(C)Two Wolves Films Limited, Extreme Emotions BIS Limited, Soft Money LLC and Channel Four Television Corporation 2023. All Rights Reserved.
宝塚シネピピア
8月16日(金)~22日(木)
16:05~17:50
8月23日(金)~29日(木)
13:45~15:35
※25日(日)のみ
14:00~
これは必見作品
2024年公開作としては
外せない作品です!
A24製作
映画「関心領域」
アメリカ・イギリス・ポーランド合作
<概要>
空は青く、誰もが笑顔で、
子どもたちの楽しげな声が聞こえてくる。
そして、窓から見える壁の向こうでは
大きな建物から煙があがっている。
時は 1945 年、アウシュビッツ収容所の
隣で幸せに暮らす家族がいた。
スクリーンに映し出されるのは、
どこにでもある穏やかな日常。
しかし、壁ひとつ隔てたアウシュビッツ収容所の存在が、
音、建物からあがる煙、家族の交わすなにげない会話や視線、
そして気配から着実に伝わってくる。
その時に観客が感じるのは恐怖か、不安か、
それとも無関心か?
壁を隔てたふたつの世界にどんな違いがあるのか?
平和に暮らす家族と彼らには
どんな違いがあるのか?
そして、あなたと彼らの違いは?
<高橋裕之のシネマ感>
1945年を
綺麗な(観易い)映像で魅せる。
何気ない緑の自然が映し出せれ
物語は始まっていく。
何気ない家族の日常が描かれているのだが
その向こうから聞こえてくる
”音”が耳障りだったりする。
それだけなのに
作品に引き寄せられる
強い力を感じた。
視覚ではなく
聴覚(台詞)が異様に響く。
何か怖さです。
観客は
隣のアウシュビッツ収容所が
凄く気になるのに
登場人物たちは
一切、気にならないのが
終始、恐ろしい。
観客の関心領域であって
家族たちには無関心領域。
アウシュビッツ収容所内を
殆ど映さない怖さ。
これは人間ドラマであると当時に
一種の恐怖映画かもしれない。
国際長編映画賞に
相応しい作品、必見!
音響賞も
なんとなくわかる
タイミングと
神経に響く音。
ラスト10分で
更なる何かを感じる。
エンドロールの瞬間
鳥肌が~
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