数日前と同じ。
夜、早めに投げかけたLINEに既読がつかず、
何度も何度も、それを確かめては、受け止めて、
やっと諦めて、朝を迎え、
一人のベッドの上で、彼を想った。
やがて散歩の時間になり、
一人、起きて、
今、犬と歩いている。
でも、以前と違うのは、不思議と、彼に対して、待たせ過ぎだとか、
自分が、寂し過ぎるとかも、思わない。
どんな気持ちなのかというと、
ただ、心配してる。
彼に、何事もなければいいと、それだけを心配している。
毎日、毎日、夜と朝に、彼と繋がる必要は無いと、
自分に言い聞かせるようにしてきた。
もし、彼から、おはようと言ってきてくれたら、
その時は、素直に喜んだらいいだけだろう。
もう、あの頃のように、彼を責めるようなことは、
二度とすることはない。
それは、もしかしたら、
自立と言えるのかもしれない。
今、彼から、LINEが来た。
いつものように、
おはようの挨拶から始まった。