彼女の娘さんとその友達の日本人もボリビア人に混じって、そのオーケストラのメンバーとして演奏するのだという。会場が自宅からすぐ近くということもあり、一人で出かけた。
1曲目が客員指揮者によるブラームスのハンガリアン舞曲、2曲目がボリビア人フルート奏者を迎えてモーツァルトのフルート協奏曲、3曲目が若い常任指揮者によるベートーベンの交響曲第1番、という内容であった。ジュニア・オーケストラの演奏はまだまだこれから上達する余地があるように思われたが、そのひたむきに取り組んでいる様子が伝わってきて、聴衆は最後に総立ちで、がんばってー!と拍手を惜しみなく送った。
会場は写真の通り、イベントホールのようなフラットな部屋に簡易ステージを作り、照明も特別なものではなく、いすも別な場所から運んできたものだし、真夏(南半球は今、夏)のこととて冷房は演奏が始まると音が大きくて邪魔になるので切られてしまい扇子や紙などでぱたぱたとあおぐ人も結構いて、まあ設備の整った日本から比べると演奏環境は多少困難な状況である。
そんな中で14,5歳から24,5歳?くらいの若い人たちが将来の演奏家を夢見て無心にまい進。ボリビアの若い芽が育ってる感じがした。いい夜を過ごさせてもらった。
写真は演奏が終わって若い常任指揮者ともども拍手に応えて、さあ、これからアンコールというところ。
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