。

(政策バンク) 北朝鮮の重大かつ差し迫った脅威に対して、制裁措置の厳格な実
施と更なる制裁の検討を行うなど国際社会と結束して圧力を最大限に強化しつつ、
関係国政府・議会及び国連に対する連携や働きかけを強化し、核・ミサイル開発
の完全な放棄を迫り、このような状況であるからこそ、あらゆる手段に全力を尽
くして拉致被害者全員の即時帰国を実現します。

(Jファイル2017)拉致被害者全員の即時帰国実現 拉致問題は、安部政権の最
重要課題であり、制裁措置の厳格な実施とさらなる制裁の検討を行いつつ、米国
議会における拉致関連決議の採択に向けた要請をはじめ、米韓との連携強化や国
連への主体的な働きかけを行います。あらゆる手段に全力を尽くして、政府認定
の有無にかかわらず、拉致被害者全員の即時帰国を実現するとともに、北朝鮮に
対して、真相究明、実行犯引き渡しを強く要求していきます。

◆公明党 マニフェスト2017

北朝鮮問題への対応  核実験や弾道ミサイル発射といった北朝鮮の挑発行為は、
国際社会への重大かつ差し迫った新たな段階の脅威です。米国、韓国、中国、ロ
シアをはじめとする国際社会との連携と連帯を深め、制裁決議の実効性を高める
とともに、「対話と圧力」「行動対行動」の原則の下、核・ミサイル・拉致といっ
た諸懸案の包括的解決に向けた取り組みを進めます。

◆希望の党 政策集

・北朝鮮に対しては、日米韓が中心となり中国・ロシアを含め国際社会と緊密に
連携し、制裁の厳格な実施を働きかける。制裁、圧力はいたずらな挑発ではなく、
対話を導く手段である。

・重大な人権侵害である北朝鮮による拉致被害者全員の即時帰国に全力で取り組
む。

◆立憲民主党 政策パンフレット

北朝鮮の核実験・弾道ミサイル発射は極めて深刻な脅威であり、断じて容認でき
ない。北朝鮮を対話のテーブルにつかせるため、国際社会と連携し、北朝鮮への
圧力を強める。平和的解決に向け、外交力によって北朝鮮の核・ミサイル放棄を
訴え、最後の一人まで拉致問題の解決に取り組む。

◆維新の会 2017維新八策

(外交・安全保障)北朝鮮の核・ミサイル・拉致問題の解決に向け、日米韓中の連
携をさらに強化 (改革メニュー13) 北朝鮮の核・ミサイル、拉致問題について
は、国際社会と連携して断固たる措置を実施する。

◆共産党 2017各総選挙/分野政策 拉致問題

 北朝鮮の核問題の解決とともに、国際的な無法行為である拉致の問題解決に、
日朝双方が必要な努力をつくし、日本と北朝鮮の国交正常化への道筋を開かねば
なりません。拉致問題や日本による植民地支配などの過去の清算といった、日朝
間の諸懸案を包括的に解決することをめざした「日朝平壌宣言」(2002年)にも
とづいて、この道をすすんでいくべきです。

 拉致問題では、安否不明者の再調査などの問題で、日本にとって納得できる解
決がはかられなければなりません。日朝平壌宣言、2014年のストックホルム合意
に基づき、交渉再開の働きかけを北朝鮮に続ける必要があります。また、北朝鮮
の核問題にかかわる6カ国協議の共同声明(2005年)は、日朝国交正常化への支
持も明記しており、この6カ国協議を再開させ、その枠組みも活用し、日朝の交
渉を追求することも大事です。

日本政府は、植民地支配という日本の"過去の遺産"が、いっさい清算されないま
ま残っている唯一の地域が北朝鮮であることを自覚し、歴史的責任を果たす立場
でとりくむことが必要です。

日本共産党は以前から、ラングーン事件(1983年)など北朝鮮の国際的な無法行
為を厳しく批判してきました。それに対し北朝鮮側が“日本共産党は敵の側だ”
と攻撃・干渉してきたため、日本共産党は、北朝鮮の政権党・朝鮮労働党と30年
以上前から関係を断絶しています。同時に、日本共産党は、拉致問題を含め日朝
間の諸問題を、平和的な交渉によって道理あるかたちで包括的に解決することを
一貫してめざしてきました。そうした党として、ひきつづき力をつくします。

◆社民党  2017衆院選政策

北朝鮮の核開発とミサイル技術開発に反対します。アメリカ追従や圧力・制裁一
辺倒ではなく、徹底した対話による粘り強い外交努力で平和的解決をめざします。
米朝会談や「6カ国共同声明」の実現に向けて日本が努力するとともに、「日朝
平壌宣言」に基づき、拉致問題の徹底調査と真相解明、国交正常化について、北
朝鮮と粘り強く交渉します。

◆日本のこころ  総選挙重点政策に拉致問題の言及がない

以上


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■安倍首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
[PC]https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
[携帯]http://form1.kmail.kantei.go.jp/cgi-bin/k/iken/im/goiken.cgi

葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿

■救う会全国協議会ニュース

発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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10月10日(火)のつぶやき

2017年10月11日 02時40分28秒 | 国家・教育・秩序・他保守総合/ツイッター投稿一覧

10月9日(月)のつぶやき その2

2017年10月10日 02時40分51秒 | 国家・教育・秩序・他保守総合/ツイッター投稿一覧

日本人なら忘れてはいけない、綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人事件は、戦後の日本弱体化、人権至上、子供性善説の招いた犠牲だ。

昭和から平成にまたがった女子高生コンクリ詰め殺人は終わっていない。犯人の凶悪少年4人(うち犯行現場の少年Cの両親は共産党員)が平然と社会復帰し、再犯までしている現在進行形の事件。 日本人なら被害者(あえて実名で)古田順子さんを弔おう。 元をたどれば戦後レジームの犠牲者だ。