今日のひとネタ

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さて問題です

2008年07月09日 | ニュースに一言
 洞爺湖サミットが終わったそうですが、今回のサミットが現在の世界情勢に与えた影響を100字以内で答えて下さい。

 ちなみに私の答えは「特になし」です。ちなみに「世界経済に与えた影響は?」も「環境問題で大きな前進があったか?」も「原油高に対して打ち出された有効な対策」も「特になし」です。

 セキュリティ的には大きなリスクを冒してまで各国の首脳を集めたのにこの結果ですか。そもそもこれだけいろいろ問題がありながら、2日ほどで結果を出そうというのが無理なのでしょうか。それであればサミットの意味ってなに?と思ってしまいます。

 今回は環境対策が大きなテーマだったようですがCO2を削減するということはエネルギー消費を抑えることが重要で、それは経済活動を制限するというのもわかりきったことでしょう。

 電力会社は電気を売っており、石油元売各社はガソリンや石油や灯油を売っており、ガス会社もガスが商品です。片方でエネルギー消費を抑えようとしても、それらに絡んだ利権を握ってる人がまた大きな力を持ってるとするとおいそれと進まないのはわかってるでしょうに。

 電力消費を抑えるのなら、テレビも深夜は放送を中止にして昼間はNHKだけにするとか、ガソリンスタンドも営業時間を1日3時間だけにするとか、そういう極端なことが頭に浮かんでくるのですがそうはならないのが世の中。

 私としても、パソコンは生活に欠かせない存在だし、音楽やるにも担当してるのは電気楽器であり、音楽聞くのはボリュームでかいほうが幸せだし、営業車を月に2000Km以上も走らせてるので世間の平均以上にはエネルギーを消費してるかも。ですが、真冬に家の中でTシャツだけで過ごそうとは思わないし、エアコン使わないでいいときはスイッチ切るしなんとかしたいとは思ってます。

 電気を作るにしても、風力発電、太陽光発電、地熱発電、波力発電など、クリーンエネルギーと言われるものはいろいろあります。ただ、それらが「未来のエネルギーとして実用化を検討中」と言ってたのを聞いたのが30年くらい前。

 既に存在している火力や原子力の発電所はどうする?といった問題もあるでしょうし、クリーンエネルギーにするとコストが相当上昇するというのもわかります。だから専門家達に未来を見据えて真剣に議論して欲しいんですよね。

 長期的な展望に立って夢と希望に満ち溢れた話を聞かせてくれる政治家はいないのでしょうか。大国のメンツとか目先だけの国益とかのためにサミットやるなら、時間と金のムダだからやめてクリと思う次第です。なんか飛行機代と警備の人件費がもったいなくて。