大晦日である。早いものだ。今年の我が家のメインイベントは、父の三回忌法要だったが、その次の日に妹が、ちょっとした事情で家に引っ越して来たのだから、人生は、一寸先は闇だ。こうなる事は年の初めには予想がつかなかった。まあ色々とあるものだ。今日のblogは、個人的な内容に留めるが、趣味の面では、愛知の業者にレストアを依頼したカセットデッキが、ようやく年明け前ギリギリで仕上がり、戻って来た事だ。それは幾度となく紹介をしているが、TEAC「A-450」なる機種で、高級機だ。但しヴィンテージオーディオで、1972年発売で、定価は、1973年頃に¥79,800で、1975年頃には、¥89,800で売っていた。現在の貨幣価値に直すと何と22~30万円の値打ちのあるものだ。整備も完璧で、工場出荷時の性能に戻ったそうだ。実際、録音もして使ってみると、変なノイズ感もなく、とにかく音が伸び、ノーマルテープを使っても窮屈な感じがしない。おそらく走行系の安定性がものを言ってるのだろうが、ワウフラッター率は、0.07%をクリア、人間の検知限界を越えているのだから尚更だ。それで今日からテープの整理を兼ねて、録音のテストもしているが、ソースによっては、原音との大差もなく、使いながら感心をしている。改めて「高級機とは、こう言うものなのだ」と思った。
これで些かメイン機としては役不足だった、TRIOのカセットデッキ、「KX-7000」をサブ機に回す事が出来る。その「KX-7000」だが、相変らずの悩みの種は、モーターだ。純正品が焼けてから、代用で使っているのは中国製なのだが、動作は不安定、おまけに耐久性も怪しい。それで二回目の交換をしたのだが、そろそろ動作が怪しくなってきている。仕方がないので、ヤフオクで、取り敢えず、モーターだけは回っている廉価なカセットデッキでも落札して使おうと思っている。千円に満たない製品が在る筈だ。「今年の総括だ」なんて言いながら、結局は趣味の話で終わった。映写ランプも昨日に届いた。そんな事ばかりである。これぞ煩悩と言わずして何と言うか?今年も、もう少しである。
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