私と彼の秘密 今思うこと

彼とのLINEは、いつか消した方がいい。
それは、残された人のために…



自分に問う

2022-06-11 06:03:00 | 日記

なんでも話せる場所なんて、存在すると思う?

あなたになら、なんでも話せるとか、
ここなら何を言っても大丈夫。とか、

そんなところってあるのかな?


私は、無いと思う。

それをするとね、

誰かが辛い思いをするかもしれないでしょう?



なぜ、そんなこともわからないの?





彼は、辛かったんだよ。

私は、とても、情けなくなった。





夕方、彼とのLINE。今日ずっと、話したかった人が、スマホの画面の向こう側に現れた。


彼は、答えた。

情けなくないよ。完璧なんて、無いんだからね。


じゃあさ、完璧じゃなくていい。
けど、相手を不快にさせるのはイヤ。
私は、自分のことばかり考えていたから。


そうだね。
でも、完璧でないんだから、多少はしょうがないよ。
だから、それを許してくれる人としか、長く続かない。
つまりは、バランスが大事なんだよ。


バランス…

私が彼に対する気持ちと、

あなたがが私に抱く感情。


もし、これから、不快に思ったら、ちゃんと伝えるよ。
信頼関係があるからこそ、出来ることだからね。


さあ、この話は、終わらせよう。
彼はそう言って、私を許してくれた。




その後すぐ、電話をかけてきてくれた。

天気の話、明日の予定、
今、仕事が大事な時だということ。

そんな、何気ない話が嬉しい。

しかも彼は、わざわざ、車を途中で止めて、イヤホンをはずした。
  ……初めて直接、彼の声を感じた。

ドキッとした。

スマホのすぐ向こう側から聞こえてくる声は、
吐息が生暖かく、私の鼓膜を優しく響かせる。


すぐ側に彼が居る。私の脳と身体が、そう錯覚する。


きっと、抱き合ったら、こんな感じなのかな。

ドキドキが止まらない。

声だけで、こんなに感じてしまう。

それは、相手にも伝わる。

いつか、重なり合うことを夢見てきた。

それは、許されない事。

だから二人は、いつも、

妄想だけで重なり合い、もつれ合う。

彼の声が、私の名前を呼ぶ。

俺の髭が、じゃりじゃりするのを感じたくない?


感じたい。

声を出して、感じたい。

この手で、この口で彼の全てを癒してあげたい。

二人の実際の距離をどうしたら超えられるの?







これは、きっと、ゲームなんだ。  

どんなゲームなのか、自分に問う。

答えはすぐに出た。

彼を心地よくするゲーム。



そう思うようにしたら、

私の中の彼のウエイトが、
少しは軽くなるのではないかと、ふと思った。